カテゴリ:時事ニュース の記事一覧

今日は一日、将棋を見てた

佐々木勇気五段と藤井聡太四段の対戦を見ていました。

なかなか面白かったです。

中盤、佐々木五段が6八にいた玉を5八に移した一手が好守でした。解説者の藤井猛九段が、「好守かどうかは後になってみないと分からないけど、勝負手ですね」という趣旨の解説をしていました。

あ、解説者は西尾明六段と藤井猛九段が交互に担っていたので、もしかすると西尾六段の解説だったかもしれません。

最近、記憶力の低下が・・・


小さいころの思い出


じつは私は将棋のルールは知っていますし、小さいころは父親を相手に指したりもしました。

勝った覚えはありませんが。(^^;

6枚落ちで挑んでも軽く負かされました。

途中は手加減しても最後の勝敗は譲ってくれなかったです。

父は子供相手にわざと負けることはしなかったです。いま風の物わかりの良いパパとは違って、変なところで頑固なところがありました。とはいえ、星一徹タイプでもないですけどね。

小さいころ将棋をちょっとやったことがあるので、このところの藤井ブームでにわかに将棋ファンになってます。


藤井九段


藤井九段は飄々としてますね。

面白かったのは藤井九段がかつて竜王位を獲得したときの話です。タイトル戦に挑戦して、タイトルを獲得したのは1回だけだそうです。竜王位の防衛には2期成功しているのでタイトル在位は3期ですね。

タイトルを称するには、奪取するか防衛するかです。

で、藤井九段はタイトル戦は挑戦者となって奪取するのがいい、という話をしていました。

防衛したのとは違うんだそうです。

そういう考え方はいいですね。


西尾六段


西尾六段の解説も好きです。

取りうる手が複数あるときの解説が分かりやすいです。

Aの手を指したら、こうなって、次にこうしたら、こう切り返されるから、あぁ、この手は駒損でダメですね。だから、Aの手は無いとすると、戻って、Bの手を指したら、こうなって・・・

と、順を追ってゆっくり説明してくれるので付いていきやすいです。

あと、三浦九段の一件のときは終始、冷静でフェアなスタンスだったと思います。いい人なんだろうなーという感じがします。


今日は一日、将棋を見てた


今日はわりと長いこと将棋の中継を見ていました。

最初から最後まで、途中で用事を済ませたりしましたが、ほぼ一日かけて将棋を見たのは初めてです。竜王戦トーナメントなので持ち時間が長く、ゆっくり時間が流れている感じがいいです。

聞き手の塚田恵梨花女流棋士のツッコミも鋭かったですし、高浜愛子女流棋士のほんわかした感じもよかったです。


余談ながら


藤井四段は、上着を脱いでシャツ姿で対戦していました。

終盤で攻めているときは前傾姿勢で、盤面に挑みかかる感じです。

で、最終盤、負けを悟ったところで上着を着ました。

途中までは諦めずに闘争心を全開にして、最後は身支度を整えて投了する。

いいですね。

趣味としての将棋観戦はありだなーと思いました。

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29連勝とギャンブラーの誤謬

将棋の藤井聡太四段が29連勝し、連勝記録が歴代単独トップとなりました。記録更新は30年ぶりだそうです。

脳科学者の茂木健一郎氏が、「もし、勝率が1/2と仮定すると、29連勝する確率は、なんと、536,870,912 分の一」とツイッターに書いたのが話題になりました。

今回は、連勝とギャンブラーの誤謬について


宇宙的天才?


茂木健一郎氏の「もし、勝率が1/2と仮定すると」という前提には突っ込みが入ってますね。

将棋の勝率は1/2ではなく、勝率の高い人もいれば低い人もいます。

仮に、勝率を85%と仮定すると、29連勝は111分の1(=0.9%)です。前提の置き方でだいぶ違って見えますね。(85%は適当に置いた数字です)

ちなみに、連敗記録では現役を引退していますが、野本虎次八段が公式戦31連敗という記録を持っています。[参照]

もし、勝率が1/2と仮定すると・・・

と計算するのは野暮ですね。(^^;


ギャンブラーの誤謬


さて、ギャンブルと投資の話にしましょう。

コイントスです。表と裏のどっちが出るかは1/2です。どっちが出るかは100%ランダムに決まります。

何回か連続で表が出ています。そうですね、4回連続で表が出たとしましょう。

次に出る目に賭けるとしたら、表、裏、どっちに賭けます?

