読書感想文 「シニア左翼とは何か」 小林哲夫作

共産主義には仲間殺しの毒がある。

小林哲夫氏の「シニア左翼とは何か」という本を読みました。冒頭の言葉はその本に書かれていたものです。

今回は、読書感想文です。


シニア左翼とは何か


シニア左翼とは60歳以上の左翼思想の人のことを指します。

本書では左翼を「反体制」と定義しています。社会主義や共産主義を目指すことは必ずしも必要ではありません。ともかく現政権に反対、現政権の政策に反対な人々のことです。

現政権とは安倍政権のことで、政策に反対とは原発に反対、安保関連法案に反対となります。安保関連法案の反対で脚光を浴びたSEALDsと一緒になって国会前に座り込んだ人々です。

で、シニア左翼にもいくつか種類があって、昔から革命を目指す運動に一貫して携わっている人もいれば、東日本大震災の原発事故や安保関連法案がきっかけで運動を再開した人、運動に目覚めた人もいるとのことです。


共産主義には仲間殺しの毒がある


「共産主義には仲間殺しの毒がある」は60年安保に携わった人の言葉です。

内ゲバですね。

左翼といえば、難しい用語や概念を使って思想を極めていく一方で、路線の違いが表面化すると内部抗争で暴力事件に発展するイメージがあります。

SEALDsのような最近の左翼運動では内ゲバは発生しない感じがします。それは、最近の左翼には階級闘争とか、労働者の解放とか、共産主義革命とか、そういった思想性が薄いからかなと本を読んで感じました。


思うこと


シニア左翼が活躍する党派では高齢化が進んでいるそうです。

1960年代に活動していた20代の学生が、そのまま70代になっているわけです。

旧来の左翼運動は広がりを持てなかった、そのため理念や思想を次につなげることができなかった。そう読み取れます。広がりを持てず、時代を経ての新陳代謝も行えなかったのは、内向きの理論が強すぎたのではと思いました。

シニア左翼、SEALDsのような若者リベラル、それ以外の人。

それぞれに距離感がありますね。そんなことを感じました。


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