米国の経済指標を見ると 警戒的になります

ここ数日の動きだけですけど、G20はあまりいい結果をもたらさなかったですね。

為替は円高気味ですし、株価は上値の重たさが意識されます。流れとしてはリスクオフみたいですね。

今回は、一人勝ちの米国についてです。


米国の一人勝ち


世界の中で米国が一人勝ちです。

米国経済の強さの根っこにあるのは、フィンテックなどの新たな潮流を作り出せる力なんだろうと思います。フィンテックもそうですし、人工知能(AI)の技術もそうですね。

米国の強さの原因を考えていくと脱線しまくりそうなので今回はこのくらいにして、メインのお話しであるこの先の株式市場を占ってみます。


経済指標:非農業部門就業者数


非農業部門就業者数は、米国の雇用統計で注目される数値です。

米国ファンダメンタルズ 小黒とら

非農業部門就業者数(Nonfarm payroll)をNFPRとして赤線で示しました。青線はS&P500指数です。

株価が堅調なときに雇用者が増えているのが分かりますね。これまでのところ、非農業部門就業者数は順調に増えています。


経済指標:小売売上高


小売売上高(Retail Sales)は、雇用者の増加を受けて堅調に推移しています。

米国ファンダメンタルズ 小黒とら

ただ、増加のペースは緩やかになっています。ちょっと気になりますね。


経済指標:鉱工業生産


鉱工業生産(Industrial Production)は、製造業の生産活動を知ることができます。

米国ファンダメンタルズ 小黒とら

こちらも小売売上と似ています。

増加しているけれど、ペースは緩やかになっています。


経済指標:ISM指数


ISM指数は、製造業の景況感を知ることができます。

鉱工業生産が実際の生産高なのに対し、ISM指数は、製造業の「景況感」の指標なので先行性があると言われています。

米国ファンダメンタルズ 小黒とら

こちらは頭が重たい感じですね。


経済指標:消費者心理


ミシガン大学の消費者信頼感指数(Consumer Confidence)です。

ISM指数は企業の景況感ですが、こちらは消費者の景況感です。

米国ファンダメンタルズ 小黒とら

ここ数か月は頭打ちです。


全体を見ると


これまでにあげた5つの指標を合成しました。合成のやり方は説明を省きます。

米国ファンダメンタルズ 小黒とら

この図を示したのは、

合成した経済指標から株価を先読みする

のが目的ではなく、

株価の動きが、経済の動きと整合的かを確認するのが目的です。

最近、株価が頭打ちになっているのは、経済の動きと整合的だよね・・・

そう思えるかどうか。


株価と経済状況


最近、株価が頭打ちになっているのは、経済の動きと整合的だよね・・・

それで、この先の経済は減速がきつくなって、在庫や人員の整理が起きるかも。
そう思う人は、この先の株価には慎重なスタンスを取るべきでしょう。

いや、違う。経済指標はほんの一時的な停滞を示しているに過ぎない。すぐに回復する。
そう思う人は、これまでのスタンスを変えないのがいいでしょう。

あるいは・・・
経済は関係ない。どうでもいい。株価は長期的には右肩上がりだから気にしないのがいい。
そう思う人は、経済の状況は気にしないでマイペースを貫くのがいいでしょう。


おまけ


米国の経済指標はセントルイス連銀のサイトから取りました。[外部リンク]

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