世界の銀行融資の減少に思うこと

国際決済銀行(BIS)の発表で、世界の銀行融資が減少したとのニュースがありました。[外部記事]

2007~09年の金融危機以降、初めての減少です。

今回は、金融について


ニュースの概要


ロイター記事の概要を整理します。

・世界のドル建ての銀行融資は2007-09年の金融危機以降、初めて減少。
・新興国市場でのドル建て信用残高も減少。
 ただし、第2四半期は新興国での債券発行が増加

銀行の融資がピークアウトしているのかも。

四半期のデータでなのでもう少し見る必要はありますが、トレンドを確認できたときは遅いということもあります。気にしておいた方がいいなと思います。

銀行の融資は経済の血液です。それが減少に転じるのは、これまでの伸びが大きすぎた反動か、経済が縮小しつつあるかが原因でしょう。あまりいい事ではありませんね。


気になる部分


気になる部分を引用します。

"BISによると、カナダと中国のほか一部アジア諸国では、経済規模に比べて「異常に高い」信用の伸びが見られ、今後の金融面での過熱につながる可能性がある。特にブラジル、カナダ、中国、トルコを中心に元利返済能力への懸念が高まっている。"


中国やその他の新興国、中進国のなかには債務が膨れ上がっている国があります。ドル高や世界経済の減速の度合いによっては、かなり苦しい思いをする国も出てきそうです。

まだしばらくは大丈夫かもしれませんが、少しずつリスクが積み上がっている気がします。


その他の懸念材料


ドイツ銀行の巨額和解金が話題になっています。

それに加え私が気にしているのは米国のウェルズ・ファーゴ銀行です。

金融が緩くなっているときは、銀行の経営も多少の不正には目をつぶってイケイケになりがちです。

一般論では融資は甘くなりますし、ローン審査で年収を水増しするなどの不正も通りやすくなります。ウェルズ・ファーゴでは行員が無断で口座を開設した不正があったようです。

無断で口座開設したことで5,300人が懲戒解雇されています[外部記事]。けっこうメチャクチャですよね。

金融が緩み過ぎた後に来るものは、その反動でしょう。


まとめ、のようなもの


金融関係の悪いニュースが増えている気がします。

・ 融資の伸びはピークアウトかも。
・ 一部の国では債務が膨れ上がっている。[参考過去記事]
・ 米国ではウェルズ・ファーゴの不正がスキャンダルになっている。

注意しておいた方がよさそうですね。

金融危機は「何度もよみがえる多年草」ですから。

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2588:

こんばんは

景気減速や市場の暴落が起きるとその前に必ずサインがあるものです。その時は気づきにくいのですが・・・
ここから上がるとチャート上はブレイクに見えがちなのでタチが悪いです。
金融危機の今年はサイン、来年は現実化するかもしれませんね。

2016.09.19 21:08 yazirobe777 #- URL[EDIT]
2589:

※2588:yazirobe777さん
そうですね。ここから上がるとチャート上は強気ですね。
金融危機はサインがでて現実化までの距離が読みづらいです。難しいですね。

2016.09.21 16:46 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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