2017年08月 の記事一覧

天ぷらの衣を剥がして食べるのが「顧客志向」?

一流の営業マンは天ぷらの衣を剥がして食べるそうです。[外部記事]

え?

衣のない天ぷらなんて、クリープを入れないコーヒーのようなものじゃないかな・・・

ちょっと古い言い回しですね。(^^;


一流と顧客志向


一流の営業マンが天ぷらで衣を剥ぐ理由ですが、天ぷらに使われた油が古くて汚れていたら、お腹を壊してしまうかもしれないからです。

お客さんのところに向かう途中でお腹を壊したら、アポイントに遅れてしまうという理由です。

徹底した「顧客志向」の例として挙げられていました。

ん・・・

顧客志向、ですか。


顧客志向だけでいいんですか?


顧客志向も大事ですが、ご飯を作ってくれた人への敬意も大事だと思うんですよね。

一口食べてみて油が古いと感じたなら、衣を剥いだり、食べるのを控えたりするのはまだ理解できます。なんとなく危ないなと思ったものを無理に食べる必要はないです。だけど、もしも古かったらということで衣を剥ぐのは残念です。

だったら最初から揚げ物を頼まなければいいのに

と思います。

顧客志向という言葉は危険ですね。場合によっては視野狭窄に陥ります。

思いを向けるべきは顧客だけじゃないですよね。


ところで


冒頭に、衣のない天ぷらなんて、クリープを入れないコーヒーのようなものと書きましたが・・・

実は、コーヒーはブラック派です。

クリープもミルクも砂糖も、何も入れません。

でも、天ぷらは衣が好きです。(^^)

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北朝鮮がミサイルを発射 なぜ近隣の日本の円が買われるのか

為替が108円台半ばまで円高が進んでます。

北朝鮮がミサイルを発射してリスクオフの動きになってます。今日の日経平均は0.45%の下落、欧州株価指数は軒並み1%を超える下落になっています。

今回は、不透明感が増している相場について


なんで円高?


北朝鮮がミサイルをぶっ放して世界的にリスクが高まってます。

なので株価が下がるのは理解できますね。

で、北朝鮮は日本の頭越しにミサイルを発射しています。日本の安全に対する脅威なのに、なぜ日本の円が買われて円高になっているのか。

日本のリスクが高まっているのだから、円は売られないの?
有事のドル買いじゃないの?

と思いますね。


好調時の円売り


円キャリートレードという取引があります。

元手がゼロで、あるいはレバレッジを掛けて投資をする投資家がいます。そういう投資家は、調達コストの低い日本円を借り入れて、リターンの高そうな株式で運用します。調達コストが低いのは金利が低いとほぼ同義です。その際、米国株への投資なら円売り、ドル買い。新興国への投資なら、円売り、新興国通貨買いの為替取引が発生します。

調達:日本円
運用:外国株式など

このポジションが円キャリートレードです。リスクが取れる状況ならこの取引を増やしていくことになり、円売り、外貨買いも増えます。

なので、リスク選好が強い時期は、株高・円安の組み合わせになりやすいです。

で、リスク拒否が強くなると、この流れが逆流します。


有事の円買い


思わぬ事態が発生してリスクを回避する度合いが高まるとします。

そうすると、株式などを売って現金化して、それを日本円に転換して、調達していた日本円を返済します。

外貨売り、日本円買いが発生するわけです。

なので、円キャリートレードの巻き戻しという観点からは、有事の円買いが発生しやすいんですね。


気になるのはこれ以上の円高


108円を切って107円台への円高が進むと、なんとなく円高トレンド入りかなという気がします。

円高になると日本の投資家の心理も悪化しますね。

為替の円高と投資家心理の委縮と景況感の悪化と、実際の相場の軟調と、それぞれが相互作用してスパイラル的に弱気を醸成するリスクもあります。

あ、

ミサイルによる緊張感は一時的なイベントで、また右肩上がりの相場に戻る可能性ももちろんあります。


思うこと


私は数ヶ月~数年程度の期間で投資を意識しています。

そのくらいの期間で見たとき、慎重に見ておいた方がいいかなと思っています。まあ、儲け損なってもいいや、大きくやられるよりは、という感じですね。

何はともあれ、生き残ること。

生き残れなければ長期投資もないですからね。(^^;

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「人生100年時代」 本当に来ると思いますか?

人生100年時代です。

老後はますます伸びます。このままでは年金制度は大変なことになります。老後破綻です。節約しましょう、投資しましょう、働きましょう・・・

と、煽りの材料に使われますね。

今回は、人生100年時代について


平均寿命の長い国


戦争や紛争、テロ、殺人事件などで命を落とす人が多い社会、衛生環境や医療に課題があって乳児死亡率が高く、国民の平均寿命が低い国。そういう社会よりは、長寿で過ごせる社会の方がいいですよね。

