解散、総選挙と投資についての雑感

前回の総選挙は2014年12月14日でした。

衆議院議員の任期は4年です。残り1年ちょっとです。

今回は、政局と投資の雑感です。


アメリカンタイプのオプション


解散権の行使はアメリカンタイプのオプションに似てる気がします。解散権を持つ首相は、衆議院の満期までにベストなタイミングで権利を行使したいわけです。

今はダメだな。行使したら損する。もう少し待とう。

今なら悪くはないけど、もうちょっと引っ張った方がいいかも。

あぁ・・・、でも無期限に引っ張れるわけでもないし、引っ張り過ぎて悪化する可能性もあるし・・・

なんて逡巡がありそうです。


チャンスの神様


タイミングを探る難しさは首相だけのことではありません。

いろんな意思決定でもそうです。

採用担当者だとします。入社希望者が10人いて、その中から1人だけを採用できます。ただし、採用の決定は1度だけです。1人ずつ面接して、見送った人は後から採用できませんし、この人に決めたとなればそこで面接は終わりです。以降の候補者とは面接できません。

全員を面接して、その中からベストを選べるのではなく

一人ずつ面接して、いいと思ったところで意思決定します。

見送った人の中にベストがいたり、決めた後にいい人が出てくるかもしれませんけど、それはしょうがないです。チャンスの神様は前髪しかないので、その瞬間に掴むしかないです。

前髪しかない神様の前髪を掴んでいいのか

というのは、まあ・・・いいことにしましょう。


不確実な中での意思決定


採用を見送った候補者は過去。これから面接する人は未来です。

過去は取り戻せないし、未来は分からない。なので、いま面接している人がいいと思えば、そこでリスクを取って意思決定するしかないです。

で、このとき、どういうやり方で意思決定するのがいいか。

「最適停止問題」

と呼ばれるものです。


最適停止問題


最適停止問題は、面倒な話を抜きにするとこうなります。

採用の候補者が10人いる場合、最初の3人は無条件で採用を見送ります。

で、4人目以降に、それまでよりいい人材が現れたら採用します。

これで約37%の確率でベストな選択ができます。

もうちょっと詳しく知りたい方は、鳩山由紀夫氏が同志社大学で行った講演の資料をご覧ください。[資料]


さて、本題


さて、解散、総選挙です。

最適停止問題は余談です。(^^;

安倍首相は今がいいタイミングと判断したんでしょうね。

最大野党の民進党は足元がぐらついていますし、小池新党は準備不足な感じが否めません。北朝鮮もいまの切迫度なら与党に有利でしょう。


雑感ついでに


衆議院の任期は2018年12月ですが

それより前に、2018年の3月には黒田東彦・日銀総裁の任期が切れます。

大胆な金融緩和、異次元の緩和でアベノミクスの立役者ですからね。日銀総裁の去就も気になります。総裁の交代が近づくと、拡大したバランスシートの出口論も出てくるかもしれません。

政治、安全保障、金融の分野で動きが出てきそうな気がします。

どういう動きになるかは分かりませんが、ボラティリティは上がるかもしれませんね。(^^;

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3594:

選挙記事をありがとうございます。
選挙が日経平均に与える影響を思い出しました。
選挙に向けてどう動くか考えないと。
結局分からないので、いつも通り積立投資を継続しそうですが。

2017.09.18 09:14 れくいの #- URL[EDIT]
3595:

※3594:れくいのさん
選挙も株の反応も読みにくいですよね。
積立投資の継続も一つの手ですね。
ある程度心の準備をしておくくらいでいいのかもしれませんね。

2017.09.18 18:57 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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