カテゴリ:難しい問題を考えてみた の記事一覧

野田総務大臣の海外出張に釈然としない思い

野田総務大臣が、9日からフィリピンに出張します。[外部記事]

なんだろう・・・
本当にそれがお子さんののためなのかな・・・

という釈然としない思いを持ちました。

今回は、非常にデリケートな話です。


野田大臣の海外出張


記事を引用します。

野田聖子総務相は5日の閣議後記者会見で、ICT(情報通信技術)分野での協力を話し合うため9~11日の日程でフィリピンに出張すると発表した。重度の障害を持ち、人工呼吸器など医療的なケアが必要な長男も同行する予定で「私は女性活躍や働き方改革を推進している。今回の出張が一つのモデルとして、同様の悩みを抱える方の参考となることを願う」と話した。


率直なところ、どうなんだろうと思いました。

重度の障害を持ち、人工呼吸器など医療的なケアが必要なら、留守中は家族や専門的な人に任せるのも一つの方法だと思います。

連れて行く方がいいのか、任せる方がいいのか。

野田総務大臣は連れていく方がいいという判断なんですね。


子供の立場で


以前、熊本の市議会議員が赤ちゃんを連れて議場に入った出来事がありました。[過去記事]

それとは状況はだいぶ違うのですが、職場にお子さんを連れて行くという一点に限れば、似ています。

熊本の市議会議員さんについては、ルールを破ることに私は批判的でした。それとは別に、「赤ちゃんに気の毒」という一般の人の声をニュースで見て、「ああ、そうですね。赤ちゃんの気持ちもありますね」と思いました。

で、今回の野田総務大臣。

同行するお子さんや夫の気持ちはどうなんだろう。

ご家族の話なので外野の私があれこれ思うべきではないのですが、ちょっと気になりました。


モデルケース


野田総務大臣は、「配偶者にのみ子どものケアを強いることで、みずからが親の役割を果たせなくなる恐れがあり、家族帯同で出張することにした」と述べたそうです。

また、「今回の出張が一つのモデルとして、同様の悩みを抱える方の参考となることを願う」ともあります。

いやぁ・・・

モデルケースになるのでしょうか。

海外出張に自費で家族を伴える人は限られるでしょう。それに、そもそも一般のビジネスマンなら家族同伴は許されないと思います。

国務大臣(閣僚)という立場だから可能なんでしょうね。


思うこと


「今回の出張が一つのモデルとして・・・」なんて言われると、かえって負担に思う人もいるのでは。

今回は特別な立場にある人の例外的なケースなので、野田大臣にできるからと言って、一般的な人たちにできるとは限らないですよね。

難しい問題ですけどね。

自分が頑張るのもいいですけど、家族やまわりの人を信じて任せるのもありだと思います。

海外出張は数日で終わります。

ときに助け合って、信じて任せるのも働き方改革の一環だと思うんです。

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クリスマスなんていらない “クリスマス格差”に思うこと

クリスマスが終わりました。

私が小さいころ、クリスマスってよく分からなかったです。保育園のときにそれらしい行事はあったのですが、あまりよく覚えていないです。


バブルとクリスマス


勝手な思い込みですけど、バブル経済の熱狂とともに日本でクリスマスが流行ったと思ってます。

きっと君は来ない・・・の山下達郎さんの「クリスマスイブ」は1983年。松任谷由実さんの「恋人がサンタクロース」は1980年です。80年代から90年代にかけてクリスマスが冬の風物詩になった感じがします。

ちなみに私が小さいころはバブル前なので、クリスマスの盛り上がりは無かったです。イルミネーションも無かったと思います。

あ、

靴下の形をした入れ物にお菓子が入ってるのをもらったことはあります。


さて、本題


「クリスマスなんていらない」という記事を読みました。[外部記事]

母子家庭の貧困問題です。

経済的な理由からクリスマスが重荷になっている親がいるという内容と、そういう家庭の子供たちにボランティアが絵本を届けるという内容です。

で、「こうした取り組みが行われた背景には、“クリスマス格差”が広がっていることがあるといいます。」とあります。

ん・・・

“クリスマス格差”ですか。

新しい言葉を作らなくてもいいのに、と思います。


クリスマスと貧困問題


クリスマスのときに思うのは、オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」です。

貧しい夫妻が相手にクリスマスプレゼントを贈ろうとする悲喜劇です。私はこの短編が好きで、贈り物ってお金の問題じゃないんだなーと思います。

心を贈るのがいいですね。

贅沢な食事や値の張るプレゼントは無くても、温かいものでも飲みながら母子でゆっくり話をするのでもいいと思うんです。本を送る活動をしているNPOの人は「クリスマスに幸せな経験をすることは子どもの成長にとっても大きな意味があると思います」と言っています。

