平穏かつ公然に20年

相続があっても所有権移転の登記がされず、所有者が分からない土地が全国の2割もあるそうです。[外部記事]

推計値で410万ヘクタール。

東京ドームで・・・何個分?


以外に多いです


今回、所有者不明を推計したのは「所有者不明土地問題研究会」という民間有識者らで作る団体です。とはいえ、座長は増田寛也元総務大臣なので純粋な民間でもなさそうです。

所有者不明土地問題研究とは別に、法務省がサンプル調査を行っています。都市部で6.6%、地方で26.6%が所有者不明になっている可能性があるとの調査結果が出ています。[法務省]

都市部で6.6%は意外に多いなーと感じました。


コストとベネフィット


所有者が分からない不動産の多くは利用価値の低い立地にあると思われます。

たとえば山林とかですね。

維持(固定資産税とか)や処分の負担が土地利用の便益を上回るんでしょうね。こういう土地を相続しても困る・・・みたいな。

土地の利用価値も二極化するのかなと思います。


平穏かつ公然に


所有者不明の土地があって、そこに勝手に小屋を建てて住み着いた場合。

平穏かつ公然と20年間過ごせば、その土地は私のものになります。(^^)/

正確には「二十年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と他人の物を占有した者は、その所有権を取得する」です。(民法162条1項)

所有権の取得時効です。

まあ、実際そこまでやるには相当の根気が必要ですけど、日本には時効取得ができそうな土地が結構あるのかもしれません。


不動産の所有権放棄と消滅時効


所有している不動産は所有権の放棄ができないようです。

相続のときは相続放棄する手はあるにしても、不動産以外の資産(金融資産)との関係ではそう簡単にはいかなかったりします。

記事には、所有者不明の土地に対して、自民党が自治体などに利用権を認める新制度を提言しているとありました。まずは公的利用からでしょうけど、不動産の所有権を放棄する法律や、所有者不明の不動産の所有権を消滅させる法律の制定があってもいいのかなと思います。


おまけ、のようなもの


所有者不明の土地が410万ヘクタール。

東京ドーム換算では87,000個分でした。

東京周辺の人には、関東地方の1都6県の面積、32,420 km²(=324万ヘクタール)を超えると言ったほうがピンと来るかもしれません。

ほとんどが山林などの利用価値の低い土地だとしても・・・

中にはお宝があるかもしれませんね。

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3443:

取得時効で入手するのは良さそうですね。
もっともと取得したとたんに固定資産税がかかったりしたらそれはそれで面倒そう。。。

2017.06.26 19:47 招き猫の右手 #- URL[EDIT]
3444:

20年ですか、、30歳からなら50歳。40歳からなら60歳。知らずに占拠していたということなら別ですが、意図して20年占拠するのは、非常に大変そうです。

バブル後、地上げで放置された土地に無断で占拠していたら、、、あら、一等地が自分の物に!ないない^^;

2017.06.26 20:47 煙々 #RaJW5m0Q URL[EDIT]
3445:

こんばんは

土地の権利関係にまともなデータベースがないのは国土交通省の怠慢のような気がします。
不動産の不透明性を表れでしょうね・・・

2017.06.26 22:27 yazirobe777 #- URL[EDIT]
3446:

※3443:招き猫の右手さん
たしかに固定資産税は面倒そうですね。
所有権登記せず、そのまま住み続けるのがいいのかもしれませんね。

2017.06.28 20:34 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
3447:

※3444:煙々さん
実際は大変でしょうね。20年は長いです。
土地の時効取得は実際には困難だとしても、考えるのは面白いです。(^^)

2017.06.28 20:36 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
3448:

※3445:yazirobe777さん
不動産は不透明ですね。
国土交通省はもっとデータを整備して欲しいですね。不動産市場を分析しようとすると結構困難なので。

2017.06.28 20:39 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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