「会社員は投資と無縁という愚」に思うこと

日経の記事を見ていたら「会社員は投資と無縁という愚 会社員の投資、4つの誤解を解く」という記事がありました。[外部記事]

今回はこの日経の記事について思うことです。


気になったところ


気になったところを引用します。ピケティのr>gから富裕層と勤労者との格差に触れて、格差の是正は、税制や社会保障制度を通じて調整する努力を粘り強く続けていくしかないとした後に続く文章です。

 それよりも、「投資をしなかった会社員」と「投資をした会社員」の間に生じる格差を考えてみてほしいと思います。同じような年収、同じような資産状況であっても、その資産をどこに置くかが長い目で見て、大きな違いとなってきます。
 つまり、会社員が投資を無縁のものと考えてしまうと、資産形成の一部に投資を組み入れた会社員とのあいだで、資産の格差が開き、「会社員内で格差が拡大する」おそれがある、ということです。


これって私が思うに、もうちょっと付け加えたほうがいいと思います。

「『投資をしなかった会社員』と『投資をした会社員』の間に生じる格差」という表現は、ちょっとミスリードかもしれません。


どう切り分けるのがより適切か


格差について切り分けるなら、「投資をしなかった会社員」と「投資をした会社員」という切り口ではなくて

1. 投資でうまくいった場合
2. 投資をしなかった場合
3. 投資でうまくいかなかった場合

という切り口の方がより適切でしょう。

あ、会社員じゃなくても、主婦でも学生でも、無職のおっさんでも同じことです。なので「会社員」じゃなくて「場合」という表現にしました。

脱線ながら、「主婦でも学生でも」と打とうとしたら、「学生デモ」と出てきました。

最近、そんな変換をした覚えはないんだけど・・・


本題に戻すと


脱線した話をもとに戻しましょう。

この先を考えると、会社員も確定拠出型年金で運用する人も増えるでしょうし、企業に属さない働き方を選ぶ人も増えるでしょう。働き方が多様化することで、高度成長からバブル期のような企業丸抱えの確定給付型の年金制度に頼らない人はますます増えます。

国は、ない袖は振れないので、「税制の優遇などの制度を整備するから、あとは企業と従業員、個人でよろしく」というスタンスを強めてます。

企業は、財務のリスクは取れないので、「従業員さん、すまんけど運用のリスクは取れないんだ。掛け金の拠出はね、そりゃ面倒見るけど、運用の意思決定と結果は自己責任でね」という方向です。

となると、やはり個人としては、自己責任の荒波に叩き込まれるわけです。


投資しますか?


投資した人と投資しなかった人の差は、いま大きく出ていると思います。

それは「ここ数年の相場がよかったから」という面が大きいでしょう。

でも、いい時もあれば、そうでない時もあります。

そこで、やはり悪い時のことを考えると投資をしないという選択もありです。

1. 投資でうまくいった場合
2. 投資をしなかった場合
3. 投資でうまくいかなかった場合

いま、1>2だからいいのですが、2>3という局面も来るわけです。


大事なのは投資をすることではなく


投資をすると、うまくいく時もあり、うまくいかない時もあります。

そこで大事なのは、「投資をすること」ではなくて、「投資をするなら、いろんな局面を乗り越えて、トータルで、投資をしなかったよりもいい結果を残すこと」ではないでしょうか。

トータルで、投資をしなかったよりもいい結果を残すこと。

それを目指す。

やみくもに投資、投資、と考えるのではなく、

1. 貯蓄と消費のバランスを取って、まず貯蓄を厚くする。
2. 貯蓄の一部を投資に回す。
3. 局面によっては、投資の一部を貯蓄に戻す。
4. 貯蓄+投資の合計が、投資をしなかったよりもよかったね、という結果を目指す。

そういう考え方でいかがでしょう。(^^)

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760:

親友とこの記事について、夕方までLINEで討議しておりました。

>6人に1人は会社の401kで自己責任投資が必須な時代に
我が家は5/6の方に入りますが、1/6の御家庭が本当に羨ましいです。
相方が企業型DCをやっていたら、『ちょっとどいて』と私が代わりに考えたいぐらい(笑)

無いものねだりはやめて、私は自腹を切って頑張りましょう。
たとえ、老後資金の足しにもならない、笑っちゃうような金額であっても。

あぁ、かっこいい私(笑)


http://news.yahoo.co.jp/pickup/6169439
こんな記事もありました。
我が家も先日、二十歳になった下の子の国民年金9ヶ月分を納めました。
高専在籍で来春の就職が決まっているので、高ーい!と思いながらも14万円捻出しましたが、
大学生の親御さん、フリーターの方は本当に大変だと思います。
(以前から言われてますが、学生免除という言い方もどうかと)
下流老人云々もまったく無視は出来ず、自分もそうなるのではとの恐怖はありますが、
一番怖いのは、長年に渡る親の介護と、フリーターの子供の生活援助と聞きますから。

まったく関係ない話で終わってしまいますが、就活生の親として、
この尋常じゃない暑さの中で、リクルートスーツに身を包み、
懸命に頑張る学生の皆さんに幸あれと祈ります。

2015.08.04 20:44 みみん #yLibkmaY URL[EDIT]
762:

今現在が上手く行っているだけで、投資をすすめるのはどうかと思います。逆に今から投資を行うことが本当に正しいと思っているなら、ずいぶんと考えが軽いとも。

書かれている記事のとおりだと私も思います。投資なんかより、1.が上手くバランスよいほうがよっぽど資産ができると思います。私が言ったところで、なんだよ!って言われそうですけど^^;

2015.08.04 22:27 煙々 #- URL[EDIT]
763:

※760:みみんさん
投資額は大きければいいってものでもないので、金額に関わらず頑張りましょう。
フリーターが増えているというニュースですね。民間企業の雇用としては正社員が最強なんですけど、正社員じゃない働き方の人は増える方向でしょうね。

この暑さの中でリクルートスーツで頑張る学生さんに、私も明るい未来があるといいなーと願ってます。就活がうまくいっても不本意に終わっても、明るい未来を切り開いていって欲しいです。

2015.08.04 22:28 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]
764:

※762:煙々さん
そうですよね。基本は貯蓄ですよね。貯蓄ができないと投資するお金もないわけですし、収入と消費と貯蓄と投資のバランスが大事だと思います。

2015.08.04 22:36 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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