原油価格が下がると困ること

原油価格が低下しています。

一般消費者からするとガソリン価格は安くなりますし、灯油の価格も安くなりますし、いいことですね。飛行機の燃油も安くなって海外旅行も行きやすくなるかもしれません。

でも、相場的にはどうなの?

今回は、原油価格と今後の相場について


原油と消費


原油価格の低下は、基本的には消費国の経済にとってはプラスです。

米国についてはシェール関連企業が受けるデメリットよりも、米国の一般国民が受けるメリットの方が大きいはずです。米国でガソリン価格が下がれば、一般的な人は他に使えるお金が増えますから。

ただ・・・

株式市場や債券市場では警戒感が広がるでしょう。

シェールガス関連とか、その他のエネルギー関連企業は大丈夫かな、って。


逆流?


ここ数年、米国のシェール革命と中国の資源・エネルギーの爆買いで、エネルギー関連企業は潤ってました。

それに加えて新興国のインフラ投資熱もあって、インフラ関連企業も業績を伸ばしました。

世界的な金融緩和によるカネ余りで、投資家はリスクを取りやすい環境にありましたし、企業は資金調達がしやすい環境でした。資金調達がしやすいというのは、リスクの高い企業でもそれなりの低金利で債券が発行できたってことです。

ジャブジャブにお金のあるところからお金を借りて、鉱山の採掘とか、インフラの整備とか、不動産とかに投資していたわけです。

で、それもそろそろ終わりが見てきたのかなー。

最近の原油価格を見ていると、需要と供給のバランスが崩れてしまった感があります。


兵どもが夢のあと?


原油価格の低下や資源価格の低下が、先進国の購買力向上につながる「だけ」ならいいんですけどね。

資源価格の低下の背景に、中国をはじめとした新興国の成長鈍化があったり、そもそも過大な投資があったりすると、その調整には時間がかかります。

原油価格が下がると困ること、とは

エネルギー関連企業の収益力が落ちることで、負債の借り替えや利払いが苦しくなることです。苦しくなりそうだと思うと、銀行は融資を引き上げたくなりますし、債券投資家は償還後のロールオーバーには応じないでしょう。債権者(銀行や債券投資家)がこの企業は苦しくなりそうだと思うだけで、その企業の資金繰りはきつくなります。

中長期的に世界の人口は増え、生活の質は向上し、エネルギーの消費は増えるとしても、オーバースピード気味に積み上げた生産設備や負債があれば、いったんの調整は避けられないでしょう。

その調整の過程で、高く債務を積み上げた企業のデフォルトや、高い債務の国の為替の急変動などがあると、「調整」が「ショック」に移行します。


まとめ、のようなもの


宴会は終わりつつあるのかもしれません。

相場のボラティリティが上がりそうなので、いま一度、自分の投資スタイルを見直してみてもいいかもしれませんね。

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