もし私が戻ってこなかったら、妻の面倒をみてくれ

株式市場の下落に対する中国当局の捜査が拡大しています。

捜査対象になった人からは、自身が単純に捜査に協力しているのか、それとも容疑をかけられているのかどうか分からないとの声も聞かれるそうで、呼び出しを受けたファンドのマネージャーが、

「もし私が戻ってこなかったら、妻の面倒をみてくれ」

と友人に言い残して規制当局との会合に臨むそうです。[外部記事]

えっ・・・

今回は市場をコントロールすることについて


生贄が必要ですか?


「もし私が戻ってこなかったら、妻の面倒をみてくれ」

そう言い残して当局との会合に臨むのは、昔読んだ東側の国家を扱ったスパイ小説みたいです。

当局に呼び出されて、そのまま拘束されて、糾弾されて、自己反省させられ・・・、最終的には「自供」させられ、スケープゴートにされる流れです。冷戦下の東側を扱った小説にありがちな雰囲気です。

民衆の怒りを政権から逸らすには、生贄が必要なんでしょうか・・・

いやぁ・・・怖い。


空売り規制は有効か


生贄にされる人は悲劇ですね。

まあ、それはひとまず置くとして、中国はいま、空売りをさせない、保有株を売らせない、下落を煽る発言をさせない、といった「三ない運動」を展開中です。

で、そういう人為的なコントロールがどこまで株価に有効なのかですね。


株価をコントロールできる?


多くの人は株価を人為的にはコントロールできないと思っているでしょう。私もそう思ってます。

当局は、投資家の行動をある程度は誘導したり規制したりはできたとしても、株価そのものはコントロールできないでしょう。売らせないようにしても株価の気配値は下がるわけで、規制すればするほど規制を嫌がる投資家が逃げ出します。

中国独特の規制はあるにしても、株式市場は海外の投資家にも開かれているので、コントロールしきれないはずです。強権的な市場コントロールは、下手をすると「やらない方がよかったのに・・・」という結果を招くかもしれません。


とはいえ、場合によっては当局の介入も


本来、当局の介入が必要なのは、信用不安が極まったときに、実体経済に働きかけることです。

日本の場合、1997年に山一證券が破綻し、翌1998年には日本長期信用銀行や日本債券信用銀行が破綻しました。このころが陰の極で、大手金融機関の破たんを目の当たりにして、いよいよ一般国民も、銀行救済のための公的資金もしょうがないよね・・・となったわけです。

それまでは、金融機関に対する公的資金の投入なんてケシカラン!って雰囲気でした。

住専問題にしても、銀行の不良債権問題にしても、スケープゴートを探してバッシングして、怒りを貯め込む時期があって、それがしばらく続くんですね。でも、それでは問題解決にはならず、結局、銀行が2、3潰れたところで本格的な事後処理に移るわけです。

中国がその道をたどるかどうかは分かりませんが・・・

とりとめのない話でした。

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886:

こんばんは
基本人間は自然の前では無力です。
和らげるのが基本で、それでだめなら逃げるのみです。
マーケットも同じでしょう。世界規模ならなおさら…

でも、外部記事は独裁国家の怖さを思い出しましたね。

2015.09.02 21:08 yazirobe777 #- URL[EDIT]
887:

※886:yazirobe777さん
自然もマーケットも複雑系ですからねー。規模が大きくなれば人の力で制御できるものではないと思います。
それにしても独裁国家は怖いですね。世界第2位の経済規模を持った独裁体制って、考えようによっては恐ろしいです。

2015.09.02 23:13 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
893:

中国は滅茶苦茶ですね。
三国志で、曹操が兵糧役人のせいにしてクビを切って難局面を乗り切った話を思い出しました。
あの時代から発想が進歩してないんじゃ。

2015.09.04 23:28 招き猫の右手 #- URL[EDIT]
897:

※893:招き猫の右手さん
中国はすごいですよね。
弱肉強食の権謀術数が渦巻く世界で、生きていくのにすごいストレスがかかりそうです。なんだかんだ言っても日本は過ごしやすいなーと思います。

2015.09.05 18:40 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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