年金資産の一部消失か 日本アジア・アセット・マネジメントの検査結果

証券取引等監視委員会(SESC)が「日本アジア・アセット・マネジメント株式会社に対する検査結果に基づく勧告について」を公表しました。[参照リンク]

公表文を読むと、かなり悲観的にならざるを得ない状況です。

今回は、投資の大原則について


何が起きたのか


証券取引等監視委員会の公表文を一読しただけでは状況が分かりにくいです。

ロイターの記事も参考にして私なりに解釈すると、

1. 日本アジア・アセット・マネジメントが、実質的な運用会社であるX社をきちんと管理していなかった
2. そのため日本アジア・アセット・マネジメントに年金の運用を委託していた2団体の年金基金が損失を被りそう

という事案です。

年金基金が日本アジア・アセット・マネジメント経由で投資していた対象は、X者が運営する投資法人であり、その投資法人は米国の生命保険証券を裏付けとしています。

ん・・・

よく分かりませんね。


生命保険証券


調べたところ米国では生命保険が売れるんですね。

「ライフセトルメント」という制度だそうです。

生命保険を証券化して保険金を受け取る権利を売買するわけですね。

ん・・・

権利を証券化する「レセプト債」と似たような感じかな。

で、レセプト債では過去に破綻の事案もあります。[外部記事]

今回の事案はこれに似ているのかな。


思うこと


生命保険を証券化した投資ですが・・・

仕組みそのものが分かりにくいですし、運用の実体も分かりにくいですね。それに、保険金を受け取る権利を証券化するとして、その価値を評価するのは非常に難しいでしょう。

やはり、

よく分からないもには投資しない

それが大原則ですね。


余計なひとこと


よく分からないものには投資しないのは原則です。ただ一方で、極論としては

個人投資家が自分の裁量でよく分からないものに投資するのは、「自己責任」の範囲内でありだと思います。

失敗したときに痛い目を見るのは、自分(と家族)だけですから。

でもね、と。

年金基金は違います。

年金基金の人たちには「受託者責任」がありますからね。

自己責任と受託者責任。

違いは大きいと思うのです。

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