ライフサイクルと積立投資の利益確定について

一括投資かドルコスト平均法か。

これは永遠のテーマですね。

あと、利益確定を入れるか、売らずにバイ&ホールドでいくかも考え方が分かれます。

今回は、ライフサイクルと投資の着地について


MSCIで


まずは概念図

MSCI 小黒とら

1978年12月に30歳で積立投資を始めた人で考えます。

毎月15,300円をドルコスト平均法で積立投資します。投資の想定期間は30年。60歳になったら取り崩す予定です。

なんで15,300円?

中途半端な金額の理由は後ほど。

投資するのは外国株と日本株に半々です。MSCIワールドとMSCI日本の指数を使います。MSCIワールドに日本が含まれていますがそこはあまり気にしないでください。

配当はネット。MSCIの通貨は円ベースに引き直します。


検討のポイント


58歳になった時点で株価は高値圏です。事後的にしか分からないですけどね。

さて、58歳時点のポートフォリオはこうなっています。

積立投資 小黒とら

リスク資産に毎月15,300円投資していたら1204万円になっていました。

拠出額15,300円×12カ月×28年 = 514万円。それが1204万円になる計算です。

で、58歳時点で1200万円になるように毎月の拠出額を逆算したら15,300円だったわけです。それが中途半端な拠出額の理由です。

58歳時点でリスク資産:安全資産=50:50で、2400万円の資産を持っているとしましょう。

さて、検討ポイントは、「利益確定しますか?」「そのまま積立投資を継続しますか?」


利益確定


Aケース。
58歳時点でリスク資産の半分を利益確定して安全資産に移し、その後は60歳まで運用停止するパターン。

積立投資 小黒とら

さて、このケースで2008年のリーマンショックを被り、60歳になったときこうなります。

積立投資 小黒とら


バイ&ホールド


Bケース。
58歳時点で特に何もせず、60歳までドルコスト積立を継続するパターン。安全資産の1200万円は変わらないとします。

積立投資 小黒とら

さて、このケースで2008年のリーマンショックを被り、60歳になったときこうなります。

積立投資 小黒とら


後知恵ですけど


基本的には後知恵の比較です。

2006年時点でその後のリーマンショックを予測できたかというと、まず無理でしょうね。

ただね、と。

1. ライフサイクルの後半戦でそろそろ着地を考えようとしてる年代で
2. それなりに利益が乗っていて
3. 株価が高値圏にある気がする、あるいは過熱感がある気がする

などの条件のうちいくつかがそろっているなら、利益確定するのもいいと思うんです。


おまけ、のようなもの


人生は有限ですからね。働ける期間も有限です。

いつかは蓄えを取り崩す時期が来ます。

利益のある時に確定させる、蓄えが侵食されないようにリスクを落とす。そういう行動も必要ですよね。

チャンスの神様(カイロス)は前髪しかありません。前髪を捕らえるか、取り逃すか、見逃すか・・・

掴めればよし。

掴めなくても、見逃しのアウトよりは、空振りのアウトの方がいいですね。私は。

追記:同じデータを活用した続編を書きました。

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3077:

人それぞれの生活状況や経験で得た知見等々…によりけり、でしょうか。
有効らしいと頭で理解していても気持ちの不安を消せない、事はあります。

金融庁の方が、なぜ日本人に投資が根付かないのか?について、成功体験がないからと答えられたと聞きましたが、全く同感です。
株でヒドい目にあったという直接の話は聞いても、財産を築いた人は出会った事なかったし。
実際は存在していたでしょうが、ネットなどなかった時代は知るよしもなく。
それに銀行預金や債券で心配なく、それこそ複利で増えましたし。

なかなか大勢の意識は変わりませんし、まだ一般投資家のリタイア世代に先駆者がいないですが、色々と参考にして自分なりの方法を決めたいです。

まあ、65歳くらいで、アバウトでも老後生活費に最低必要と思う分は現金や国内債券にしておくと安心かな。
変動してもいい部分は株式投資にする。

そうするには結構多く準備しないとですね。だからあーしよう、こーしようと考えるんですけど。

アメリカ株、先進国に比重をおくのは有効な気がします。
大統領があんな!?で、社会は分断しても株は高値更新で。
そのうち調整するでしょうが。
暴落かもしれません。が、今のイエレン議長なら金利政策の面で景気の過熱を慎重にコントロールすると思います。多分。
アメリカ人が株なんて信用ならないさ!って完全に投げ出す事はなさそう…。
レバレッジかけまくっていたバブルは規制で潰されたし。…なんて素人が言っているのが危ないですね~

市場がどう反応するか今はわからない。
長期で見ているから気にしないのもありだし、一部を利益確定して精神安定を得る、リスクに晒される部分を状況により減らすのも有りですね。

働き盛りの頃に決めていた事でも年を経るに従って気持ちに変化がある事もあります。
もちろんこれも人によりけりだし、感情より理論も有りですね。

2017.02.20 10:41 みずほ #- URL[EDIT]
3078:カイロスはリーゼントだったのか? 刈上げだったのか?

中々難しいところですが、積立については目標が必要なのだと思います。

①「儲けてやる!」という野心だけだと売らないでしょうね。
②「資産をこの程度まで増やしたい」という目標で目標到達していれば売ることも出来そうです(半分とか全部とかの議論はあるでしょうが)。
③「今が売り時(充分高くなってるorこれから安くなりそう)」という判断(感覚)があれば売ることもできるでしょう。

私は③で行動しますけど、出口戦略として、たまに見かける「時限で売る、必要な時に売る」というのは投資対象とは全く連動性のない個人に依存しただけの行動ですから止めるべきだと思いますね(そのために安全資産があるはずです)。
ちなみに、タイトルは気になっておふざけでつけてます(笑)

2017.02.20 15:58 Colorless Freedom #- URL[EDIT]
3081:

※3077:みずほさん
成功体験は重要ですね。
ある程度のシニア世代になったら安全第一ですね。いまは大丈夫と思っていても年を重ねると考え方が変わることもありますね。
決め打ちせず、そのときどきで良い判断ができればいいのかなと思います。

2017.02.20 19:13 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
3082:

※3078:Colorless Freedomさん
そうですね。私も目標と相場観で売るのがしっくり来ます。
「時限で売る、必要な時に売る」というのは投資判断とはちょっと違う観点ですね。
リーゼントのカイロスはいいですね。(^^)

2017.02.20 19:17 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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