日本の平均寿命が長いのは、治安がよく、衛生的で医療水準も高く、しかも医療保険も整っていて、普通に医療サービスを受けられるのが大きいと思います。

もっとも・・・

延命のための医療で生かされている状況、という影の部分もあるでしょうね。


さて、本題


さて、人生100年時代。

そんなに生きるかな・・・というのが率直なところです。

これまでの数十年で平均寿命が長くなったのは、主に衛生、医療、栄養などの環境によるものでしょう。ただ、それも限界はある気がします。

人の遺伝子が突然変異して、種として長命化しているわけじゃないので、どこかで生物学的な限界が来るはずです。

それを推計してみました。


40歳男性の平均余命


40歳まで生きた男性の寿命を、40歳+平均余命で表しました。[データ出典:厚生労働省]

0歳の人の平均余命が平均寿命ですが、時系列でみるときは乳幼児死亡率の影響が大きいので、40歳まで生きた人の寿命で見ることにしました。(細かいことを気にしない人は、ざっくり平均寿命の図と思っていただいても結構です)

male_noline.jpg

縦軸は年齢、横軸は西暦です。

緩やかな上り坂ですね。


過去は将来を保証しないけれど


過去からの延長線上で考えてみます。

高次の非線形回帰分析をやってみました。

male.jpg

これで見ると、2037年(20年後)でも男性は83.3歳でした。


male.jpg

女性は、2037年で86.6年です。

ん?

実は、2016年時点で40歳女性の平均余命は47.8年、つまり87.8歳です。伸び率が鈍化していることで、曲線で推計すると減少に向かうという結果になりました。


思うこと


上の図は過去データを使って延長線を引いたに過ぎないので、どこまで将来を表すかは微妙です。

ただ、そんなに違和感ないです。

「人生100年」よりはしっくりくる結果でした。

私は、人生50年、人生100年、の中間点くらいが望みです。(^^;

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AIで人が余るという記事に思うこと

「202X年、再び人余り? AI投資で効率化進む」という記事がありました。[外部記事]

企業がAIの導入に向けて動き始めたことで次第に余剰人員が膨らみ、2020年代には完全失業率が上昇に転じるとの観測も出ているそうです。

ん・・・

今回は、AIに対する楽観的な(労働者にとっては悲観的な)見通しについて


AIの可能性


AIの可能性は大きいです。

複雑で大量のデータを取り扱って、強力な計算能力でうまく解析できれば、これまで解明できなかった関係性も解明できるようになります。

レントゲンやCT、MRI画像をAIに画像処理させて、病気の診断ができるのは、膨大な画像と病気との関係性データをAIが学習しているからですね。

専門性の高い医者の病理判断の領域までAIが浸透していますし、AIはトップレベルの頭脳を持つプロ棋士にも勝てるようになっています。

AIは高度な「判断」が必要な分野で活躍できるとしたら、人は不要になっていきますね。


ところが・・・


極端な例では、AIに政治判断を任せればいい、という話もあります。

475の衆議AIと、242の参議AIの多数決で決定するところを想像すると面白いですね。AIでも失言とか、忖度とか、ブーメランとかあったり、強行採決とか牛歩戦術があるかもしれません。

まあ、それはそれとして

北朝鮮が、韓国にある米軍基地を砲撃して、米軍関係者に犠牲者が出たとします。米国は報復として北朝鮮内の主要施設にトマホークをぶち込みました。

さて、砲撃は韓国内の米軍基地です。ドンパチやっているのは北朝鮮と米国、場所は韓国。

こういうとき、日本はどういうスタンスを取るべきか。

そういう異常事態に対してAIは「判断」できるでしょうか?


判断の違い


砲撃は極端な例でしたね。

ただ、同じ「判断」という言葉を使っても、画像診断による病理判断や将棋の次の一手を決める判断と、イレギュラーに対応するときの判断では、質的にちょっと違うと思うんです。

画像診断は、画像の特徴と病理との関係性。将棋なら、取りうる手のうち、数手先まで読んだときに利得が最も高くなる手。これらはわりと数値化しやすいです。

ところが、砲撃事件は複雑すぎて数値化しにくいでしょう。


AIがどこまで人に迫れるか


将棋のようにルールが明確で変わらないものなら、それに特化したAIアルゴリズムで人に勝てます。

将棋の羽生さんが、AIに将棋が解明されたとしたら、桂馬を横に動かせるようにするとかちょっとルールを変えればいいという趣旨の発言をしました。[参照]

ルールとAI、非常に興味深い指摘ですね。

ルールが変わりうるもの、ルールが力関係で変わるもの、ルールがあるようでないもの。そういうのは世の中にはたくさんありますよね。実際のビジネスの場では、「不明確なルールの中での最適化問題」を解くようなものだったりします。


思うこと


90年代にITブームがあって、インターネットやエクセルなどで仕事が劇的に早くなるとも言われました。

デジタルデバイド

なんて言葉もありました。

でも、ITブームで人がいらなくなったか、生産性が上がったかというと、そうでもないですね。電卓からエクセルに変わったことで単位時間あたりに「やれること」が増えたとしても、今度は、単位時間あたりに「やらなければいけないこと」も増えた気がします。

結局、ITやAIはツールであって、それを使うのは人間なんですよね。ITやAIで人が不要になるかというと、そう簡単な関係性ではない気がします。

人間は複雑ですから。(^^;

