投資の想定期間 25年は「いかにも長すぎる期間」ですか?

長期投資って何年くらいを想定すればいいんでしょう。

たとえば35歳から60歳までは25年です。老後に備えた個人の資産形成を考えると、25年は普通にあり得る長さですね。

ですが、25年をいかにも長すぎる期間と評する人もいます。

今回は前回の「GPIFのリスクは過大か」の続きです。


ポートフォリオの最適化問題


投資期間の話に入る前に、ポートフォリオの最適化問題を考えましょう。

GPIFの運用計画は作り方がおかしいという批判があって、その理由として「名目賃金上昇率+1.7%」という目標運用利回りを、リスクを明示せずに与えたからという説があります。

え・・・っと

目標運用利回りを、リスクを明示せずに与えた。だからおかしいという説です。

で、私は「別におかしくないんじゃない」って思います。

なぜなら、ポートフォリオの最適化問題というのは

1. 目標利回りを与えて → リスクを最小化する
2. 許容できるリスクを与えて → リターンを最大化する

のどちらかだからです。

一方を固めて、もう一方の最小化または最大化を解くのがポートフォリオの最適化問題です。厚生労働省は、1のアプローチを採用したに過ぎません。別におかしな話じゃないです。むしろ、利回りとリスクの2つを同時に与えて最適化せよと言う方がどうかと・・・

なお、目標利回りを与えてリスク最小化を解いた結果、リスクが大きすぎるなら目標利回りの引き下げは必要ですけどね。


投資期間


話を「投資期間」に進めましょう。

私は、個人が長期投資を盲信するのは危険だなと思う一方、リスク許容度が高くて機動的に動けないGPIFなら長期投資以外の選択肢はないだろうと思ってます。

で、GPIFが基本ポートフォリオを定めた際に想定した25年の投資期間について、「いかにも長すぎる期間」と評した評論家がいます。

え・・・っと

個人とは違って永続的な存在のGPIFにとって、25年という期間は「いかにも長すぎる」でしょうか?

もし長いのであれば、それならいったい何年なら適切なの?って思います。

GPIFの運用計画で想定期間の25年はいかにも長すぎる。○○年が適切だ。

とまで言ってほしいなーと思います。


結局のところ


GPIFの運営については、擁護するより批判する側の方が有利です。

私も経済評論家ならGPIFを擁護するより批判する方に回るかもしれませんね。お仕事としてはそっちの方が間違いは少ないでしょうから。

でもね、と。

GPIFの運用ってかなり大変だと思うんです。上手くいってあたりまえ、下手すりゃすぐにボロクソ言われる存在ですから。そもそも批判ありきの論評もありますし、いやーそのポイントは違うんじゃない?と思う批判もあります。

だから、ね。

GPIF関係者はこのブログを見てないでしょうけど、精いっぱいエールを送りたいんです。

GPIF、頑張れ!

すべての年金加入者の幸せのために。(^^)/

まとまりのないお話でした。

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1290:

GPIFの場合は極端なことをいうと、
25年よりもさらに長期でも運用が可能なので
大きな損失が出たとしても時間を味方にして、
失敗を取り戻せる可能性があることが大きいですよね。
個人の長期投資の場合は、
25年後、相場が暴落すればそれで終わりですもんね。
出口次第になるということですもんね。

2015.11.12 22:15 freeflyfisher #- URL[EDIT]
1291:

※1290:freeflyfisherさん
GPIFの場合、本当に超長期の運用が可能ですね。その点は寿命のある個人との大きな違いです。
個人の場合は25年後、相場が暴落すればそれで終わりです。出口が大事ですね。

2015.11.13 17:56 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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