分散投資の効果を考える 暴落時の市場変動について

Blogosで分散投資の効果について記事がありました。

ゼロ金利と絡めての話でしたが、私はよりシンプルに、市場が暴落するときはみんな固まって下落するので、ダメな時はどれもダメで分散効果は薄れると思ってます。

今回はボラティリティの高まるときの分散効果とリスク管理について


分散投資してますか


教科書的には、投資は国際分散したポートフォリオを長期保有するのが基本です。

で、今回は長期投資には触れないで分散投資の効果に焦点を絞ります。

分散投資。

自分で資産配分を決めてポートフォリオを組んでもいいですし、バランスファンドを買うのもいいですね。バランスファンドを買って、個別資産の投信で資産配分に強弱をつけるのもいい方法です。

で、分散していればリスクが小さい。

実際の状況を過去の数値で見ていきましょう。


伝統的な4資産


伝統的な4資産で見ていきます。

国内株式(DE)、国内債券(DB)、外国株式(FE)、外国債券(FB)です。

2005年5月から2015年6月の10年の月次データです。データがちょっと古いのは面倒だから更新していないだけです。

さて、結果。

分散投資 小黒とら

国内株式(DE)と外国株式(FE)の相関が0.785で、DEのボラティリティが19.1%、FEが21.4%というのを覚えておいてください。


リーマンショックのとき


では、リーマンショックの時はどうだったでしょう。

2008年1月から2009年12月までの2年間を切り出しました。

分散投資 小黒とら

国内株式(DE)と外国株式(FE)の相関が0.908で、DEのボラティリティが26.5%、FEが32.1%です。

市場が崩れたときは、リスク資産の相関は高まって、ボラティリティは上昇します。

それって、どういうこと?

下落局面で分散効果が欲しい時に限って、分散効果は低下するってことです。


具体的に


4つの資産に均等配分しているとしましょう。

過去10年のデータで計算すると、均等ポートフォリオのリスクは11.4%となります。妥当な水準ですね。

でも、リーマン時期のデータで計算すると、16.9%となります。

相関が高まることで分散効果が減じられてしまいます。それに加えてボラティリティも高まるので、ポートフォリオのリスク値も大きく上昇します。

で、考えたいこと

平常時のデータでリスクを見積もると、2σで22.8%です。

でも、リーマンショックのデータでリスクを見積もると、2σで33.8%です。

平常時のつもりでリスクと向き合うと、暴落時には予想以上にやられる可能性があるってことです。


まとめ、のようなもの


相場は10年に1度くらいは大きな下落に見舞われます。

そのとき、予想以上にやられることもあるということを、頭の片隅に入れておいた方がいいと思います。

分散効果は時代劇の用心棒のようなもんですね。

いまこそ必要だ!というときに、思ったほど役に立たない・・・

お後がよろしいようで。(^^;

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946:

こんばんは
用心棒ですか?落ちが切れていますね。
体感的に暴落時はセオリーが役に立たないと感じていますが、
数値データを見て良くわかりました。
PFが戻らないほど毀損してしまいますね。
基本レバを掛けないのですが、リスク資産はなくなってもいい範囲でというのは心がけていたいですね。

2015.09.14 00:37 yazirobe777 #- URL[EDIT]
947:

※946:yazirobe777さん
たまには違った締め方にしてみました。
暴落時は通常時のセオリーは通じない感じがしますね。

2015.09.14 20:05 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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