マイナス金利なのに、なぜ円高に振れるのか

マイナス金利の発表で121円台まで進んだ円安が、わずか数日で戻ってしまいました。

マイナス金利は金融緩和の強化だから円の価値を減少させると思うんですけど、どうやらそう簡単にはいかないようです。

今回は、マイナス金利と円高について


マイナス金利なのに、なぜ


日銀がマイナス金利を発表した後は一気に円安が進みました。

ただ、ここ数日ですっかり様変わりです。マイナス金利の発表前よりも円高になってしまいました。

で、なぜ円高なのかです。私が見たニュース記事では、米国の経済指標(非製造業の景況指数)が予想より悪かったことで、ドルが売られて円が買われたとありました。

米国の利上げが思った以上にゆっくりなペースになりそう、という思惑もドルを売って円を買う材料ですね。


もう少し別の角度から


為替だけじゃなく株も債券もそうなんですけど、一つや二つのもっともらしい理由が本当の理由とは限らないです。

相場を動かす要因はたくさんありますし、それらが複雑に影響し合います。だから理由はあくまで、そんなもんかなー程度に受け止めた方がいいですね。

で、私は米国の経済指標以外にもちょっとした理由を考えてみました。

それは、日本が(あるいは世界が)、デフレ気味の経済に戻ることを織り込みに行っているのでは、ということです。


マイナス金利の損得


マイナス金利で円安に反応したものの、冷静になって考えると・・・

マイナス金利は、銀行と預金者から利息を取り上げて、日銀に利益を移転させるだけじゃないの?

となると、景気拡大やインフレ期待を高めることには役立たない

なんてことで、

日銀の目標としている2%のインフレは実現できるのかな。むしろ遠ざかっているかも。

という思惑も高まっての円高かもしれません。

それに中国の市場も不安定です。中国の3つの過剰(生産設備、雇用、債務の過剰)がデフレ圧力として重たくのしかかってくることを市場が織り込むと、インフレ格差の点でドル安・円高に向きやすいです。


まとめ、のようなもの


マイナス金利なのに円高。

1. 米国の経済指標が弱かった
2. 日銀の政策がインフレ期待を高める方向には作用しないと市場が思った
3. 中国発のデフレ圧力の高まりを懸念

こういったことが混然一体となっての円高かなーなんて思います。

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1734:

円高というよりドル安ですね。ドル円の通貨ペアが円高に振れているだけです。

最近マイナス金利の本を読んで、結局ドル調達コストをマイナス金利通貨を持つ日本人が負担するだけだなという理解をしてます。

ということはマイナス金利になってもドル高はあまり進まないという事になります。ドルベースで見ると米国債より日本国債の方が利回りが高いと言うおかしな話です。ドルはスペシャルな通貨なんですね。

2016.02.04 19:58 さいもん #- URL[EDIT]
1736:

※1734:さいもんさん
そうですね。ドル安の側面は大きいと思います。
マイナス金利で円安に振れた分が帳消しになったのは円高の要素も含まれてるように思えます。マイナス金利は円安をもたらさない気がしてます。

2016.02.05 21:32 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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