幸せな経験って、親子でゆっくり過ごすだけでも経験できますよね。きっと。


思うこと


「“クリスマス格差”が広がっている」という表現は気になりました。

他の家庭と”比較”するから、”格差”を意識してしまうのでしょう。

つい比較してしまいますが、でも、「余所は余所、うちはうち」の意識は大事ですね。

自分が何を幸せと思うか。

その基準は他者との比較ではなく、自分の中に持つようにしたいです。経済的にはそれほど裕福ではないにしても、誰かのことを思い、誰かに思われて、それで心が安らぐなら、それは幸せなことだと思います。

そんなことを思いました。

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中国が北朝鮮との国境近辺に難民キャンプの準備

中国が北朝鮮の体制崩壊に備えて、国境近辺に難民キャンプの準備を進めているそうです。[外部記事]

中国が万が一に備えているとしたら気になります。

今回は時事問題について


ニュースを知ったきっかけ


このニュースを知ったきっかけはCNNニュースです。

米国の基準でのニュースバリューは、日本基準とは違うのでなかなか興味深いです。

このとろろずっと「エルサレム問題」のニュースバリューが大きいです。あとは「北朝鮮問題」と、トランプ大統領の側近だった「フリン前大統領補佐官の訴追問題」です。その次くらいに「トランプ大統領にセクハラされた女性の告発問題」です。

日本だとエルサレム問題はちょっと遠い感じがしますね。


難民キャンプのニュース


Googleでニュース検索をしてみました。

「china north korea refugee camps」でググると、それなりにニュースが出てきます。

一方、「中国 北朝鮮 難民キャンプ」だと、あまりないです。

あまりニュースバリューがあるとは思われなかったのかな・・・

中国が北朝鮮の国境近くに難民キャンプを準備なんて、かなり気になるんですけどね。


緊張感の高まり


このところの日本の動きも気になります。

最近は自衛隊が海外にいる日本人を保護する訓練を公開しましたし、防衛省は敵基地攻撃可能なミサイルの導入を進めます。リスクに対する備えを進めてますね。

日本にしても中国にしても、北朝鮮の周辺国は万が一を想定した動きが目立ちます。

不安を煽るつもりはありませんが、緊張感が高まっているのは気に留めた方がいいかもしれませんね。


思うこと


このところ北朝鮮を巡る動きが慌ただしいですね。

国連のフェルトマン事務次長が北朝鮮を訪問したり、安保理の閣僚級会合に北朝鮮の国連大使が異例の出席をしたりと、国連を舞台にいろんな動きもあります。

とはいえ、いまのところ話し合いで解決しそうな雰囲気はありません。

ん・・・

「いまのところ」ではなく、「北朝鮮の体制が変わらない限り」と言うべきかもしれません。

周辺国の利害がぶつかり合うのでそう簡単に武力衝突には至らないと思います。ただ、話し合いができる状況になく、問題の解決には北朝鮮の体制が変わることが必要だとしたら緊張感は高まりますね。

周辺国はそれに備え始めているのかな。

そんな気がしています。

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どうやって死ねばいいの? 死に方に悩む記事に思うこと

AERAの「『どうやって死ねばいいの?』“死に方”に悩むシングルマザー、非正規労働者、フリーランスの現実」という記事を読みました。[外部記事]

AERAらしい記事です。

理性的な記事というよりは、感情に訴える記事だなと思いました。

今回は、この記事についての雑感です。


不安を煽る気満々の出だし


冒頭部分からしてセンセーショナルです。

「人生100年時代」に突入するニッポン。住み慣れた地域で老いて安心して死ぬことができたのは、もはや過去の話だ。非正規労働、シングルマザー、フリーランス、LGBT……。生き方が多様化する中、老後、そして「死に方」の不安とは。


いやぁ・・・煽りますね。

「住み慣れた地域で老いて安心して死ぬことができたのは、もはや過去の話だ。」って言いますけど、過去の人たちにしても、決して安心して死ぬことができたとは思えないです。

年を取れば体と脳の衰えが進み、人生の晩年では誰かの手を借りることになります。

それはどんな時代でも変わらないです。

どんな時代のどんな人でも、健康の面で老後に対する不安は多かれ少なかれ持っていたと思います。昔の人は老後に不安がなく、安心して死ねた。なんてことはないでしょう。


社会的属性に焦点


今回の引用記事は、シングルマザー、非正規労働者、フリーランスに焦点を当てています。

あと記事中にはLGBTの文字も。

あの・・・

社会的な属性に焦点を当て過ぎじゃないでしょうか。

正規雇用で安定した職場に勤める人よりも、シングルマザーや非正規の人の方が不安が大きいかもしれません。そうかもしれませんが、苦しい状況にある人の事例を持ち出して不安を煽るのはどうかなーと思います。

