複利効果、再投資効果の点からは、リバランスはどうなんでしょう

日経平均が20,000円を超えましたね。

このところ株価が堅調なので資産が増えている方もいると思います。

リスク資産と安全資産(あるいは株式と債券)の比率を管理している方は、リスク資産の比率が高まっているかもしれません。そこでリバランスということになるのかもしれませんが・・・

頭の整理ができないことがあるので、それを書きます。


まず、おことわり


いまの株価は日米ともに高値圏だと思ってます。

なので、株式のウェイトが高まっていて、いまの株価が高値圏かなーと思われる方は、ある程度売って様子を見るのはいいと思います。

今回の記事は、私の中で理論的に腑に落ちないことを書くのが目的です。

リバランスをしない方がいいという意見ではありません。


長期の複利、再投資効果


長期投資をすすめる人の中には、複利効果をメリットとして挙げる人がいます。

定期預金の元加継続なら利息が元金に組み込まれ、次の期には(利息+元金)に対する利息が生まれます。元金なら利息だけですが、元加で定期預金を続けると、子利息、孫利息・・・が生まれますね。

複利効果とは、定期預金なら利息、リスク資産なら投資で増えた分(果実分)の再投資による効果です。


その逆として


毎月分配型投信は複利効果(再投資効果)がないので長期的な投資には向いていない。

と、こういう主張をよく見ます。

毎月の分配をもらってキャッシュに寝かしておくと再投資効果が得られないということですね。


ここまでをざっくり整理すると


長期投資で資産形成するには、複利効果・再投資効果を味方につけるべき。

そのためには、定期預金の元加継続のように、投資で得られた果実は再投資に回すべき。

ということになりますよね。


リバランス?


ここへきて頭を悩ませるのがリバランスです。

私はリバランスで売るという発想がないんです。そもそも、リスク資産と安全資産の比率は管理していないですし、資産配分もポートフォリオも、計画があってそれに沿ってやっているわけではありません。

まあ、いい加減なんですね。その点は。(^^;


疑問1:再投資効果とリバランス


長期投資で複利効果・再投資効果を得ようとするなら、できるだけ果実は再投資した方がいいのではないでしょうか。

リバランスをせずに、そのままリスク資産で投資を続けた方が再投資効果は高まるはずです。

投資の本などでは長期の複利効果を述べる一方で、リバランスの必要性も述べています。私にはどうもしっくり来ません。


疑問2:平均回帰性とランダム性


上がった株は下がるから、リバランスした方が効率が高まるという論点があります。

その論点では、相場の平均回帰性と、ランダムウォーク論(マルチンゲール性)が両立しないです。

相場がランダムで予測不可能と考えるなら、リバランスの効果も純粋にランダムな結果論に過ぎず、そうであるならやった方がいいともやらない方がいいとも言えないですね。


疑問3:リスク許容度


リスク資産の比率が高まると、リスク許容度を超えるからリバランスした方がいいという論点もあります。

ただ、その実質的な影響度はどうでしょう。

株式のリスクが標準偏差で20%とします。安全資産はリスクゼロ。株式と安全資産の相関はゼロとします。

基本の比率を、50:50とします。
 このときのポートフォリオは、リスク10%です。

株式の調子が良くて20%上昇していたとします。

現状の比率は、55:45となりました。(60:50の百分率表記)
 このときのポートフォリオは、リスク10.9%です。

リスク10%と10.9%。

それほど大きな違いでもなさそうです。リスク許容度の点からリバランスというのもしっくり来ません。


結局のところ


いろいろ考えましたが、結局のところリバランスの効果のほどは分かりません。

やった方がいいのか、やらない方がいいのか、やってもいいのか、やらなくてもいいのか。

いまの私には明確な回答はないです。

暫定的に・・・

やってもいいし、やらなくてもいいんでしょうね

です。

答えになってないですね。(^^;

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3363:

どっちでっか?^^;

私は先進国株式100%なのでリバランスも何もないんですけどね。

2017.06.03 21:02 クロスパール #- URL[EDIT]
3364:

こんばんは

先高感が高いのですが、セルインメイの格言通り、先月から現金化に励んでいます。
よって機会損失気味ですが、まあいつものことです。(笑)

正直、米株に関しては高値圏にあると思うし、日本株は業績が良いとのことで皆前のめり風なので怖い気がしています。

今が売りかわかりませんが、リスク資産を増やすのは微妙と考えています。

2017.06.03 22:56 yazirobe777 #- URL[EDIT]
3365:成長や上下動をリスク一定で吸収する分散投資

リバランスってポートフォリオの形を優先することだから、ある組み入れ投資商品の成長や上下動とその他の組み入れ投資商品の成長や上下動が同期しない場合に行っている、と言う事実だけで見れば、優先しているのは分散投資で均一ではない組み入れ商品の上下動は異常値ってことで、成長一定且つリスク一定を目指した分散投資の上での対処手法ですね。
インデックス系統の商品を組み入れることが多いので、商品特性による複利効果や税効果などは副産物的なメリットがある。
投資手法に想定メリットや理由があることでリスクや負債や責任とも向き合う事ができていると言う効果もあるのかな。

2017.06.04 08:31 Colorless Freedom #- URL[EDIT]
3366:

