米国の利上げが見えてきました この先の投資環境について

金曜日に発表された米国の雇用統計、非農業部門雇用者数が+211千人の増加でした。

今月15-16日のFOMC(連邦公開市場委員会)で利上げに踏み切るのは、まず間違いないでしょう。

今回は、相場観についてです。


欧州と中国


世界のマクロ経済を見ると米国の一人勝ちです。

欧州はドイツやフランスのような経済強国と、ギリシャなどの経済的に難しい国の差があるのに、ECBの金融政策は一つしかないので金融政策が後手に回りがちです。また、歴史的にも地理的にも中東に関係が深いこともあって、移民や難民の問題を抱えていますね。

それに、ドイツにしてもイギリスにしても、IMFにしても、この最近のタイミングで中国に深く入っていっているのも気になります。まあ、こちらは丸丸太らせて・・・という陰謀めいた話かもしれませんが。

IMFのSDRの構成に中国の人民元が採用される話は、実際には来年の10月ですからねー。それまでに中国が国際標準の金融取引の自由を実現できるかに注目です。下手すると、それが中国経済の不安定さを増すことになります。

あと、中国の経済がスローダウンするのは既定路線ですね。米国の利上げがどう影響するかは未知数ですが。


日本


日本は、意外なことに悪くない状況です。

企業の業績もまずまずですから。

アベノミクスには賛否両論がありますが、経済政策としてはトータルで考えるといい方向で進んでいると思います。それまでの民主党政権とは違って、賃上げの圧力を強めています。ある意味では、リベラル政権よりも「分配」に関与してますよね。

あと、円安に持って行くのと並行して、訪日外国人を増やしている政策もいい方向だと思います。コンスタントに訪日外国児が増えるのであれば、新たなビジネスチャンスも生まれるでしょうし。

ただ・・・

不動産業向け融資が増えているのは要注意です。日銀も気にしてますからね。

日銀が追加の金融緩和に動けないのは、不動産業向け融資が増えているからだろうと思っています。


懸念は、やはり新興国


懸念は、やはり新興国です。

米国の金融が締まると、新興国が苦しみます。

インドネシアの不動産大手、リッポー・カラワチが特別損失を計上しました。[外部記事]

多額のドル建て社債を発行していたのが裏目に出てます。新興国がドル調達して自国通貨が安くなる(=米ドルが強くなる)と、結構苦しむことになります。


明日は、どっちだ


金曜日のNYダウの上昇の余波を受けて、明日の日経平均は上がる可能性が高いでしょう。

で、勝負はその後、月曜の米国市場からかなーと思ってます。

日米の株価はまだもう少し上値があるかもしれませんが、上昇の勢い(モメンタム)は衰えてきているように感じます。ま、ここらへんは「なんとなく」の感覚です。

上値はあるかもしれないけれど、深追いはしない。

それがいまのスタンスです。

参考過去記事
国際決済銀行(BIS)が報告書で指摘したこと
米ドルが強くなると困ること
新興国の株価を見ると それほど強気になれない

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1427:

こんばんは

基本的な部分は同じで深入りする時期は過ぎていると思います。
慎重に行きたいと思います。

2015.12.07 00:25 yazirobe777 #- URL[EDIT]
1428:

何事も経験!景気が後退を始める前に一回ぐらい転職してみたいな〜なんて思っていましたが、タイミングというのはままならないものですね〜。

本日、スナフキンの記事を引用させていただきました。主題ではなかったのですが、若かりし頃の大切な思い出がよみがえりました。
感謝です〜。

2015.12.07 18:47 のろのろ #- URL[EDIT]
1430:

※1427:yazirobe777さん
だいぶいいところまで来た感がありますね。
予想外に良い状況が長続きするかもしれませんが、これからは慎重にいった方がいいんでしょうね。

2015.12.07 20:51 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
1431:

※1428:のろのろさん
リンクありがとうございます。
タイミングはままならないものですね。タイミングを逸したことがいい方向に働くかもしれませんから、それはそれでいいんじゃないでしょうか。

2015.12.07 20:57 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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