中国のマクロ政策のかじ取りが、かなり難しい局面に入ってきてるようですね。
中国の不動産価格は一般人民の手の届かない水準に上昇してますし、人の住んでいない投資用マンションもたくさんあるしで、まあ、中国の不動産はバブルです。
それに理財商品、シャドーバンキング問題も根深いので、金融政策は基本的には安易な信用供与を避けるような慎重なスタンスだったんですが、それがこのところは「利下げしなきゃやってられない」という感じでしょうか。
中国経済
中国経済は実態がよくわかりません。中国の不動産バブルは解決したわけじゃなく、見えにくくなっただけですから。
中国経済はステルス経済です。
実態が見えないので、いきなり爆弾が投下されるかもしれませんね。(^^;)
中国の高度成長は終わってます。人口動態を見ても一人っ子政策の影響で少子高齢化が進んでいますし、農村から都市部への労働力の流入もこの先はあまり期待できません。
中国は「ルイスの転換点」を越えたかという問題ですね。[参考外部サイト]
面倒な話は抜きにして、中国の高度成長は終わった。私はそう考えてます。
なので、この先は中国の経済成長率は低下していくでしょう。それは避けられないことです。このさき、中国のGDPが7.5%を超えるようなことがあれば、それは一過性のブーストが効いた結果か、あるいは数字をいじくったかでしょう。
中国経済の鈍化は何をもたらすか
中国は安価な労働力で「デフレを世界に輸出」しています。その中国でデフレ化の懸念が出てきてます。
そうなったら世界的にデフレ圧力が高まるのではないでしょうか。
米国は利上げをするでしょうが、それは4%程度までの利上げではなくて2%程度の利上げで終わってしまうかもしれません。日本と欧州はさらなる金融緩和が必要になるかも。
そうなると、どんな投資がいいんだろう・・・
と考えたりしてます。
まあ、当面は米国経済は調子いい、日本の金融緩和は継続、企業業績もいい。となると、ドル高・円安・株高に賭けてていいんだろうとは思います。
ですが、中国経済はリスクですね。ステルス性が高いだけに。
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何年か前に中国に行った際、林立する建設中のマンションにびっくりしたものです。すごいなと。でも、よく見ると・・・作業員が居ない?工事中止なのかな?!あれだけ林立している建設中のマンションが?
私が中国への投資を止めたのは、上記が引き金でしたね。あの頃に比べて、今はどうなんだろう?鈍化している経済を聞くに良くなっているとも思えず。
もし中国に投資をすることがあるとするなら、弾けた後でしょうね。それがいつ来るか不明ですが。いや、弾けた中国経済からの世界不況で、暴落した米国の株を購入しそうです。
ステルス性が高い・・・よく投資を継続できるものです。怖くないのかな、みんな?
※86:煙々さん
私も何年か前に中国(北京)に行ったことがあるのですが、なかなか厳しい国だなーと思いました。
そうですね。まあ、おそらくですが・・・ 世界の工場とか高度成長の中国というストーリーから、「世界最大の消費地」としての中国に期待してるんでしょうね。マクロ経済がどうであれ、中国の国内消費のポテンシャルは大きいので消費関連株は魅力的という考えかなと思ってます。