私なら売っちゃえばと言います

久しぶりに投資のお話しです。

「2年積み立てた投信、成績振るわず 一時撤退すべき?」という日経の記事を読みました。「行列のできる投信相談所」というカテゴリーで、投信初心者の疑問をプロが分かりやすく解説する記事です。[外部記事]

今回は、この記事を読んで思うことです。


お悩み相談


本題に入る前に人生相談のスタイルを考えます。

古くからあるラジオや新聞の人生相談は、人生の先輩である高齢者や何らかの分野の第一人者、専門家がお悩みに乗ります。相談に乗るにふさわしい権威と知識のある人です。

このパターンは患者と医者、学生と教授、消費者と事業者といった関係に似ています。

自分はよく分からないけれど、専門家ならよく知っているし、私よりよく判断できるだろう。

という思いで専門家のアドバイスを仰ぎます。

しかし、お悩みや疑問に対する回答は一つとは限りません。


セカンドオピニオン


新聞の人生相談と、Yahoo知恵袋のような質問サイトには大きな違いがあります。

ネット上の質問サイトには、複数の異なる意見が提示されることがあります。回答者は必ずしも専門家ではないので、回答の品質はバラバラです。その点はデメリットです。しかし、複数の意見が示されて、場合によっては議論が行われるという点で一人の専門家の意見を聞く方法とは違います。

主治医に手術をすすめられたとき、慎重な人は別の医者によるセカンドオピニオンを求めることがあります。ガンの治療方針は医師によって異なりますし、患者の考えによってもベストな方法は変わります。

投資の分野でもセカンドオピニオンはあっていいんだろうと思います。


私なら、こうアドバイス


“ここ1年、投信の成績が振るいません。英国ショックなどで先行きも不透明なので、全て売ろうかと考えています。”


という相談に対して、私なら

下落の不安が強いなら全て売るのもいいですし、含み損のストレスに余裕があるなら半分くらいにするのもいいですよ。

と答えます。

1. これまでに積み立てた分は、全部なり半分なり売って軽くなりましょう
2. 積み立ては、不安なら停止でも減額でも、余裕があるなら続けてもいいでしょう
3. 市場が落ち着いたら、1で売った分や2で停止や減額した分で追加投資しましょう

という感じです。

相談者は「先行きも不透明」と感じていますし、私もこの先の相場はやや弱気に見ていますので、含み損をある程度切って気楽になった方がいいと思うからです。


この先の相場観


2016年4~6月期の企業業績は減益傾向でした。

国内の消費が落ちています。中国人観光客の爆買いもピークアウトしちゃいました。中国人観光客が1人当たり使うお金もだいぶ減っています。しかも円高で訪日外国人数の増加も減速しそうです。

円高は単に輸出産業に痛手なだけではく、円安で日本に来ていた外国人旅行者向けの国内ビジネスにも悪影響です。

しばらく良い材料がないなーという感じです。


まとめ、のようなもの


既存投資分は売らない、積み立ても止めない。

そういうアドバイスも一つ。

私のように、この先不透明だと思うし、相談者もそう思うなら、部分的な一時撤退はあり。

というアドバイスも一つ。

セカンドオピニオンは、ファーストオピニオンが正しいかどうかを確かめるというよりは、検討の幅を広げてよりよい選択をするためにあります。

どちらが正しいかという問題ではなく、「どちらが自分の考えに合っているか」が大事ですね。

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2504:

病院の診断と違って、投資の場合、まず自分の思いがあり、それを後押ししてくれる人の意見がくるまで聞きまくりそう。
FPなんて、大半が何かと紐付いています。高々数時間で数万円程度ではそれほど有効な意見も出てこないとも。
上で書いたとおり、結局、少し自分の意見を後押ししてくれる人の話だけ聞くことになりそう。投資に関しては人の意見は意味が薄そうに思っています。

2016.08.14 19:22 煙々 #- URL[EDIT]
2505:

※2504:煙々さん
そうですね。投資の場合は自分の思いがありますね。
後押しをしてくれる人の意見を聞きながら、最後は自己判断ですね。

2016.08.15 20:57 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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