※3363:クロスパールさん
どっちもありです。(^^;
私もリバランスは関係ない投資をしています。あまり考えずに売りたいときに売ればいいし、買いたいときに買えばいいというスタンスなので。

2017.06.04 15:35 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
3367:

※3364:yazirobe777さん
私も機会損失ぎみです。(^^;
とはいえ、まあそれでもいいかなという感じです。
いまからリスク資産を増やすのは、ちょっとためらいますね。

2017.06.04 15:39 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
3368:

※3365:Colorless Freedomさん
そうですね。リバランスにはいろんな角度からの見方があると思います。
私は、GPIFなどの年金基金がリバランスを気にするのは、ちゃんと管理していますよというアピールのためと穿った見方をしていますので、自由度の高い個人投資家はリバランスをそれほど気にしなくていいのかなと思っています。

2017.06.04 15:47 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
3370:

こんにちは。

私の場合は比率については、無リスク資産額が一定以上あるかを重要視しています。ただ、トータル資産額が少ないので、リスク資産:無リスク資産=4:6という数値を一応設定しています。(でも結局はキャッシュが一定以上あればいいかな~という感じです)

売りによるリバランスがリスク低下だけでなくリターンまで上げる!という話やアセットアロケーションがリターンの8割を決めるという話を本気で言っている人は、「嘘つき」か「真面目で信じやすい良い人」のどちらかかな~という風に個人的には思っています。

研究結果や論文がいっぱいあるよ!と言われれば。。。(略

ただ、万人に対して投資を勧める場合に、ルールや規則を重要視するように教えることは、ベターな方法だと個人的には思っています。

2017.06.04 22:31 りあるむえ #- URL[EDIT]
3372:きっと

理論的に正解はあるんでしょうが…。
私的感覚ではリバランスの有効性とは、長い投資期間の中で時々利益確定してもいいよ~、利益が目立つほど出た時、みすみす逃すのもちょっともったいないし… かなぁ。
多分、個別株の感覚からの思考でしょう。

今は売却じゃなく、他の資産の買い増しでリバランスの方が主流かな?
その方が早く資産を大きくできそうです。配当再投資もそうですね。

その場合、ある程度目標を設定してあればいいけど、どこまでも天まで上がれ~イケイケ~だと急な暴落が怖そうです。

私は緻密じゃないので低リスク資産とリスク資産(株、ETF)の割合をざっくり考えているだけです。

2017.06.05 12:32 みずほ #- URL[EDIT]
3374:

リバランスって、ポートフォリオの元々の資産配分が株60%、債券40%だったとして、株価上昇によって65:35になったら株を売るか債券を買うことで60:40に戻しましょうという話ですよね?

株価が上昇し続けたら、何もせずに株への配分が70%、80%と上がるに任せていたほうが結果的にリターンが高くなるのはわかりきってますが、これはリスクとのトレードオフです。それぞれの時点で、リスク調整後リターンを考えざるを得ないでしょうから。株式が70%に膨れた状態よりも、60%にリバランスした場合のほうが、ポートフォリオは株価の下方リスクに対して抵抗力があります。また、株価が下落したときに反対方向にリバランスする(安値で株を再度仕入れる)余力も大きいです。長期的なシャープレシオでみれば、よほど一本調子の上昇相場が長続きしないかぎり、リバランスするのがオーソドックスな考え方ではないでしょうか。5%というのは恣意的な数字なので、市場によってはもっと走らせることもアリかもしれないですし、機関投資家ならシミュレーションで最適なトリガーを決めていると思います。

利息・配当の再投資は、このコンテクストの中で考えれば、リバランスのツールとして使えることが多いのではないでしょうか。株を売って債券を買うのではなく、単に新たなキャッシュを用いて資産配分比率を元に戻す。私は自分の確定拠出年金は毎月の拠出金(定期的なキャッシュフローという意味では配当と似たようなお金ではないでしょうか)の配分先を変えることでポートフォリオをリバランスしてます。DC以外の投資は、全然異なる発想なのでリバランスとはあまり縁がないですが。

2017.06.05 15:56 エイハブ船長 #- URL[EDIT]
3376:

※3370:りあるむえさん
リバランスやアセットアロケーションについて同感です。
特にアセットアロケーションがリターンの8割を決めるという話は誤解も多いですね。(^^;

それはそれとして、ルールや規則を重視するのは導入の段階ではいい方法だと思います。

2017.06.05 22:13 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
3378:

※3372:みずほさん
「長い投資期間の中で時々利益確定してもいいよ~、利益が目立つほど出た時、みすみす逃すのもちょっともったいないし… 」は、私もしっくりくる考え方です。(^^)

利益確定の売り。いいですね。
資産を増やそうとするとき、複利効果を単に期待するより、その時々に判断して利益を確定するのがいいですよね。

2017.06.05 22:25 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
3380:

※3374:エイハブ船長さん
そうですね。よほど一本調子の上昇相場が長続きしないかぎり、リバランスするのがオーソドックスな考え方だと思います。

今回のテーマは、プラスの期待リターンのもとでの長期投資の複利効果と、複利効果を減殺する方向で働くリバラスをどう考えるかという点でした。二兎を追えない問題だと思います。長期の複利効果を期待する人でも、現実的にはリバランスをするのでしょうね。

2017.06.05 22:37 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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