フリーランスは安定していませんが、自由裁量の余地が大きいです。一方、正規雇用者は安定していますが、組織に従属的な立場を強いられることがあります。

人生の質(QOL)を考えたとき、どっちがいいかに正解はないですね。


どんな生き方でも


どんな生き方をしても、どんな働き方をしても、伴侶がいてもいなくても、将来を不安に思う人は思うでしょうし、楽観的な人は楽観的だと思います。

たくさんお金を持っていても不安が強い人がいます。

一方、そんなに贅沢はできないけれど、使えるお金の範囲内で楽しく生きていく人もいます。

たくさんお金があって楽しく生きるのが理想ですが、どっちか一つなら、そんなに贅沢はできないけれど、使えるお金の範囲内で楽しく生きていく方を選びたいです。

私のまわりでそういう人がいて、将来的にはその人を見習いたいと思ってます。


思うこと


元記事には「どうやって死ねばいいの?」とあります。

大事なのは、死に方よりも「どうやって生きればいいか」ですね。

一人で穏やかに生きていくのも楽しい生き方。
夫婦で労わり合って生きていくのも楽し生き方。
友人とたまにお茶を飲んで話をするのも楽しい生き方。

自分が楽しいと思えばそれでよし。

悩みながら生き方を確立したいですね。

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日本のホームレスは、なぜ物乞いをしないのか

社会人類学の視点で、日本と北米のホームレスを比較した記事が東洋経済オンラインにありました。[外部記事]

「日本のホームレスは、なぜ『こぎれい』なのか」というタイトルです。

今回は、日本のホームレスと日本社会について


記事の内容よりも動画


引用元の記事は物足りないので、英語がそれほど苦にならない方なら動画をおすすめします。[動画]

記事では日本と北米のホームレスの違いを主に薬物問題、精神疾患、退役軍人の3つで語っています。動画ではこれに加えてもう一つ、物乞いがあります。

まず薬物。日本ではドラッグは手に入りにくいのに、米国では比較的かんたんに手に入ります。そのためドラッグ利用者は日米で大きな差です。動画から引用します。(画像クリックで拡大)

homeless_01.png

上から
Amphetamine 覚醒剤
Cannabis 大麻
Cocaine コカイン
Ecstasy 合成麻薬
Opioid アヘン

薬物の違いがよく分からないのですが・・・

米国では大麻が人気なのは分かりました。それ以外にも覚醒剤やコカインやアヘンも、全部多いです。

薬物に関する日米の差は歴然としているのですが、動画では日本のアルコール、タバコ、ギャンブルへの依存(中毒)も取り上げていました。

中毒性をもたらすものが米国ではハードドラッグ、日本では酒とタバコとパチンコと競馬といった違いがありますが、薬物にしてもアルコールやパチンコにしても、依存症とホームレスの相関性は日米ともにありそうです。


なぜ、物乞いをしないのか


日米の大きな違いに日本のホームレスは物乞いをしないという特徴があります。

その代り、空き缶のリサイクルや古紙のリサイクルで現金収入を得ます。

で、なぜ物乞いをしないのかですが、動画の中でギル教授は渡す側と受け取る側の両面で見解を述べています。

まず、渡す側ですが、日本では物を施すという文化が希薄だからではないかというものです。キリスト教、イスラム教、ヒンズー教では宗教的な活動として寄付を募り貧困者に渡しています。しかし日本では、そういう宗教的、文化的なものが薄いので人はあまりお金を渡さないのだろうとのこと。

一方、受け取る側ですが、お金を乞うことを恥と思う意識があると述べています。恥とプライド。それが物乞いよりは空き缶のリサイクルに向かわせているのでしょう。


ニワトリとタマゴ


で、日本で物乞いが少ないのは、渡す側にお金を渡す文化が薄いからなのか、受け取る側に恥の文化が強いからなのか。

あげようとしないからなのか、もらおうとしないからなのか。

これはニワトリとタマゴの関係のようです。

動画では「chicken and egg situation」と言っていました。

英語でもchicken and eggって言うんだ・・・と一瞬思いましたが、英語が先にあって日本語が後なんでしょうね。たぶん。


思うこと


日本では、なぜ物乞いがほとんどないのか。

海外を旅行すると北米でも欧州でもアジアでも、路上の物乞いを目にします。手に持ったカップをシャカシャカ揺すって小銭を要求する人もいれば、積極的に声をかけてくる子もいます。

で、思うのですが、日本で積極的に物乞いをしたら通報されるかもしれません。文化的、社会的な現実として、いまの日本は物乞いを許容していなんだと思います。

社会的に許容されないからやらないという面もありそうです。

それに空き缶のリサイクルで現金収入を得られるとか、段ボールハウスでなんとか生きていけるとか、ボランティアの炊き出しサービスがあるとか、ホームレス同士で協力し合うとか。そうやってなんとかサバイバルしていけるから物乞いをしないのかもしれません。

ほかの国に比べて、日本のホームレスは物乞いしなくても何とかなる度合いが高い。

そんな要因もあるような気がします。

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