グラウカス 伊藤忠の株価は最大50%下落するとのレポート

グラウカス(Glaucus)とは、米国のグラウカス・リサーチ・グループのことです。

「物言う空売り投資家」と言われています。

今回は、相場の潮目について


グラウカス


グラウカスは、伊藤忠の会計手法について、東芝を引き合に出して「同規模の会計スキャンダルを引き起こすことになると考えている」としています。[出典]

問題となっているのは、コロンビアの炭鉱への出資です。価値が著しく下落していたにもかかわらず、減損処理を意図的に回避し、2015年3月期の当期純利益を過大報告した可能性を指摘しています。

これに対して国内のアナリストは、次のように述べています。

“ 大和証券の五百旗頭治郎シニアアナリストは「グラウカスのリポートで指摘している3社の会計処理については、われわれアナリストも懸念していたところであり、それほど違和感はない」と指摘。その上で「解釈の問題であり、不正とまで言えるかどうかは疑問だ」と述べた。

 この日の伊藤忠の株価についてSBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは、リポートが嫌気される形で売りが先行したものの、投資家の多くはリポート内容の真偽に「疑心暗鬼」だと述べた。野村証券の成田康浩シニアアナリストは株価への「影響は一時的で限定されるだろう」との見方を示した。野村証は伊藤忠の目標株価を1900円としている。”

[出典]


モノを言う空売り投資家の手法


モノを言う空売り投資家であるグラウカスは、レポートを公表する前に伊藤忠の株を空売りしていたそうです。

先に売っておいて、悪い内容のレポートを公表して、株価が下落したところで買い戻して利益を狙う手法です。

マッチポンプですね。

で、このやり口に、東証のCEOは「空売りしてから公表するのは倫理的に疑問がある」とコメントしています。

たしかに。

扇動的なポジショントークと取れますからね。(^^;


相場の潮目


潮目が変わった。

そう言ったのはトヨタ自動車の豊田社長です。今年に入ってからの円高を受けて、2016年3月期の決算発表会での発言です。

たしかに潮目は変わったのかもしれません。空売りのアクティビストが活躍するのは、潮目が変わったことの一つの表れといえそうです。

グラウカスはまだ影響度は小さいですし、この先も小さいかもしれませんが、気になりますね。エネルギー関連投資の減損処理などの会計スキャンダルに付け込む余地があるのは、日本に限ったことではありませんから。

エネルギー関連はグローバルですし、欧州や中国の金融機関では不良債権の取り扱いにスキャンダルがあるかもしれません。

悪材料で儲ける人たちが活躍できる環境になってきた。

そう考えるのは悲観すぎ・・・と思いたいです。

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2454:

なにが真実かより(真実も刻々と変化しますが)
どうすれば儲かるか、で動いていることが多いんだなあと
あらためて感じました
期待で買って事実で売る・・未だに納得できません
市場の反応が複雑すぎて、本当に難しい(>_<)

2016.07.28 22:51 ともみ #- URL[EDIT]
2455:会計の正解

昨今 監査法人への風当たりが強く
監査も弱気になっているような気がします

会計での正解って非常にビミョーですよね

グラウカスの一件でより企業も監査も
「無難」「事なかれ」を後ろ盾として
より慎重な数字で落とすようになるのかな

中には反抗するところもあるでしょうから
監査法人の変更や決算発表の延期等には
より一層 注視しておきたいと思いますw

2016.07.29 07:11 消費しないピノキオ #0bEIyvWM URL[EDIT]
2458:

※2454:ともみさん
どうすれば儲かるかに知恵を絞る人がいますね。
いろんな人がいるので市場の反応は複雑ですね。面白くて難しいです。(^^;

2016.07.29 20:16 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
2459:

※2455:消費しないピノキオさん
会計の正解はビミョーですね。
情報は企業が握っているので監査法人にも限界はあるでしょうし、アナリストや課税当局などはそれぞれの立場で見解を持ちますからね。会計上の見解の相違は起きやすいですね。

会計問題は、相場が下向きのときに出やすいので注視したいです。

2016.07.29 20:22 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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