FOMCハト派のスタンスは円高要因かな

FOMCでハト派のスタンスが示されました。

年内の利上げ見通しのペースはそれまでの年4回から、年2回に引き下げられました。かなり緩やかな引き締めですね。

今回は、昨日のFOMCの感想と為替について


昨日のFOMC


FOMC後の会見でのイエレン議長の発言で気になったところ。

労働情勢が幅広く改善しているにも関わらず、賃金が緩慢なペースでの伸びにとどまっていることに幾分驚いている。


という発言です。[ロイター記事]

米国でも賃金の伸びは緩やかです。

労働市場が改善し、非農業部門の就業者がコンスタントに増えているにもかかわらず、当局者が「賃金が緩慢なペースでの伸びにとどまっていることに幾分驚いている」と発言するのは、考えようによってはわりと深刻です。

経営サイドが賃上げに慎重なのは、なにも日本だけじゃないってことですね。


消費は所得との関数


利上げは、経済の過熱を防いで将来的な高インフレの芽を摘むために行います。

で、インフレが高まるには、供給を超えてモノやサービスに対する需要が強まることですね。

モノやサービスに対する需要が強まるには、購買力や購買意欲の高まりが関係します。つまりは所得が増えること、あるいは将来に増えそうだなという思いが強まることが必要です。所得の伸びが早くて購買意欲が強くなっているにもかかわらず、製品の供給が追い付かない・・・

だからモノの値段が上がるわけで、それがインフレです。

で、いまの世界は製品の供給が追い付かないのはごく一部の人気商品くらいです。一般的な製造業やサービス業は、ITの進展による効率化のおかげで供給力が高まってます。

なので、世界的にインフレは高まりにくくなってますし、インフレが低い経済では労働者への分配も伸びないということでしょう。


FRBは利上げを急がない


FRBは利上げを急ぐ必要はないですね。

世界経済の減速も感じられる局面ですので、やるとしても利上げのペースは緩やかでしょう。インフレの懸念はそれほどないので焦る必要はないですし、ハイイールド社債の発行による安易な資金調達もこのところはしにくくなっているので、FRBが利上げをする必要性は薄れています。

となると・・・

為替は円高気味かなーと思います。


為替と株価の関係


ちょっと大きな時間軸で見てみましょう。

為替と株価 小黒とら

ドル円と日経平均株価の関係です。

円高=株安の関係ですね。

世界的にリスクを取っていく時期は、円を売って株を買う流れです。しかし、拡大したバランスシートを整理していく時期のリスクオフ局面になると円が買い戻されて株が売られます。


まとめ、のようなもの


米国の利上げペースの鈍化は、それだけ世界経済が弱いことの裏返しでもありますね。

金融面でも経済面でも、円高のリスクが高まっていると思います。

この先しばらくは為替市場に要注意かもしれませんね。

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1918:

こんばんは

クローズアップ現代で今後は労働生産性は上がっても雇用は消失していく予想が出でいましたね。資本主義も別のステージに向かうかも知れませんね?

株も読めないのですが為替はもっと読めません。決め打ちは危険だと思います。

2016.03.17 21:00 yazirobe777 #- URL[EDIT]
1920:

※1918:yazirobe777さん
人工知能がますます人間の職を奪うかもしれませんね。資本主義はこれまでとは違うステージなのかもしれません。
株も為替も決め打ちは危険ですね。投資はだいたい合っていればいいかなくらいで臨みたいです。

2016.03.18 20:59 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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