コスト0.5%の違い、投資額1万円の違いを視覚化しました

煙々さんのブログに「資産形成をするのに一番重要なのは、投資に投入するべく資産を多く作ること」とありました。私も同感です。

投入するお金をどれだけ作れるかは人によって違うでしょう。その人の状況によって投資資金を作りやすい人もいれば、日々の生活で手いっぱいでなかなか・・・という人もいるでしょう。今回は、その違いには触れずに投資額と出来上がりの資産額の関係を考えます。

毎月○万円の積立投資で大きな金額が作れるかのような言い回しがあります。手間をかけずにとか、ほったらかしでとか、最初にセットさえすればあとは自動的にうまくいきそうな印象を与えます。

でもね、と。

ちょっと考えてみましょう。

今回は、コストとリスクと投資金額について


コストはどれだけ大事?


投資においてコストは大事です。

コストの違いが資産形成にどう影響するか・・・

コスト控除後リターン3%のファンドAと、コスト控除後リターン2.5%のファンドBがあるとします。どちらもリスクとコスト控除前のリターンは同じで、コストの違いでリターンに差が出たと考えてください。

リスクは年率10%としましょう。

ファンドA(リターン3%)とファンドB(リターン2.5%)に、それぞれ毎月5万円をドルコスト平均法で10年間積立投資をしたとします。毎回のことですが、リスク資産への投資なので結果を分布で推計します。その結果は次のグラフです。

投資 小黒とら

これを見てどう感じます?

コスト0.5%の違いをビジュアル化するとこうなるんです。


期待値は違いますけど


期待値は年3.0%なら710万円、年2.5%なら690万円です。

違いはありますけど、その差に気が付くより、分布の形状が「ほとんど同じ」と思いません?

信託報酬で0.5%の違いは大きいのですが、それでもこのくらいの差にしかなりません。資産形成で出来上がりの額を決める際に影響が大きいのは、コストよりもリスク量でしょう。

コストの違いよりも、投資を開始するタイミング、積み立て投資の積立日、売却タイミングの違いの方がインパクトは大きいんです。


積立額の違いはどう影響する?


毎月5万円と毎月6万円の違いをビジュアル化します。

リターンはどちらも年3%、リスクは年10%です。積み立てる金額だけが違います。

投資 小黒とら

これを見てどう思います?

青が毎月5万円、赤が毎月6万円です。

累積投資額が違うから当然ですが、出来上がり額の分布はだいぶ違いますよね。


少額×高リターン狙いの投資


巨額で低リスクの投資と、少額で高リスクの投資を比較します。

巨額といっても試算値を使い回したいので、月6万円にします。(^^)

巨額投資:月6万円で期待リターン3%、想定リスク10%、投資期間10年
少額投資:月5万円で期待リターン○%、想定リスク○%、投資期間10年

さて、このとき、期待値レベルで少額投資家が巨額投資家に追い付くには、何%の期待リターンが必要でしょう。


長くなったので次回に持ち越します。(^^)/

追記:次回記事:リスク資産に投資するなら、この考えから卒業しましょう を書きました。

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2151:

えー!!
そんな!!
早く結果を知りたいです!!

2016.05.15 20:48 ともみ #- URL[EDIT]
2153:

※2151:ともみさん
結果を楽しみにしてくれる人がいて良かったです。
引っ張った甲斐があります(意地悪ですねー)(^^)
せっかくなので回答は明日に。

2016.05.15 23:38 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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