結論としてはどっちに賭けても同じく1/2です。ただ、心理的には「そろそろ・・・裏が出そう」と思いがちです。

この心理がギャンブラーの誤謬と呼ばれるものです。


連続事象と独立事象


コイントスで表が4回続く確率は6.3%。

あまり起きないことですね。それに5回連続で表が出るのは3.1%なので、まあ起きないし、そろそろ裏が出るよねと思いがちです。

でも、次にどっちが出るかは過去に出た目に依存しない、独立事象なので1/2なわけです。

連続と独立を混在させて考えてしまうところにギャンブラーの誤謬があります。


投資の場合


株式投資で考えてみましょう。

株価はランダムに動くとします。ランダムとは、コイントスのように次に起きることが確率的にしか表せない事象です。

コインの表か裏か、株価の上昇か下落か。

株価で期待収益率をプラスに考える場合、その期待収益率となるように、上昇と下落の確率が調整されます(たとえばCRRモデル)。ただ、今回はどちらも1/2で話を進めても大丈夫な内容なので、簡略化のため1/2で話を進めます。

さて、ある程度の上昇が続いた後、下落を見込むべきか。


ランダムと考えるなら


株価は100%ランダムに動くと考えるなら、ある程度の上昇が続いた後でも、逆に、下落が長く続いた後でも考え方は変わらないはずです。

なぜなら、株価の動きがランダムであるなら、過去にどんな経路を辿っていたかに関わらず、将来に発生する上昇や下落は常に1/2の確率だからです。

次にどう動くかを予測すること自体に意味がないです。

一方、上昇相場がそれなりに続いた後で、そろそろ注意したほうがいいかなと考えるのは、相場の平均回帰性に着目する考え方です。これはランダムとは相容れません。


私はどう考えるか


私は、株式市場はコイントスのような一定不変のものではなく、行き過ぎやその反動のある動的なものととらえています。

ある程度ランダムだけど、100%ランダムでもなく、オーバーシュートや平均回帰性があると思っています。なので、将来を予測することを無意味だとは思っていません。

当たるかどうかは別として。


おまけ、のようなもの


ギャンブラーの誤謬って、ネガティブな心理バイアスのように言われることがあります。ただ、人が生来持っている本能的なものだと思うんです。

悪いことが続いても、そのうち良いことがあるよ。
良いことが続いても、調子に乗らないようにしよう。

そういう心理は普通に備わっていますよね。

それが人の心理で、相場は人が作っているものですから、ギャンブラーの誤謬のようなバイアスは相場に内在するのかなと思っています。

私が純粋なランダム論にちょっとした引っ掛かりを持ってしまうのは、そこに人間性を感じないからかもしれません。相場をどうとらえるかは哲学的な問題ですね。(^^)

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平穏かつ公然に20年

相続があっても所有権移転の登記がされず、所有者が分からない土地が全国の2割もあるそうです。[外部記事]

推計値で410万ヘクタール。

東京ドームで・・・何個分?


