G20閉幕 この先をどう見るか 円高?円安?

上海でのG20が閉幕しました。

通貨安競争は回避しましょうって事は合意されましたね。あと、共同声明には明示されませんが、通貨安を招く不意打ちの金融政策は、やるなら事前に教えてねって事も合意されたようです。[外部記事]

今回は、当たるも八卦、当たらぬも八卦です。


G20の共同声明


上海G20の共同声明は財務省のサイトで仮訳が読めます。[リンク]

そこからの引用です。


現状認識


“変動の大きい資本フロー、一次産品価格の大幅な下落、地政学的な緊張の高まり、潜在的な英国のEU離脱及びいくつかの地域における大量かつ増加する難民がもたらすショックなどを背景に、下方リスクと脆弱性が高まっている。加えて、世界経済の見通しが更に下方修正されるリスクへの懸念が増大している。(略)
我々は世界経済の成長という共通の目的を実現するため、更なる行動が必要であることに合意する。我々は、引き続き世界の経済・金融動向を注視する。”


この先の見方は慎重ですね。

このまま放っておくと下方リスクが高まるから、なんかの手を打たないといけないね、と読めます。


打つべき政策


金融政策のみでは、均衡ある成長に繋がらないだろう。我々の財政戦略は成長の下支えを企図しており、強靭性を高め債務残高対GDP 比を持続可能な道筋に乗せることを確保しつつ、経済成長、雇用創出及び信認を強化するため、我々は機動的に財政政策を実施する。”


ここは苦しい表現ですね。

金融政策のみでは均衡ある成長にはつながらない。その通りです。

でもね、と。

議長国の中国を含めて新興国は、債務残高対GDP 比を持続可能な道筋に乗せようと思うと、財政は拡張しにくいでしょう。債務比率が高いんですから。

参考過去記事:中国はどのくらいヤバいのか

財政を拡張できる国はドイツなどの一部の先進国くらいでしょう。ここは悩ましいところですね。


通貨の切り下げ


“我々は、通貨の競争的な切り下げを回避することや競争力のために為替レートを目標とはしないことを含む、我々の以前の為替相場のコミットメントを再確認する。”


通貨の切り下げ競争はやめましょうね、ということの再確認ですね。

“我々は、政策に関する不確実性を軽減し、負の波及効果を最小化し、透明性を向上させるために、マクロ経済及び構造問題に関する我々の政策行動を注意深く測定し、明確にコミュニケーションを行う。


ここが行間を読むところかもしれません。

政策に関する不確実性を軽減し・・・明確にコミュニケーションを行うというのが、サプライズ緩和はやめましょう、やるなら事前に教えてねって合意でしょうね。


総括すると


世界経済は下方リスクと脆弱性が高まっているんだから・・・

そんなときにサプライズのマイナス金利とか、通貨の切り下げとか、そういうのは勘弁ね。でも、どうしてもやるなら関係国に根回ししてよ。

お・も・て・な・し

じゃなくて、

ね・ま・わ・し

ね。

あ、日本だけじゃないよ、中国もよろしくあるよ。

とこんな感じかなと思います。勝手な想像ですけどね。


明日からの市場


率直なところ、今回のG20はニュートラルでしょうかね。特にサプライズのある声明ではありませんから。

ただ、日銀は動きにくくなったかもしれませんね。やはり突然のマイナス金利はやり過ぎでしたね。うがった見方をすれば甘利前大臣の辞任から話題をそらすサプライズだったのかもしれませんが、市場に混乱を招きました。

為替は円高に振れやすくなるかな・・・

自然体では円高、あとは米国の利上げ期待による円安との綱引きでしょうか。

世界経済は下方リスクが高まっているので、中期的には円高・株安の圧力の方が、円安・株高より強いかなーと思ってます。

いま現在の見方としては、です。(^^;

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