下落局面で頑張らない投資法

今日も弱かったですね。

株式市場は本格的な下落局面入りかもしれません。急ピッチで下げたときの反発上昇はあるにしても、数か月から数年の期間を見通すと、もう少し下がる気がします。

今回は、相場下落時にどうするかについて


下落時の心構え


下落時にどうしたらいいか。

私は中長期的なトレンドが上向きを維持していると思うなら様子見、下向きに変わったと思うならある程度を売却するのがいいという考えです。で、売却した分は下がったら購入に回せばいいんですから。

数年続いた強気相場が終わって、1~2年は続きそうな下落局面に入ったときは、リスクを積み増さない方がいいと思ってます。局面判断は難しいし、外すことはありますけどね。

ただ、下落時の心構えに絶対的な正解があるわけではないので、いろんな情報から自分に合ったやり方を模索するのがいいと思います。


下落時に頑張らない投資法


で、今回は一つの考え方として、「下落時に頑張らない投資法」を紹介します。

前回記事「強いものが生き残るのではなく、環境に適応したものが生き残る」の概念を使って、下落時に頑張らない投資法を「適者の戦略」、一般的なドルコスト平均法を「強者の戦略」として見ていきます。

下落時に頑張らない投資法=適者の戦略(f:fit)
一般的なドルコスト平均法=強者の戦略(s:strong)

相場環境の前提は、この先、2007年以降の相場を繰り返すとしたら・・・です。過去記事「積立投資は、肉を切らせて骨を断つ戦略だと思います」と同じ前提です。

一般的なドルコスト平均法(s戦略)は、2015年12月末から投資します。
下落時に頑張らない投資法(f戦略)は、下落の3年間をやり過ごして、2018年12月末から投資します。

試算図は以下のようになります。

下落相場の心得 小黒とら


下落時に頑張らない投資法


下落時に頑張らない投資法(f戦略)は、一番のボトムを見て、そこから上昇してきた局面を見て、

そんじゃ、そろそろやるか。

という感じです。

一番おいしい時期(最安値)をあえてやり過ごしたとしての試算です。

で、ここが大事なんですけど、

3年間やり過ごしている間に、3年分の投資額はちゃんと預金に積んでいたってことにします。それを原資にしての参戦です。

つまり、先ほどの単価を試算したときの前提は

一般的なドルコスト平均法(s戦略)
=毎月5万円をコンスタントに投資。
=5万円×96か月=480万円。

下落時に頑張らない投資法(f戦略)
=2015年12月末からの3年間は、毎月ゼロ。
=2018年12月末からの3年間は、毎月10万円。
=その後の投資は、毎月5万円。
=10万円×36か月+5万円×24か月=480万円。

投資期間は違いますが、最終的な投資額は同じになります。

下落時に頑張らない投資法(f戦略)のポイントは、投資を休んでいた3年間に貯めた預金を、2018年からの3年間に「上乗せして」投資する点です。


さて結果


まずは損益の実額で見てみましょう。

下落相場の心得 小黒とら

次に、投資元本に対する損益率です。

下落相場の心得 小黒とら

結果としては、下落時に頑張らない投資法(f戦略)の方がいいです。含み損の出方も小さいです。

2023年末時点の損益額とリターンは、

一般的なドルコスト平均法(s戦略):260万円(+53.6%)
下落時に頑張らない投資法(f戦略):334万円(+68.2%)


自分に合ったやりかた


一般的なドルコスト平均法(s戦略)でも、下落時に頑張らない投資法(f戦略)でも、自分に合ったやり方でやるのがいいですよね。

ドルコスト平均法は一般的な手法です。悪くない方法だと思いますが、意外とタフな方法です。そのやり方が合っている人もいればそうでない人もいるはずです。

下落時に頑張らない投資法はひと手間、ふた手間かかりますが、下落の不安が高いときに気分的に楽な方法です。そのやり方が合っている人もいればそうでない人もいるはずです。

どういうやり方が自分に合っているのか。

そういう視点で投資法を考えてみてはいかがでしょう。

何が正解かではなく、何が自分に合っているか、ですね。

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1649:

我が家は、夫婦ともドルコスト平均法だったのを、
あることに気づいて、私が短期に変更しました。

二人で積み立てをしていると、相場の世界に預けているお金が増えます。

大きなお金が必要になった時、もし、含み損だったら…。

すべてを投資に突っ込んでるわけではないですが、
現金は出ていく、投資は含み損、それではストレスが溜まるなと。

とらさまの記事を拝読していて、短期でも中期でも、
含み益が出ていれば、いつでも笑顔で利確可能なんだと。

その状況に常に持っていけるように、可能な範囲で頑張ってみよう。

年明けからの急落、少々目眩の起きそうな損切り…
今までのコツコツ利益を吹っ飛ばしてみての感想です(苦笑)

2016.01.21 22:08 みみん #fNXDZ1ls URL[EDIT]
1650:

こんばんは

「3年間やり過ごしている間に、3年分の投資額はちゃんと預金に積んでいたってことにします。」
→これは重要ですね。下手するとお菓子になります。(笑)
上手くやるのはむずかしいのですが、毎月証券口座に積み立てて
そのうちの何割かを投資資金として運用しリバランスするイメージでしょうか?

2016.01.22 00:09 yazirobe777 #- URL[EDIT]
1651:

逆に「下落時に頑張ちゃう投資法」ですと、下手のナンピン スカンピンになりますね。
早すぎるリバランスも似たようなところがあると思います。

2016.01.22 08:00 Tansney Gohn #SNAM66t2 URL[EDIT]
1652:

※1649:みみんさん
含み損を抱えるのは気分的に重たいですよね。
投資していれば含み損を抱えないことはないのですが、できるだけ傷は軽い方がいいですよね。
理想的には、含み益を利益確定するのは十分引きつけて。含み損とお別れするのは早いうちに。ですね。
ともかく、含み損はあまり抱えないようにしたいです。

2016.01.22 21:07 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
1653:

※1650:yazirobe777さん
リスク資産に投資する分を、預金に積んでいくのっていい方法だと思うんですよね。
人工知能AIが進むと、今月はリスク資産の投信か、安全資産の預金か、どっちに入れるかを教えてくれるようになるかもしれないなーと思ったりしてます。(^^)

2016.01.22 21:11 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
1654:

※1651:Tansney Gohnさん
下落局面では頑張りすぎないのが一番ですよね。
下手にナンピンしてどんどん含み損が増えていくのはキツイですからねー。

2016.01.22 21:12 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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