蜘蛛の糸とマンションのCMに思うこと

芥川龍之介「蜘蛛の糸」を読みました。

学校が夏休みの時期になると、なぜか読みたくなる本があります。蜘蛛の糸もその一つです。

今回は、読書感想文です。


極楽は広き門


主人公は犍陀多(カンダタ)です。

極悪非道の人生を送ったため死後は地獄で苦しんでいます。ところが、犍陀多は生前に一匹の小さな蜘蛛を救ったことがあります。

地獄に落ちる人の中にも、善なる心はあるわけですね。

お釈迦様は犍陀多の小さな善行に報いようとして、極楽から一本の細い蜘蛛の糸を下ろします。蜘蛛の糸を伝って登っていけば、地獄から脱出して極楽に行けます。

99の悪事を働いても、1の善行があれば、お釈迦様はその善行に報いてくれる。そう考えると、極楽の門は広く開かれているのでしょう。

ただ、そこに至る道のりは、細くて一見すると脆いのでしょうね。


1つのダメで


話は変わりますが、電車内のモニターを流れる新築マンションのCMがあります。
(少し前に見たので、今も流れているかは不明です)

若い夫婦がマンションを見て回るシーンで

妻が、「キッチンが暗い! 次!」

と、キッチンが暗いからとダメ出しをします。

夫は、「いい物件だと思うけどな・・・」

と応じますが、妻は頑固です。


対比して思うことは


蜘蛛の糸は、殺人や窃盗を繰り返した悪者の犍陀多に対し、お釈迦さまは生前のほんの小さな善行に目を向けます。

マンション広告の登場人物は、キッチンが暗いというただ一点だけで、もはや検討の余地なしと判断を下します。

大きな違いですね。

一つ、いいことがあれば、それに目を向けるか。
一つ、気に入らないことがあれば、切り捨てるか。

できることなら、私は前者を目指したいです。

難しいですけどね。(^^;

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3508:

このCM続きがあります
「だってプロポーズする時に一緒に朝ご飯食べようって約束したじゃない」「そうか、それで明るいキッチンなんだ」
・・結婚して子供でも産まれたら、明るいキッチンでゆっくり朝ご飯はなかなか実現しませんが・・・
第二弾は「書斎がほしい」です
もし見たら感想をお聞かせください

2017.07.26 00:18 ともみ #- URL[EDIT]
3509:

※3508:ともみさん
妻のこだわり、夫のこだわり編の両方を見ました。

感想ですが、こだわりを理解しあうのは大変だな・・・です。

キッチンが明るくなくても、一緒にご飯は食べられると思っちゃうんですよね。
それに、自然光なら天気や季節でだいぶ違うでしょうし、照明なら明るいものに変えたらどう?とか思ってしまいます。

そうじゃないの!と怒られるかもしれませんね。(^^;

2017.07.26 15:08 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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