トランプで神経衰弱

勢いで付けたタイトルです。

今日の話題はトランプ氏ですね。日経平均が一時1000円も下がりましたし、為替も一気に円高が進みました。神経をすり減らした方もいるのではないでしょうか。

事前予想はヒラリー・クリントン候補が優勢でした。

メディアの事前予想と実際の結果が違いました。


本音と建て前


英国のEU離脱を問う国民投票の事前予想は、残留派が勝つだろうというものでした。しかし、ふたを開けてみれば残留派は負けて、離脱派が勝ったことでEU離脱が決まりました。

米国の大統領選挙の事前予想は、ヒラリー・クリントン候補が勝だろうというものでした。しかし、ふたを開けてみればヒラリーは敗れ、ドナルド・トランプ候補が勝利を収めました。

どっちも番狂わせですね。

で、番狂わせの要因を、結果を見てから後知恵で考えたのですが・・・

1. 事前の予想にメディアのバイアスがあった
2. トランプ氏の戦略が成功した
3. メディアの取材やアンケートに対して有権者が本音を隠していた

の要因があるのかなと思います。


メディアも既存勢力ですから 「メディアバイアス」


今回、多くの米国メディアは民主党のクリントン候補を支持しました。

大手のメディアは基本的には既存勢力です。

トランプ候補のように、何をしでかすかわからない政治のド素人(と思われる人物)よりも、クリントン候補のように、政治的には手堅そうな人の方が望ましいと感じてもおかしくありません。

トランプ氏もクリントン氏も、どちらもお金持ちで同じように見えますが、対立軸はこんな感じでしょう。

「素人vsプロ」、「革命を起こす側vs鎮圧する側」、「混乱を招く側、安定をもたらす側」


大統領選の構図 「トランプ氏の戦略」


実際のところ、大統領選挙の討論会は泥仕合でした。

大統領選の戦略を、過去記事:読書感想文 「植物はなぜ動かないのか」 稲垣栄洋著 を参考に考えました。

強者の戦略は「競争」、弱者の戦略は「ストレス耐性」と「攪乱適応」です。

で、討論会では政策論争はあまりなく、お互いの足を引っ張るネガティブ・キャンペーンに終始した感じです。それはトランプ氏の望むところなんですね。混乱させ、泥仕合に持ち込めば持ち込むほどトランプ氏に有利、冷静に政策論争を戦わせればクリントン候補の方が有利だったはずです。

正面からの競争で政策の優劣を問えばクリントン氏。
女性問題とメール問題で泥仕合を見せつければトランプ氏。

ですね。

ストレス耐性が強く、相手を混乱させる戦略を取ったトランプ氏の戦略勝ちだと思います。


答えにくい 「有権者の本音」


アンケートが来たら、トランプとは言いにくいかな。検討中とでも答えておこうか。

という思いがあって、明確にトランプ支持を言わなかった人も多かったのかもしれません。「隠れトランプ支持」層です。

英国のEU離脱は移民の人権問題が関係しますので、離脱とは言いにくい(けど離脱に投票する)という、「隠れ離脱」派が多くて、それが番狂わせになったという話もあります。

言いやすいか言いにくいか、と、実際にどう投票するかの乖離ですね。

ありますよね、こういうこと。


さて、この先


さてこの先です。

トランプ氏の政策が不透明なうちは、落ち着かない相場になるかもしれません。ただ、大統領は独裁者ではないのでトランプ氏の一存ですべてが動くわけではなく、議会もあります。それに大統領補佐官や官僚など「トランプ陣営全体」が無難な政策運営を行うかもしれません。

温和そうなブッシュ大統領(ジュニア)のときの方が、国全体としては暴走気味だったように思えます。

大統領個人の要素は大きいのですが、国全体がどういう方向に進もうとしているのか、その時の社会情勢の空気ですね。いまの米国はどちらかというと、閉塞感からの解放、安定よりは変革(混乱)を望んでいるように思えます。

英国もそうでしょうし、日本もそうかも。


よもやま話


一時期、ピケティ氏が流行りました。経済的不平等や格差問題で取り上げられる経済学者です。

自由で競争的な資本主義の下で、富の蓄積と分配が上手くいっていないと感じている層が世界的に増えている気がします。1990年代以降のIT技術の進展が不平等や格差を拡大させているのかもしれません。

"The Winner Takes-All Society"、"The Winner Takes-All Economy"と呼ばれる議論です。

ん・・・

私は、The Winner Takes It All の西洋系の文化・風習より、東洋的(日本的)な「布施柿」とか、「遠慮のかたまり」の文化の方が好きです。

とりとめのない話でした。

あ、

相場としては、景気循環的なピークアウトの気配を感じているので、トランプ氏でもクリントン氏でも、落ち着いて慎重なスタンスを継続するつもりです。今回のショックで下がったときのリバウンドはあるのでしょうが、戻りは鈍くなるかもという見通しです。

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2731:

こんばんは

座布団一枚!(笑)
今回は結果は全く分からないスタンスで臨みましたので驚きはないです。
最初の期待が低い分、トランプも大統領になればそう悪くないな~と思われるのじゃないでしょうか?

2016.11.09 19:52 yazirobe777 #- URL[EDIT]
2733:

※2731:yazirobe777さん
座布団、ありがとうございます。(^^)
勝利宣言でのスピーチはこれまでとは違う感じでした。意外と上手くいくかもしれませんね。

2016.11.10 22:42 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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