金利と株式の関係について

トランプ氏効果で米国の金利が上昇していますね。

おかげで為替はドル高です。日本株にもいい感じに作用してますね。日経平均は18,000円台です。

今回は、金利と株式の関係について


金利上昇と株式


直感的には、金利の上昇は株式の下落要因です。

かりに日本の金利が1%になるとします。

国債金利でも預金金利でもいいのですが、安全確実に1%で運用できるなら、リスクを取って株式に投資していた一部を預金に戻そうと思う人が出てくるでしょう。

金利が3%ならなおさらそうですよね。

金利の上昇は預貯金や国債の魅力を増して、相対的に株式の魅力を低下させます。

あ、

インフレや企業業績の期待はひとまず置きます。変数が多くなると複雑化しますので。インフレ率と企業業績が不変ならばという前提で話を進めます。


少し複雑なファイナンス論


1. 安全確実な国債の利回りが1%
2. リスクのある株式の利回りが6.25%

いま、債券市場と株式市場がこれで均衡しているとします。

国債の1%は適当に置きました。株式の6.25%は日経平均18,000円、PER16倍の関係からです。

債券と株式

こんな感じです。

日経平均18,000円。PER16倍。なので、日経平均採用銘柄の利益は

18,000円÷16倍=1,125円

日経平均を18,000円で買って株主になれば、毎年1125円の利益を享受できるとして、その利回りは

1,125円÷18,000円=6.25%

日経平均の益利回りは6.25%です。


ちょっとまとめ


いま、債券市場と株式市場では、

安全確実な国債の利回り:1%と、リスクのある株式の益利回り:6.25%

これが均衡しています。

その差(イールドスプレッド)は、5.25%です。


金利が上昇したら


金利が上昇して、安全確実な投資で2%が得られるとします。

で、イールドスプレッドと利益の水準は変わらないとします。

となると

債券と株式

こういう関係です。

金利が1%→2%

株式の益利回りが6.25%→7.25%


計算すると


日経平均株価はどうなるか。

日経平均採用銘柄の利益を1,125円として、それを益利回り7.25%で割りますので

1,125円÷7.25%=15,500円

となります。

債券と株式

利益とイールドスプレッドを不変とすれば、金利が上昇すると株式は下落ですね。


現実には


現実には試算で固定した利益などが変化します。

金利が上がっても、それ以上に企業業績が上向く期待が高まれば株式は上昇します。

トランプさんはインフレを作り出すみたいだし、インフレになれば企業業績も膨らむし、ドル高・円安になれば日本企業にもいいことだし

トランプさんは意外にまともな人かもしれないし、過度にリスクを折り込まなくても良さそうだし・・・

ということで、米国金利が上昇するなかでの株高になってますね。


まとめ、のようなもの


基本的には金利上昇は株式に逆風です。

預貯金や国債の魅力が増しますので、株式から預貯金へのシフトを招きやすいです。

理屈の上では、利益とイールドスプレッドが変わらないとしたら、金利の上昇は益利回りの上昇を招き、株式の低下をもたらします。

ただ・・・

思惑通り、理屈通りには動かないのが株式市場ですけどね。(^^;

金利と株式の関係は複雑なので言葉足らずかもしれません。その点はご容赦ください。

いまの株式市場は強いですね。それはそれとして、ベースの考え方は、金利の上昇は株式には逆風になりやすく、金利上昇は要注意と思っていた方がいいと思います。

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