内部留保は銀行に預けられている・・・ ん・・・

マネー雑誌やウェブ記事の中には、相場がどんな状況でも投資をすすめるものがあります。

雑誌やウェブ記事の方針なんでしょうね。読む側に多少の心構えが必要かもしれません。

今回は、投資をすすめる記事を読んだあとの雑感です。


さすがに無理がある・・・


「株価低迷、注目すべき『利回り重視の投資法』とは?」という記事を見かけました。
[外部記事]

“このような状況下では、投資は控えるべきと考える人も多い。たしかに道筋は見えにくく、アクセルを踏み込むのに適した状況とは言い難い。しかし投資先がないかといえば、実はそんなこともない。”


いやー

道筋は見えにくく、アクセルを踏み込むのに適した状況とは言い難いなら、無理に投資をすすめなくていいでしょう。様子を見ましょうと言うのが自然だと思うんですけどね。


内部留保に対する誤解


続いて引用します。

“日本企業に内部留保が多いことはよく知られ、この資金は銀行などに預けられているが、マイナス金利政策によってただでさえ低かった銀行の預金金利はさらに低下。そこで内部留保金を配当や自社株買いに回す企業が増えると考えられる。”


「この資金は銀行などに預けられているが」

ん・・・

「この資金」って、文脈からは内部留保のことを指していると思うんですけど・・・

内部留保は会計上の数字なだけで、実際のお金として銀行に預けられているんじゃないです。

企業の財務諸表を見ても、利益剰余金などの内部留保額と現預金の額は釣り合ってないですからねー。実際のところは、内部留保された資金は投資に回されるか費用の支払いに使われるか、借金の返済に使われるかして内部に留まっていないですからね。

マイナス金利で内部留保を預金に預けておくよりも、配当や自社株買いに使う企業が増えるというのは・・・

強弁すぎる気がしますね。


煽らないし煽られない


マイナス金利をダシに、投資をすすめるストーリーは作りやすいです。

でも、「アクセルを踏み込むのに適した状況とは言い難い」と言うなら、やはり、様子を見ましょうというのが自然で誠実だと思うんですよ。もちろん、さまざまな事情があって投資をすすめているのでしょうけど。

その点、こちらは勝手気ままなブログです。

私は、相場の状況を踏まえて投資を語るとき、読んでくれる人に対して素直でありたい。

結果として、将来の予想が当たらない事はあるでしょうけど。(^^;

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