以外に多いです


今回、所有者不明を推計したのは「所有者不明土地問題研究会」という民間有識者らで作る団体です。とはいえ、座長は増田寛也元総務大臣なので純粋な民間でもなさそうです。

所有者不明土地問題研究とは別に、法務省がサンプル調査を行っています。都市部で6.6%、地方で26.6%が所有者不明になっている可能性があるとの調査結果が出ています。[法務省]

都市部で6.6%は意外に多いなーと感じました。


コストとベネフィット


所有者が分からない不動産の多くは利用価値の低い立地にあると思われます。

たとえば山林とかですね。

維持(固定資産税とか)や処分の負担が土地利用の便益を上回るんでしょうね。こういう土地を相続しても困る・・・みたいな。

土地の利用価値も二極化するのかなと思います。


平穏かつ公然に


所有者不明の土地があって、そこに勝手に小屋を建てて住み着いた場合。

平穏かつ公然と20年間過ごせば、その土地は私のものになります。(^^)/

正確には「二十年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と他人の物を占有した者は、その所有権を取得する」です。(民法162条1項)

所有権の取得時効です。

まあ、実際そこまでやるには相当の根気が必要ですけど、日本には時効取得ができそうな土地が結構あるのかもしれません。


不動産の所有権放棄と消滅時効


所有している不動産は所有権の放棄ができないようです。

相続のときは相続放棄する手はあるにしても、不動産以外の資産(金融資産)との関係ではそう簡単にはいかなかったりします。

記事には、所有者不明の土地に対して、自民党が自治体などに利用権を認める新制度を提言しているとありました。まずは公的利用からでしょうけど、不動産の所有権を放棄する法律や、所有者不明の不動産の所有権を消滅させる法律の制定があってもいいのかなと思います。


おまけ、のようなもの


所有者不明の土地が410万ヘクタール。

東京ドーム換算では87,000個分でした。

東京周辺の人には、関東地方の1都6県の面積、32,420 km²(=324万ヘクタール)を超えると言ったほうがピンと来るかもしれません。

ほとんどが山林などの利用価値の低い土地だとしても・・・

中にはお宝があるかもしれませんね。

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奨学金問題のミラクルな解決法に思うこと

「奨学金問題のミラクルな解決法」という記事を読みました。[外部記事]

アイデアとしては斬新な気もしますが・・・

今回は、アイデアとそれを実行することのギャップについて


ミラクルな解決法とは


奨学金問題とは、借りたはいいけれど返せないで延滞するという問題です。

大学に入る前は「大学に行けばいい仕事に就けて奨学金を返せる」と思っていたが、実際に卒業してみたら、大学を出てもいい仕事になんてつけなかった


としたら、どこに解決の糸口があるでしょう。

引用記事では、「大学が悪い!」ということになっています。

奨学金問題に関しては、「まともな教育をしてない大学に責任とってもらえばいい」という発想のもと、

「奨学金の保証人を大学にすればいい。」


という提言をしています。


私の考え方


大学などの高等教育を受けるのは、学費という直接的なコストと、大学に行かなければ4年間で働いて稼げるであろう給料の機会損失分を考慮して、それでも教育を受けた方がいいと判断するから大学に行くわけですね。

奨学金を借りて大学に行っても、4年後の経済状況によってはうまく就職できるか分からない。そういうリスクも負います。

見方によっては「賭け」なんです。

投資家の用語では、コストを払って、リスクを取って、(奨学金を借りずにすぐに就職するよりも)高いリターンを狙う。そういう戦略です。

なので、奨学金が返済できなくても、「大学が悪い!」とは思わないんです。

あ、

返せない学生さんが悪い、とも思わないです。

返せるのに意図的に返さないのは悪いですけど。ただ、目論見が外れて返せなくなってしまったのなら、それは「悪い」というものではないと思うのです。(見通しの甘さとかはさておき)

リスクを取ってチャレンジして、それで上手くいかなかった。

そういう側面がある以上、ある程度の延滞や返済の不能が発生してしまうのは避けられないでしょう。


アイデアと実現性


大学に奨学金を保証させても問題の解決にはならないと思います。

大学に保証させると大学の財務リスクが高まります。そうすると大学は、リスクに備えるために授業料を値上げするかもしれません。あるいは学生が受けられる教育サービスの低下につながる恐れもあります。

