投信のリターンと損益の関係 ドルコスト平均法の場合

以前の記事「アクティブファンドをドルコスト平均法で積立投資すると」の続編です。

このときはインデックスか、アクティブかといった違いよりも、いつからいつまで投資するかの違いの方が大きいという話しでした。

今回は、投信のパフォーマンスと損益の関係について考えます。


どっちがいいですか?


まずビジュアル。

小黒とら

青線はDIAMのTOPIXインデックスファンド、青線はさわかみファンドです。

2006年末から2016年末までの10年間です。

パッと見ると、パフォーマンスの良かった「さわかみファンド」に投資していた方が良さそうですね。


パフォーマンスと損益(一括の場合)


2006年末の基準価額を100とすると、2016年末は

DIAMのTOPIX:107.44
さわかみファンド:118.53

2006年末に100万円で一括投資していたら、それぞれ107万円と118万円になっていた計算です。

さわかみファンドの方が高い利益です。

ところが、毎月1万円の積立投資だと話は違います。


パフォーマンスと損益(ドルコストの場合)


10年間のドルコストで投資元本は120万円です。損益はこうなります。

DIAMのTOPIX:187.19万円
さわかみファンド:184.59万円

今度はDIAMのTOPIXインデックスの方が利益が大きくなります。

あ、

この違いは、インデックスとアクティブは関係ありません。

投資期間中に購入コストを下げるチャンスがどのくらいあったかの違いです。低迷している深さが深かった、低迷の期間が長かったなどの要因です。

今回の比較ではTOPIXインデックスの方が下落が深かったのです。


もう一つ比較


もう一つ別のグラフです。

小黒とら

青線はDIAMのTOPIXインデックスファンド、緑線は仮想ファンドです。

ドルコスト平均法の投資結果は

DIAMのTOPIX:187.19万円
仮想ファンド:202.47万円

仮想ファンドの方が10年間のパフォーマンスは低いのですが、損益は大きくなっています。


まとめ、のようなもの


積立投資の場合、過去10年のような2点間の基準価額で測ったパフォーマンスと、投資で得られる損益額の関係は要注意です。高いパフォーマンスのファンドに投資していれば、高い利益が得られるとは限らないです。

積立投資の損益は、経路依存なんです。


思うこと


インデックスファンドのリターンは平均とか、アクティブはインデックスに平均的には負けるとかありますね。

でもね、と。

それって基本的には2点間のパフォーマンス比較なんですよね。

ドルコスト平均法で積立投資する場合、損益は経路依存なので、2点間のリターンで測って平均とか、平均的には負けにくいとか、そういうのはあまり関係ないのかなと思います。

投信のリターンはリターンとして、それとは別に、投資の損益は購入の平均単価と売値(あるいは評価額)との関係ですね。

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