中国経済の苦しみはこれからが本番かも

中国経済はリスクだと思っているのですが、ゆっくりバブルが破裂しているのでなかなか実感しにくいです。

バブルは崩壊したり、弾けたり、破裂したり、ともかく爆発的に終わるものと思っていましたが、中国の場合、緩やかに萎んでいく感じですね。

今回は中国のリスクと日本の失われた20年について


中国のデフレ圧力


「中国の車工場、2500万台分過剰 15年稼働率5割に」というニュースがありました。
[外部記事]

記事を引用します。

自動車市場で世界最大の中国で生産能力の過剰が深刻になってきた。2015年のメーカー各社の生産能力は前年より2割以上多い計約5000万台に増える見通し。一方、同年の新車販売予測は前年比7%増の2500万台強にとどまる。8割以上が適正といわれる稼働率は5割前後に落ち込みそうだ。中国市場では供給過剰による価格下落が始まっており、日系メーカーの採算にも打撃を与えるとの見方が強い。

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中国の過剰生産力は大問題です。

これについては後ほど考えるとして、まず日本のバブル後を振り返ってみましょう。


日本のバブル後 3つの過剰


日本のバブル時代が終わった後、「3つの過剰」という言葉が出ました。3つの過剰とは、雇用、設備、債務の過剰のことです。日本の企業はバブル期に、借金を増やして人も増やして設備も増やして企業の成長を狙ってきました。

持続的な成長率を超えて成長を追い求めた結果、バブル後の日本経済がどうなったか。

企業は借金返済を真っ先に考えるようになり、設備廃棄も進めました。事業再編のリストラクチャリングやダウンサイジングという言葉で、企業は身軽になることを優先させたわけです。

そうやって債務と設備を圧縮していくことが経営課題となりました。一方で、もう一つの過剰である雇用についてもリストラが進みましたし、給料は抑えられて非正規雇用も増えて、総人件費は圧縮されました。

これが日本のバブル後の失われた20年です。債務と設備と雇用のダウンサイジング化によって、デフレ気味の経済のもとで、なんだか気怠い景況感が続いたわけです。

債務も設備も雇用もダウンサイジングが続いたのに、企業はさらに絞ろう、絞れるだけ絞ろうとするから景況感が良くならないので、そこに手を付けて企業にもっと借金せよ、内部留保を活用せよ、賃金を上げよと言っているのがアベノミクスなんだろうと思っています。


さて、中国


中国では、生産力が高まりすぎてどうしょうもなくなってます。しかも品質や技術が付いてこないので、日本のバブル後よりも悲惨といえます。世の中に米国や欧州や日本でしか作れないものと、中国でしか作れないものを考えたら中国の大変さがわかるでしょう。

中国国家発展改革委員会は、エネルギーや交通、水関連、環境保護、都市公益関連といったプロジェクトに、民間の資金を使うことを解禁しました。これは国家資本主義の行き詰まりを感じさせます。地方政府の金回りが悪くなっているようです。

AIIBにしても、これまでに築き上げた巨大な生産能力をどう調整するのか、その使い道として、海外のインフラ整備に活路を見つけようとしているとみられます。

お金はないけど生産能力はある。それがいまの中国の実体かと思います。

想像ですけどね。収益を生まない不動産開発にお金を費やしてきた地方政府が、いよいよ資金繰りが行き詰っているのかもしれません。

バブル期の乱開発で倒産した不動産関連企業みたいです。


まとめ、のようなもの


中国の経済は実態がよくわからないです。だから想像がたくさん入ってる見方です。

ただ、地方政府の資金繰りは良くないでしょうし、生産設備はだっぷりあって、成長率は低下傾向です。

そこから想像される将来像は、中国版のバブル整理が始まって、リストラクチャリングやダウンサイジングが起きるということです。それはすなわち世界的なデフレ圧力ではないでしょうか。

デフレ圧力が高まらないように、中国にはうまくバブル崩壊を隠して欲しいものです。(^^;)

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