人工知能「東ロボくん」東大を断念 進路変更に思うこと

東京大学合格を目指していた人工知能(AI)の「東ロボくん」が、東大合格を諦めたというニュースがありました。[外部記事]

状況を判断しての進路変更です。

今回は、東ロボくんの進路変更について


東ロボくんの模試結果(センター試験・マークシート)


東ロボくんは2022年春までに東京大学に合格するのが目標でした。しかし、大手予備校のセンター模試に挑戦した結果、全教科合計の偏差値が57だったそうです。[外部記事]

個別にみると、センター試験の模試ではこうなります。

東ロボくん

英語、国語といった文系科目の克服が課題ですね。


東ロボくんの模試結果(2次・記述)


2次試験の模試だとこうなります。

東ロボくん

数学が強いですね。

ちなみに2次試験模試の偏差値を上位のパーセンテージで示すと

数学(文系):偏差値68.1=上位3.51%
数学(理系):偏差値76.2=上位0.44%

数学(理系)はAIの本領発揮です。

上位0.44%なので230人に1人の逸材です。40人弱×6クラスとして学年トップの成績です。


人工知能の得手不得手


東ロボくんの人工知能は、かなり得手不得手が分かれています。

人工知能の傾向として、書かれていることを理解するのは苦手で、蓄積した知識や論理を使って問題を解くのは得意です。

読解力は弱いけれど、知っていることは多いので知識を使う分には力を発揮するタイプ。

ん・・・

「AIはコミュ障のオタク」説を思い出しました。

機械学習をやっている人に聞いた説です。(^^;


人工知能は人を超えるか


人工知能は人を超えるか。この議論はよくありますね。人工知能が人を支配するとか、人工知能に政策判断や経営判断を任せるようになるとか。

人工知能の可能性は大きいと思います。

一方で、人の可能性も大きいですよね。

どちらも無限の広がりを持つものですから、超える、超えないを問うても答えは出ない気がします。答えは出ないでしょうし、答えを出す必要もないと思うんです。


機械の苦手分野


いまのところ自然言語を取り扱うのはAIの苦手とするところです。

言葉は複雑な概念を取り扱いますから。

特に日本語は「ハイコンテクスト文化」のもとで発達した言語です。日本的な文化の下でのコミュニケーションは、言葉だけでは意味をとらえられず、そのときどきの状況(コンテクスト)によって意味が変わったりします。

文脈とか背景とか、暗黙の了解とか、空気を読むとか、そういう世界ですね。

こういう領域でAIが活躍するのは当分先だろうなーと思います。


まとめ、のようなもの


「東ロボくん」が東大を断念したニュースに正直なところ少しホッとしています。

苦手分野があって、それを克服するのに時間がかかるようなら、場合によっては進路を変えるのはありですよね。

無理に教育して、何が何でも東大だ!

なんてのは、相手が機械でもかわいそうな気がします。

ん・・・

人工物を擬人化する心情。AIも持つようになるのかな。

考えるときりがないですね。

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