たまには違ったものを買おう 読書感想文「脳には妙なクセがある」

楽しく、ごきげんに生きるために

本の帯にそんなサブタイトルが書かれている本です。池谷裕二氏の「脳には妙なクセがある」は、脳科学の観点から人間の認知や嗜好を解き明かしていく本です。

おもしろいです。


キャベツとレタスのどっちを買いますか?


キャベツとレタスのお話しの前に、水とジュースの比較があります。

ジュース1mlと水10mlでは、サルは通常はジュースを選ぶそうです。1mlと10mlという量ではなくて、甘いジュースという質を取るんです。

しかし、のどが渇いているときは水10mlを選ぶそうです。

うまく量と質を測りにかけているんですね。

で、キャベツとレタスです。


相反する選択の基準


レタスの好きな人がいます。

その人はキャベツはそれほど好きではありません。相対比較ではレタスを好みます。

ところがある日、その人が八百屋さんに行くと

「甘い春キャベツ入荷しました」

と書かれたキャベツがありました。

さて、どうしましょう。

いつものようにレタスなら安パイです。でも、普段はあまり買わないキャベツもよさそうです。脳科学では、

1. いつも通りレタスを買うという選択 = 過去の情報を「利用」すること
2. 春キャベツを買ってみるという選択 = 新しい情報を「収集」すること

で、本では2の選択を「冒険」と表していました。


脳の複雑な機能


安全で手堅い選択(過去情報の利用)か、リスクのある冒険的な選択(新しい情報の収集)か。それは相反する意思決定です。

レタスもキャベツも両方買えばいいじゃない・・・というツッコミは無しです。(^^;

ともかく、安全策かリスクかの相反する意思決定では脳の複雑な機能が働くそうです。

なるほどねーと思った部分を引用します。

日常生活でも、当初もっともよい選択であったからといって、安全パイばかりを選んでいると、知らぬ間に世界が変わっていて、浦島太郎よろしく、気が付けば大損をしていることもありえます。だからといって、根拠のない賭けばかりでは、これもまた問題です。


ということで・・・

情報利用と情報収集のバランスを保つことが大事ですね。


人は保守的になっていく?


で、人は年齢を重ねると、リスクを取って新たな情報を収集する比率が減って、それまでに蓄積した情報を利用する傾向が高まるそうです。

まあ、わかりますね。(^^;

消費しないピノキオさんのブログに「目の前には自由しかありません」というエントリーがあって、「仮に自由を束縛するものがあるとしたら それは自分自身の思考の枠でしかないでしょう」とありました。

そうなんですよね・・・ 知らず知らずのうちに狭い枠をはめてしまいます。

たまには「いつもとは違う選択」もいいですね。


アフィリエイトです


投資のことは直接は書かれていませんが、中途半端な行動ファイナンスの本より池谷さんの脳科学の本の方が示唆に富んでいます。

脳には妙なクセがある
(扶桑社新書)

新品価格
¥907から



ブログ村:よろしければ一押しをお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
 
1912:

こんばんは

目の前には自由しかありません・・・
自由しかというフレーズは粋ですね。

個人的には今は法律に触れないかぎり概ね自由なのですが、慣れると忘れがちです。困ったものです。

2016.03.16 21:42 yazirobe777 #- URL[EDIT]
1913:

※1912:yazirobe777さん
そうなんです。粋なフレーズなんです。

概ね自由でそれを忘れがちなのはいい事だと思いますよ。自由を欲したり、自由のありがたみを感じるのは不自由な時ですからね。特段意識することなく自由がそこにあるのが一番だと思います。

2016.03.16 22:46 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
1914:ドキッ

このエントリーを読んでドキッとしました
日常的に安全パイばかりを選んで生活しているからです

例えば、お店にはメニューがたくさんあるのに
1つしか注文したことがないなんてザラにあります

そんなことが頭に浮かんだからです

2016.03.16 22:53 消費しないピノキオ #0bEIyvWM URL[EDIT]
1916:

※1914:消費しないピノキオさん
こんにちは。
消費しないピノキオさんのブログは粋な表現が多いですね。
安全が何よりですから普段は安パイでいいんだと思いますね。冒険は、たまにするくらいがちょうどいいのかもしれません。

2016.03.17 20:40 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

管理者にだけ表示を許可する