リタイアできない天皇陛下に思うこと

ビデオメッセージで天皇がお気持ちを表しました。

「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」(宮内庁

今回は、天皇のリタイアについて


憲法違反?


天皇は政治的な発言ができないと言われています。

たとえばNHKのサイトを引用すると、

“政府は、天皇陛下がお気持ちを表されたことを受けて、今後、有識者会議を設けるなどして具体的な対応を検討する方針で、天皇の政治的発言を禁じた憲法に抵触しないよう細心の注意を払いながら、憲法の枠内でご意向に沿う方策を探ることにしています。”


“菅官房長官は、記者団が「天皇陛下の発言は天皇の政治的な発言を禁じた憲法に抵触しないのか」と質問したのに対し、「国政に影響を及ぼすようなご発言ではなく、憲法との関係で問題になるというふうには考えていない」と述べました。”


このように書かれています。(出典

「天皇の政治発言を禁じた」というのは、憲法4条を指すと思われます。

私は、ん・・・と思うのです。


憲法第4条


日本国憲法第4条

1. 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
2. 天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる。


問題になるのは第4条の第1項ですね。

ただ、ここで定めているのは、

天皇は、国政に関する権能を有しない、ということです。

権能とは、法律上、ある事柄について権利を主張し、行使できる能力のこと。主に公的な機関の権限について使われる用語です。

天皇が自然人なのか、公的な機関なのかは深入りせず、条文を読むと

天皇は行政権、立法権、司法権を行使する能力はない

ということですよね。

それが、「政治的発言を禁じている」になるのかな・・・

権能の有無と発言の禁止はちょっと違う気がするんです。


政治的発言にしなくても


「天皇陛下の発言は天皇の政治的な発言を禁じた憲法に抵触しないのか」なんて質問しなくてもいいのにと思います。

政治的な話にしたがる人がいるのかな・・・

冒頭の宮内庁のサイトのおことばを読むと、私には、政治的な発言とは思えないのです。

日本人と日本のことを思い、長く続いてきた伝統が今後も続くことを願った上でのメッセージと読めます。


美学として


まだやれるだろう、まだやって欲しい・・・

引退を発表したスポーツ選手に、ファンとしてはそう思うことがあります。

スポーツ選手でなくても芸を極めた人もそうですね。

歌丸師匠は長く続けた笑点の司会を引退しました。

体力や気力の限界を感じたり、思うような芸が見せられなくなったりしたとき、引退を表明するのでしょう。引退の思いが頭をよぎるのはファンの人への誠意であったり、自分自身に対するこだわりであったり、その両方であったり。

職人的な美学、ですね。

私は、今上天皇の「これまでのように,全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが,難しくなるのではないか」という言葉に、職人的な一途さを感じます。

できることならカッコよく引退していただいて、引退をお祝いしたいです。

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