銀行が破綻した時 預金の全額を保護する方法

銀行が破綻した時のペイオフに備えたお話です。

ペイオフで1,000万円以上は保証されないと思い、だから複数の銀行に1,000万円以内で預金しているという人もいると思います。

しかし、預金が1,000万円を超えても、たとえ1億円でも預金の全額を保護する方法があります。

それについては後段でお話しします。

その前に、預金と投資についての話を聞いてください。


預金バカと預金賢者


「預金バカ」という言葉がありますし、「お金は銀行に預けるな」という本もあります。預金をするのではなく、投資をしましょうということだと思いますが、私は下手なタイミングで、どうしょうもないリスク資産に投資するくらいなら、預金しておくのが賢明だと思っています。

「預金賢者」という言葉を提唱したいくらいです。

日本もそうですが、先進国においては潜在成長率の低下が言われていますし、需要の低下による低インフレ(ディスインフレやデフレ)もみられます。そうすると少なくとも先進国においては、リスク資産のリスクプレミアムが既に低下していると考えられます。

つまり株などに投資しても、以前のような高リターンは望みにくくなっているのではないか、というのが私の仮説です。長期的にはプラスのリターンが期待できても、そのプラス分はそれほど大きくないために、景気循環の波の方が大きいという考えです。

株式のリターンが長期的に3~5%のプラスだとして、年に20%や30%、ときにはそれ以上の下落や上昇があるのですから、リスクリターンのバランスからして、預金でいいやと思う人がいてもおかしくありません。

それに日本の場合は高齢者に貯蓄が偏っていますので、そういう人たちのお金を貯蓄から投資に持ってくるのは、そう簡単ではありません。それに高齢者に対しては、私は投資よりは貯蓄(預金)をおすすめします。

若者は時間があり、労働で稼ぐこともできますので投資に向いています。ですが、長期投資を盲目的に信じるよりは、投資すべきタイミングをうまく図ることが大切だと思います。


さて、本題


前置きが長くなりましたが、本題です。ペイオフで銀行が破綻しても1,000万円を超える預金を保護する方法です。

それは、「決済用普通預金口座」を開設して、そこに預ければいいのです。

決済用普通預金口座は、預金利息は付きません。ゼロです。その代りに、銀行が破綻しても預金保険で全額が保護されます。

いまの普通預金の利息はメガバンクで0.02%です。1,000万円を超える預金がすべてカットされる代わりに、0.02%の利息が付くのがいいか、0%の利息になるけど、1,000万円を超える分まで含めて全額が保護されるのがいいか、その選択です。

数千万円の預金があるなら、私なら通常の普通預金口座ではなく「決済用普通預金口座」にお金を預けます。0.02%の利息が付かないのは、それは安心料として許容できます。


メガバンクの決済用普通預金口座


メガバンク3行の決済用普通預金口座をご紹介します。もちろんメガバンク以外の銀行でも取り扱っています。

三井住友銀行
http://www.smbc.co.jp/kojin/yokin/kessai/index.html
専用ページでわかりやすいです。

みずほ銀行
http://www.mizuhobank.co.jp/saving/futsu_murisoku/index.html
専用ページでわかりやすいです。

三菱東京UFJ銀行
http://www.bk.mufg.jp/kouza/futsu/btm/
「普通預金[決済専用無利息型]」商品説明書をご覧ください。


預金賢者で預金をたくさんお持ちの方は、決済用普通預金口座も検討してはいかがですか。いますぐどこかの銀行が破綻するとは思えませんが、備えあれば憂いなしです。

万が一のペイオフへの備えとしては「決済用普通口座」、これ以上のものは見当たらないと言えるでしょう。

 

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