スウェーデンでは、との論調に思うこと

日本の経済を語るとき、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランドなどの北欧諸国を引き合いに出すことがあります。

諸外国のいい点は学ぶべきだと思いますが、一方で単純に日本と比較できないなーと思うこともあります。

日本には日本の、外国は外国の事情があります。

今回は、北欧では・・・の論調に思うことです。


日本の凋落?


煽り気味のタイトル「日本が『極東の小国』に落ちぶれる現実度」という記事を読みました。[外部記事]

極東の小国に落ちぶれる・・・

現実度がどのくらい高いのかは、結局分かりませんでした。

元記事の趣旨はスウェーデンの国家運営(主に経済運営)を称賛するものです。具体的な6つの点を挙げていて、主に規制緩和や労働慣行の改革、変化への対応など、国や個人の取り組みに焦点を当てています。

スウェーデンの改革を成功例として、翻って、日本でも同じような規制緩和や労働慣行の改革、個人の意識改革が必要だと説きます。

いま取り組まないと、日本は極東の小国に落ちぶれるリスクがありますよ・・・ということのようです。

まあ分かるんですけどね。


スウェーデンの影


ところで、スウェーデンなどの北欧諸国って、別の面からみると興味深い傾向があります。

まず以下の図をご覧ください。

OECD.png

オレンジ色がスウェーデン、緑色はOECD諸国(≒先進国)の平均。一番右は日本です。

さて、これは何の数字と思いますか?

答えは、総労働者に占める公務員の比率です。2015年。[出典]

比率の高い順に、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランドと北欧諸国が占めます。次はエストニア、ハンガリーです。主要国の中でも公務員比率が高いと言われるフランスがその後に続きます。


日本は北欧に見習うべき?


先ほどの図はOECDのサイトから取りました。

日本は公務員比率が低いです。

労働慣行の改革一つにしても、公務員比率の高い北欧諸国と日本を単純に比較できないですね。改革を断行しても、スウェーデンと日本では浸透の度合いは違う気がします。

人口の規模も違いますし、政府部門と民間部門の労働力構成比も違いますし、その他にも違うことが多すぎる北欧と日本です。

日本が北欧から学べることはあるとは思いますが、日本が北欧のようになるのは難しい気がします。


思うこと


隣の芝生は青い。

諸外国と比べるときって、外国の芝生をより青く見ている気がします。

いいところは取り入れるとしても日本は日本、外国は外国でいい気がします。

日本がスウェーデンを真似てもスウェーデンのようにはなれないと思いますし、スウェーデンが日本を真似ようとしても、日本のようになれないでしょう。

人が他人の生き方を真似ようとしても、その人になれないのと同じようなものかな。

自然体で、そのままで十分にいいじゃない。

って思うんです。

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3989:

そもそも、国の規模が違います。
スウェーデンって人口一千万人以下ですよ。
日本の十分の一以下です。
まったく次元の違う国です。
日本はスウェーデンの真似もできないし、逆もしかりでしょう。

小さな国はいくら豊かでも、世界的影響力を発揮できないし、近くに大国がなければ生きていけません。
しょせんサブです。

日本人は国というとすべて同じと思い込んでしまう悪癖があります。
それを利用した悪しきプロパガンダでしょう。

2018.07.12 21:49 なすび #- URL[EDIT]
3990:

※3989:なすびさん
そうですね。国の規模が違いますね。

同じような論調でシンガポールを引き合いに出すこともあります。国の規模が違うのに単純比較はできないと思いますね。

2018.07.12 22:29 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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