積立投資のその後 取り崩しのシミュレーション

前回の「月3万円の積み立てが、20年後には1200万円 リスクは?」の記事に興味深いコメントをいただきました。

積立投資は積立期間が終わった後、運用しながら少しずつ解約していくはず、というコメントです。

確かにそうですね。

今回は、取り崩しのシミュレーションです。


積立投資の前提


積立投資は前回と同じです。

期待収益率年5%、想定リスク年20%の資産に、毎月3万円、20年間ドルコスト平均法で投資します。

投資元本は720万円、リターンの期待値は1200万円ほどになります。

念のため前回のグラフを載せます。期待値と分布です。

dollar_cost2.jpg


取り崩しの前提は


取り崩しの期間はリスクは抑えた運用にします。

期待収益率2.5%、想定リスク年10%とします。積立の期間と比べてリスク・リターンとも半分の水準にしました。

取り崩し額は月5万円にしましょう。

シミュレーションしたのは、運用しながら取り崩す場合、何年くらいで使い切るかです。


試算の結果


結果のグラフを示します。

dollar_cost2.jpg

横軸は取り崩しが可能な年数です。

棒グラフの高さが発生確率です。グラフの高いところが発生しやすいところです。

なお、確率は低いのですが積立投資で3000万円とか4000万円などの水準になる可能性もあり、その場合は50年取り崩しても残高はゼロにならないケースもあります。

まあそれはそれとして、可能性が高そうなのはどんな感じでしょうか。

分布で見ると、けっこうブレがありますね。


思うこと


資産の形成も取り崩しも、リスクがある資産への取り組みです。

期待値だけでなく分布も考えたいです。

資産形成では思ったより上手くいくこともあれば、思ったより残念なこともあります。

取り崩しができる期間は資産形成の結果によって違いしますし、その後の運用状況によっても異なります。思ったより早く使い切ってしまったり、思ったより長く取り崩せたりします。

投資にはリスクがあり、リスクがあるものは分布を持ちます。

投資にしても、その後の取り崩しにしても、「分布がどうなっているか」という視点は持っておいた方がいいですね。

前提を置いた理論的な数値には限界はありますが、それでも手掛かりがないよりはいいです。

ブログ村:よろしければ一押しをお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
 
3871:

リスクある金融商品において、大きく下振れした時、そういうことも想定内だと諦めきれるか。1回の人生ですから、どうせならバッドケースでも金銭的に悲惨にならないように立ち回りたいものです。

3万円で20年後を考えるより、10万円で10年以内で想定の額まで増やす方がよいという考えは、ドルコスト法信奉者には異端に見えるかもしれません。平均的なサラリーマンでできないと言い切れる程でもないと思うだけに。

2018.03.21 13:06 煙々 #RaJW5m0Q URL[EDIT]
3872:

※3871:煙々さん
そうですね。1回きりの人生です。
ドルコスト平均法で上手くいくこともあれば、残念な結果に終わることもありますね。ドルコストは悪くない方法だとは思いますが、過度な信奉は危険な気がします。

2018.03.22 20:49 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

管理者にだけ表示を許可する