積立NISAに300兆円 さすがに風呂敷が大きすぎる気がします

金融庁の森前長官は「預貯金から300兆円規模のお金をつみたてNISAにシフトさせたい」と話していたそうです。[出典]

どういう席で、どういう文脈での発言かを知りたくてネットでいろいろ調べたのですが、結局わかりませんでした。

今回は、300兆円について


積立NISAで300兆円?


積立NISAは、20年間かけて枠を全部使い切って800万円です。

年間40万円×20年で800万円。

300兆円の預金を積立NISAにシフトさせるには、どういう計算になるか。

単純に300兆円を800万円で割ってみると・・・

3,750万です。

3,750万人の投資家が、800万円の枠を使い切って300兆円です。


本気ですか?


積立NISAの口座数は、2018年3月時点で50万口座です。[参照]

森前長官の発言は別のソースでは確認できなかったので、本当に「預貯金から300兆円規模のお金をつみたてNISAにシフトさせたい」と言ったのかは不明です。

発言の信憑性はさておき

数字の上では300兆円は現実味に乏しいですね。


家計の金融資産


2018年6月末の資金循環統計による家計の金融資産の内訳です。[参照]

現金・預金: 971兆円 (52.5%)
債務証券: 23兆円 (1.3%)
投資信託: 73兆円 (4.0%)
株式等: 203兆円 (11.0%)
保険・年金・定型保証: 523兆円 (28.3%)

預金から積立NISA(投資信託)に300兆円を動かすとすると、かなり大掛かりな配分比率変更となりますね。ちなみに巨額と言われるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用額はおよそ160兆円です。


思うこと


300兆円が預貯金から積立NISAにシフトすることは、それだけ家計のリスク資産が増えるわけです。

GPIFは実態としては国が運営しているので国民は間接的なリスク負担です(しかも世代を超えて)。しかし、積立NISAは投資した人が直接リスクを負うわけです。

家計が300兆円のリスクを直接取るのは適切なのか・・・

ちょっと疑問です。

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4025:

私なんかだとつみたてNISAなんて枠が小さすぎて、また自由に金融商品が選べない時点で、やる気ありません。普通のサラリーマンの大半は、投資に対する忌避感や余剰資金を作るのが難しいなどより、NISAどころか投資すらしていない人も多く。

もっと大きなメリットが言えない限り、つみたてNISAなんて微々たる増加するくらいが関の山でしょう。そんなに推し進めたいのなら、政府が保証でもしてあげればいいんです。元本保証大好きな多くの人がこぞってつみたてNISAに飛びつくでしょう。ありえませんけどね。

阿保らしい金融政策です。

2018.09.22 22:20 煙々 #RaJW5m0Q URL[EDIT]
4026:

※4025:煙々さん
私も積立NISAはやる気がありません。(^^;

積立NISAは、実際に投資をしてこなかった人が、理念だけで作ってしまった制度のように思えます。非課税のメリットよりも硬直的な仕組みのデメリットを感じる人が多いのではと思ってしまいます。

2018.09.22 23:01 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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