老後資金3000万円 貯められる確率 32.8% vs 73.3%

老後資金にいくら必要か?

永遠のテーマですね。

過去記事「65歳でいくら貯金が必要か? 1億円です。 え?」でも書きましたが、老後の不安を煽る記事には気をつけましょう。

で、今回は老後の不安を煽る記事です。

ん? (-_-;

本当は、毎月の積立の投資額の違いが、余裕度の違いにつながるというお話です。


登場人物は2人


登場人物を2人考えます。

一人は収入が高い「高木」さん。もう一人は、それほど高くない「安川」さんです。

さて、高木さんは毎月10万円を、安川さんは毎月5万円をリスク資産に積立投資します。

で、投資期間は30年。


30年後の世界


リスク資産の期待収益率を年3%、リスクは年20%とします。

3%といっても対数収益率(連続複利)なので、30年間では100円が246円になる計算です。単利なら4.87%です。

ちなみに、超長期の投資の場合、複利と単利の両方の利回りで考えたほうがいいですよ。超長期で複利を想定するときの落とし穴は、過去記事「平均4%で回しても、結果はこんなに違う 複利効果について」をご覧ください。

さて、高木さんと安川さんに話を戻しましょう。

二人の投資結果をシミュレーションするとこんな感じになります。

投資余裕 小黒とら

青線が毎月5万円の安川さん、赤線が毎月10万円の高木さんです。


2人の比較


まず、安川さんに注目します。

30年間の累積投資額は1,800万円。
投資の期待値としては2,900万円ですが、実現しやすい値としては2,200万円くらいです。

一方で、高木さんの場合。

30年間の累積投資額は3,600万円。
投資の期待値としては5,800万円ですが、実現しやすい値としては4,400万円くらいです。

で、ここからです。


老後資金を3,000万円とします


漠然としたイメージとして、老後の必要資金額を3,000万円としましょう。

高木さんも安川さんも、とりあえず3,000万円がひとつのラインと考えます。ただし意味合いは異なります。

ん?


収入の高い高木さんにとっての3,000万円は、
累積投資額(3,600万円)に比べると元本割れですけど、

やられても、まぁ、このくらいなら許せるよね。

という水準。


収入がそれほど高くない安川さんにとっての3,000万円は
累積投資額(1,800万円)に対する期待値(2,900万円)を少し上回って、

リスクを取ってやってるのだから、できればこれくらい取りたいなー。

という水準。

比較のための強引さはありますけど、ひとまずそんな感じで・・・


3000万円を巡る思いの違い


高収入な人にとっては、毎月10万円をコンスタントに投資に回していれば、まぁ、多少やられても3,000万円は到達可能な水準。

ボトムラインです。余裕です。

それほど収入のない人にとっては、毎月5万円をコンスタントに投資に回して、うまくいけば到達できる水準。

目標値です。


おなじ3,000万円としても、余裕のボトムラインと置く人もいれば、到達を目指す水準と考える人もいます。

そうなると・・・

必然的に投資に対するスタンスも考え方も異なります、ね。(^^)


まとめ、のようなもの


タイトルの「老後資金3000万円 貯められる確率 32.8% vs 73.3%」の意味です。

32.8%は、毎月5万円、累積投資額1,800万円で達成可能な確率
73.3%は、毎月10万円、累積投資額3,600万円で達成可能な確率です。

投資のリターンではなく、「出来上がりの額」を目標にするなら、毎月多くを積み立てられる人の方が圧倒的に有利です。累積投資額が違うのであたりまえですけど。

含み損?

なにそれ、おいしいの?

なんて余裕もありかな。高木さんなら。(^^;

結局、余所は余所、うちはうちで行くしかないんですよね。


過去記事
65歳でいくら貯金が必要か? 1億円です。 え?
平均4%で回しても結果はこんなに違う 複利効果について

では、よい週末を。(^^)/

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