一部の奨学生のために、全体が影響を受けるわけです。

なので、アイデアとしてはおもしろいのですが、現実的な解決策ではありませんね。


じゃあどうしたらいいのか


賛否はあると思うのですが、大学に保証させる代わりに

大学別の過去の延滞率に応じて、奨学金の条件を変えるようにすればいい

と思います。

リスク細分化ですね。保険ではよくある手です。事故率の低い属性の人の保険料は低く、事故率の高い属性の人は保険料が割高になります。

保険の分野での「逆選択」「モラルハザード」の知見が解決のヒントになると思います。

教育の機会均等や貧困問題という社会福祉的な要素を抜いて考えると、ですけど。(^^;

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地銀は債券投資より地元企業への融資をすべきか

金融庁は地方銀行などを対象に、国債や外債、預金、貸出などの金利リスクについて新たな規制を導入する方針です。[外部記事]

金利リスクを抑制して、その代わりに信用リスクを取らせたいようです。

今回は、金利リスクと信用リスクについて


地銀の行動


地銀はダブついた資金を債券投資に回しています。

日本国債はゼロ金利、マイナス金利ですね。そのため国債投資でリターンを得ようとすると、より長期の債券に投資するなどのリスクを取らないといけません。

で、債券の満期までの期間が長いほど、金利が上昇したときの痛手も大きくなります。


外債のリスク


地方銀行は外国債券にも投資しています。

ただ、おそらく米国債や欧州債券などの信用力の高い債券でしょう。しかも、為替リスクはかなりヘッジしていると思います。

要は国内債券の代替としてのヘッジ付外国債券投資です。

為替ヘッジするとリターンが国内債券と外国債券で同じになるという話しはありますが、実際のところは、長短金利差(いわゆるイールドカーブの形状)が違うため、為替リスクをヘッジした外国債券の投資で、日本国債への投資以上のリターンを狙うことは可能です。

もちろん、見通しが外れた場合は日本国債への投資以上の損失を被るリスクがあります。

ともかく為替リスクをヘッジして、かつ、米国や英国、ドイツなどの国債への投資であれば、為替リスクと信用リスクの点ではそれほど大きなリスクテイクではありません。


融資のリスク


債券投資は金利リスクですが、企業に対する融資は信用リスクと流動性リスクを負います。

日本国債の信用リスクはほぼゼロとみなせます。ところが企業への融資は、その企業が破綻するリスクがあります。

また、国債ならいつでも市場で売却することができます。ところが企業への融資は、途中で手放すわけには行きません。

リスクの質が根本的に違うんですね。

その分、企業への融資は信用リスクを反映して貸出金利が高くなるのですが、それもゼロ金利、マイナス金利の影響を受けて信用リスクに応じた金利が取れているのかは疑問です。


金融庁の公式見解


日経の記事によると、地銀が債券投資している資金を「地元企業への融資やベンチャー発掘などにあててほしい」というのが金融庁の公式見解とのことです。

ただ、どうなんでしょう。

地元企業で借入ニーズがある企業がどのくらいあるのか。借入のニーズがあったとして、その企業の経営状況はどうなのか(赤字操業の企業に融資するのは健全ではありませんね)。

そもそもベンチャー発掘はそう簡単なことではなく、債券投資よりも難しい判断が必要でしょう。リスクも高いですね。

そういう点を考えると、債券から融資へと簡単には動きにくい気がします。


思うこと


個人が貯蓄から投資へといってもなかなか動かないように、地銀に債券から融資へといっても金融庁が思うようには動かないのかなと思います。

で、地銀は債券投資より地元企業への融資をすべきか、ですが

私は、融資できる先には融資すべきだだと思います。ただ、融資は債券投資よりリスクの高いことだろうと思うので、リスクの取りすぎは要注意だと思ってます。


おまけ、のようなもの


タイトルの問いは形を変えると

金利リスクを減らして、信用リスクを増やすべきか、ともなります。

どういう種類のリスクをどのくらい取るか。アセットアロケーションならぬ、リスクアロケーションですね。

地銀それぞれが頭を悩ます問題ですし、見方を変えれば投資家の資産運用も同じことです。

リスクアロケーションがリターンの9割を説明する。

という説があるかどうかは知りませんが。(^^;

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