ラップ口座の手数料について

楽天証券が新しいラップ口座のサービスをリリースして話題になってますね。

ラップ口座のサービスで年1%を切る水準を魅力的だと思う人もいますし、それでも高いと思う人もいます。評価は人によって違いますね。

今回は、ラップ口座の手数料についてです。


ラップ口座のサービス


ラップ口座のサービスはざっくりこんな感じでしょう。

1. 投資家の資金事情、リスク許容度などに応じて初期ポートフォリオを組む
2. 年に数回程度、資産配分の見直しを実施
3. 必要に応じてリバランス
4. 詳細な運用報告資料を定期的に顧客に送付

このサービスに対して投資顧問料や運用管理費用がかかるわけです。


楽ラップの手数料体系


楽ラップの手数料体系を固定報酬型で見てみます。

投資顧問料:年0.162%
運用管理手数料:年0.54%(最大)

ここまでがラップ口座にかかる費用。それに、組み入れ投信の信託報酬のコストがかかります。

信託報酬:年0.288%(最大)

ということで、トータルコストは最大で年0.99%です。


手数料体系をビジュアル化


手数料を図示すると以下のようになります。

楽ラップ 小黒とら

意外にラップのコストが乗ってますね。

ラップ口座の場合、資産配分の策定とポートフォリオの管理と、必要に応じたリバランスが主なサービスでしょうから、それにいくらのフィーを払うかは投資家の価値観によります。

この中で自分でやりにくいのは、資産配分の策定でしょう。一度配分を決めてしまえば、あとはそれに沿ってポートフォリオを管理して、必要に応じてリバランスするのはそれほど大変ではないと思います。

なので、ロボアドバイザーによる資産配分の策定にどれだけの価値を見出すかです。


パーソナルなサービス?


将来の家計のマネープランを予測してくれて、いまの市場を分析し、最適なポートフォリオを提案してくれて、その上で、よりよい資産運用をときおり助言してくれるのであれば、それなりのフィーがかかる話です。

でも、ロボアドバイザーの場合、そこまでパーソナルなサービスではないでしょう。

そうであるなら、目安となる資産配分を自分で決めて、それに沿ってコストの低い投信でポートフォリオを組んだ方がいいと思います。バランス型投信を購入するのもいいですし、MSCIワールドとキャッシュのポートフォリオでもいいでしょう。(MSCIでなくてTOPIXでもいいです)


ラップ口座に適した人


私はラップ口座にそれほどの魅力を感じないんですよね。

おそらくそれは、超長期でのポートフォリオ運用を念頭に置いていないからだと思います。私の場合、数年単位の景気循環で投資のスタイルを変えていきたいタイプです。

そういう人はラップ口座には向いていませんね。

で、超長期でのポートフォリオ運用を念頭に置いている人は、コストが重要になってきます。

そういう人もラップ口座は向いていません。

コストの低いバランス型ファンドに投資するか、最初だけFPなどに資産配分を策定してもらって、その後はそれに沿ってコストの低いETFや投信に投資する方がいいでしょう。

で、そう考えるとラップ口座に向いている人って

やはりパーソナルなサービスに対価を払う富裕層、なんですかね。

そうなると、低コストのラップ口座って、どういうターゲットを狙っているのかな・・・と、最後は証券会社のマーケティングのことを思ってしまいました。(^^;

過去記事:投信 短期回転販売の次は「ラップ口座」かな
過去記事:資産配分を考えずに外国株(MSCI)一択でいいじゃない、という考え方
過去記事:バランスファンドのリターンは TOPIXが9割を決める

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2292:

こんばんは

梅雨だ雨模様ですね。
確かにこの商品も必要性が薄いかなと思います。
これなら為替ヘッジがついたバランス型インデックスファンドで十分かと・・・

2016.06.20 22:08 yazirobe777 #- URL[EDIT]
2293:

※2292:yazirobe777さん
梅雨ですね。紫陽花にはいい季節です。
楽ラップのサービスは帯に短したすきに長しな感じがします。バランス型インデックスファンドでいい気がしますね。


2016.06.21 16:11 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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