下落局面における複利効果

相場が下がっているときの複利効果ってどう考えたらいいの?

という悩ましい問題があります。

今回は、下落局面における複利効果について


複利効果の意味


複利効果は、本来は利息の計算に関係してくる話です。

確定的な定期預金の元加継続が一般的です。利息が利息を生むことです。

で、複利効果は借金にも適用されます。

あまり気にしないかもしれませんが、住宅ローンも借金ですし、その利率は複利で計算されます。だから長期のローンを借りると意外と高いものになります。いまは低金利だからいいんですけどね。

ともかく利息が利息を生むのが複利。

基本的には、複利はキャッシュフローが確定している債券や預金やローンに使われる計算方法です。


リスク資産には?


さて、とはいえ、リスク資産のリターンにも複利の概念は使われます。

たとえば毎月分配型の投信と無分配型投信の比較もそうですね。上昇局面では、分配型と無分配型ではリターンの効果が違います。

過去記事:毎月分配型投信 投資するときに注意すべきポイント

分配で受け取る額は預金に置けばゼロ金利ですが、無分配であれば運用のリターンを得ます。その差は相場の上昇局面では無分配型に有利になります。


では、下落局面では?


相場上昇局面では無分配型に軍配が上がります。しかし、下落局面では立場が逆になるんです。

私は過去記事で、相場が下落しているときは(=マイナスのリターンの時は)毎月分配の方がやられは少なくなると書きました。

これを図示します。

試算の前提は、年マイナス2%で下落する局面としましょう。ただし、リスク資産なのでリターンのブレを年10%として、10年間運用するとします。スタート時の基準価額は10,000円です。

複利効果 小黒とら

リスク資産への投資の場合は、ブレがあるので分布で考えましょう。

赤線:毎月分配型投信
青線:無分配型投信

毎月分配型は、基準価額10,000円に対して毎月50円を分配。分配金のリターンはゼロで計算したものです。分配型も無分配型もどちらも税金は考慮していません。課税関係の話をすると複雑になるので今回は省略します。


逆複利効果


相場が下落局面にあるときは、分配型の方が、投資元本が少なくなるので逆複利効果ともいうべき効果を得ます。

分配金のリターンはゼロでも、マイナスよりはいいですし。

毎月分配型投信は賛否はありますが、こと資金の効率性については、次のように整理できます。

上昇相場なら、毎月分配型は不利。無分配型が有利。
下落相場なら、毎月分配型は有利。無分配型が不利。

あくまで相対的には、ということです。

まあ、結論としては、下落局面では元本を減らした方が有利ということですね。

では、よい週末を!

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1603:

こんばんは

今は毎月分配型が良いでしょうね・・・(笑)
22時現在の為替と原油、米先物…警報級ですね。
やれやれ 無用なリスクは極力減らすが吉でしょう。

よい週末を!

2016.01.15 22:51 yazirobe777 #- URL[EDIT]
1604:

複利の説明図は大抵の場合上に反り上がったチャートになっていますが、あれはリターンがプラスだった場合ですよね。
リスク運用の場合マイナスもあります。
複利でリターンがマイナス時は下方向にそり下がった? チャートになります。

2016.01.16 07:54 Tansney Gohn #SNAM66t2 URL[EDIT]
1605:

※1603:yazirobe777さん
今は無用なリスクは極力減らして、参戦するにしても限定的にして、投資額を抑えた方がよさそうですね。

良い週末を!

2016.01.16 17:14 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
1606:

※1604:Tansney Gohnさん
そうですね。反り上がったチャートはプラスリターンの時ですね。リスク資産なら上がることもあれば下がることもありますね。

2016.01.16 17:17 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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