官製相場? 管制相場? 閑静相場?

日経平均が20,000円を超えて「官製相場」とか「管制相場」とか言われてますね。

官製相場というのは政府が作った相場ということで、いまの株価が政府主導で持ち上げられていると批判するための用語です。

「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」「共済年金」「かんぽ生命保険」「ゆうちょ銀行」、そして「日銀」の「5頭のクジラ」が大挙して株式市場に押し寄せているという説です。

今回は株式相場について


5頭のクジラの食欲は?


5頭のクジラの食欲ですが、3月12日付けの日本経済新聞では、5頭あわせて約27.2兆円の買い余力だそうです。

う~ん

東証一部市場の時価総額は578兆円ですよ。

たしかに5頭あわせた27兆円は大きな数字ですけど、日経平均が10,000円割れの水準から、この2年で20,000円ワンタッチするくらいまで上昇したのは5頭のクジラが主要因とは思えないです。

金融緩和で円安が進み、企業の業績も改善し、経済のファンダメンタルズが改善し、投資家の心理も好転したことが20,000円ワンタッチにつながっているんじゃないでしょうか。

もちろんそれぞれの要因の因果関係とか前後関係はきれいには整理できないんですけどね。相互依存関係がありますから。

ともかく株高の要因を5頭のクジラとするのは、単純化しすぎです。

政府が5頭のクジラを使って株高を仕掛けているというのは、説明しやすいし納得しやすいですけどね。


管制相場


政府が「価格統制」しているという意味で「管制相場」という言葉もあります。

管制というのは、国家または特定の機関が必要に応じて、ある事柄を強制的に管理し制限することです。

でもね、海外にもオープンで自由な取引が保障されている株式市場を「管制」するのは無理です。

余談ながら、市場によって「管制」の難易度が違うと思っています。債券市場は中央銀行の影響力を行使しやすいのですが、株式市場は難しく、為替市場はさらに難しいと思います。政府・日銀と各市場の関係については、そのうち書けたら書こうと思いますが、ともかく株式市場を管制するのは難しいです。

管制相場は言葉としてはありえても、現実的にはないでしょう。


閑静相場


むしろ、今の相場は閑静相場かなと。

20,000円になっても意外に熱くない、熱狂度が低いなーという感じです。メディアはつねに冷めているのでそれはいいとして、市場全体にそれほどの温度を感じないんですよね。

根拠なき熱狂が生じるのはこれからなのかな・・・

とすると、思ったより吹くかも・・・ 残りの収穫は遅らせるべきかな・・・

などと考えたりしてます。


まとめ、のようなもの


まあ、ともかく20,000円ワンタッチはうれしいことです。

官製相場でも管制相場でも、名前が付くとそういう気になります。でも、5頭のクジラがいても、ファンダメンタルズがダメなら株高にはならなかったでしょう。

5頭のクジラとか政府の意向とか、そういうのはあまり気にせず、企業業績や経済の方向性に目を向けて今後の株価を占うのがいいですね。

気になるのが相場が意外に熱くないということ、あと、上には書かなかったのですが、IPOの質が劣化していること。前者はまだいけるかもと思う根拠のひとつですが、後者は相場が崩れる前兆です。相反する要素ですね。

結論としては、この先は見極めが難しくなってきていると感じてます。スタンスとしては基本的には楽観なのですが、少し警戒心を持って相場を見ています。

ま、当たるも八卦、当たらぬも八卦です。

ブログ村:よろしければ一押しをお願いします。
にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
 
167:

日経平均だかTOPIXのPERがまだ17倍ちょっとくらいらしいですね。
まだまだ上がる気もするんですが、そろそろ逃げたいなと利確し始めています。。。

2015.04.13 00:44 招き猫の右手 #- URL[EDIT]
171:

※167:招き猫の右手さん
企業業績がいいのでPERでみると20,000円でも問題ないんでしょうね。強気な人は企業業績の良さを根拠に22,000円とか25,000円とか言ってますから。
まだいける気がします。でも、私は一部売っていますし、ここからはゆっくりリスク量を落としていく局面かなと思っています。(完全には落としませんが・・・)

2015.04.13 10:18 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

管理者にだけ表示を許可する