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確定拠出年金、個人加入1.8倍 と言うものの・・・

個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入対象者が、2017年1月から拡大されてます。

6月時点の加入者数は約55万人で半年間で1.8倍に増えたそうです。7月時点の加入者数はさらに増えているようです。[外部記事]

今回は、数字の印象とニュースバリューについて


半年で1.8倍


半年で1.8倍となると、わりと人気があるのかなと思いますね。

年度ごとの加入者数が厚生労働省のサイトにありました。今回はこの数字を使います。[参照]

2016年3月末:25.8万人(旧制度)
2017年3月末:43.1万人(対象者拡大、新制度)

年度で見ても伸びてますね。67%の伸びです。


ところが


すごい伸びのように思えますが、別の角度から見てみましょう。

加入率です。

加入対象者数はニッセイ基礎研究所のレポートを参照しました。[参照]

[旧制度]
旧制度での加入対象者:4040万人
2016年3月の加入者数:25.8万人
加入率:0.64%

[新制度]
旧制度での加入対象者:6710万人
2017年3月の加入者数:43.1万人
加入率:0.64%

加入率で見たらほとんど変わってないですね。

しかも加入率は1%未満です。(^^;


iDeCoやNISA


iDeCoの利用率はかなり低いですね。

積立NISAについては、名前を知らない人が半数以上います。

参考過去記事:積立NISA 「是非利用したい」2%、「利用を検討したい」4% に思うこと

iDeCoにしてもNISAにしても、認知度や活用度はかなり低い状況です。


思うこと


iDeCoが半年で1.8倍になったのは間違いないとしても、元記事の「幅広い税制優遇が受けられ、個人で投資を始める手法として広がっている」とするのはちょっと苦しい気がします。

素直にみてiDeCoはそれほど普及しているようには思えません。

ん・・・

個人加入1.8倍。そっちに焦点を当てるのも一つの見方です。

加入率が1%に満たない。

こっちにもニュースバリューはありそうです。

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銀行と企業の関係に、医師と患者の関係を当て嵌めることへの違和感

「銀行には顧客を賢くする義務がある」という記事を読みました。[外部記事]

ん・・・

今回は、フィデューシャリー・デューティって何だろう?について


理想と現実


顧客との共通価値の創造とか、顧客本位とか、そういう理念は大事だと思います。

で、人には理想を出発点にして現実を振り返るタイプと、現実を出発点にして理想を求めるタイプがいます。

私はどちらかというと後者だと思ってます。

なので、理想と現実の問題では、現実から考えてしまうクセがあります。


銀行には顧客を賢くする義務がある?


銀行でも証券会社でも、投信会社でも基本的には営利目的の企業です。株主がいて、第一義的には株主のために利益を追求します。

もちろん利益追求の過程では株主だけでなく、ステークホルダーとの関係も重視されます。

ただ、突き詰めると利益追求の存在ですよね、企業は。

それが現実。

で、理想としては、近視眼的に自らの利益を追求するのでなく、中長期的なスタンスで顧客との共通利益を最大化しましょう、となります。

その理念は分かります。


喩え話に違和感


気になる点を元記事から引用します。フィデューシャリー・デューティについてです。

この医師と患者の関係を、銀行と企業の関係に当て嵌めて考えたらどうなるか、これが金融庁の提起した課題です。銀行が顧客である企業に対して最善を尽くして経営支援する旨を確約していたら、つまり、銀行が顧客に対してフィデューシャリー・デューティーを負うとしたら、企業としては、業況の悪化を隠すどころか、積極的に銀行に伝えて支援を求める、そうすれば、銀行としても早めに適切な対応を行うことができて、「三方よし」が実現するはずだ、これが金融庁の仮説なのです。


ん・・・

「三方よし」の考え方は賛同しますし、医師と患者の関係は信認にもとづくものでしょう。

ただ、その医師と患者の関係を、銀行と企業の関係に当て嵌めて考えていいのかどうか、です。

ここ、結構大事だと思います。


医者と銀行


患者は医者を信頼して、包み隠さず病状を申告して適切な治療を受ける。

同じように、企業と銀行の関係がフィデューシャリー・デューティーで結ばれたものなら、企業は銀行を信頼して、包み隠さず経営状態を申告して適切な支援を受けるはずだ、という論です。

それは理想的にはそうかもしれませんね。ただ、医者と銀行では違う点があると思います。

銀行と企業は、債権者と債務者の関係でもある、ということです。


多層な構造


銀行と企業の関係をフィデューシャリー・デューティーでとらえるのは一つの見方です。

もう一方で、債権者と債務者という関係性は無視できません。

その前に、医者と患者の関係性を整理します。

医者は患者から信頼を受けて一生懸命頑張ります。患者を治そうとします。しかし、医者の最大限の努力にもかかわらず、患者がこの世を去ってしまうことがあります。医者にできたのは苦痛を和らげて少し延命することだけ。

こういうこと、ありますよね。

で、冷たい話ですが、医療過誤がなければ、患者が命を落としても医者がなんらかの損失を被るわけではありません。

さて、ここで銀行と企業の関係性です。

銀行は債権者です。企業が倒産したとき、融資が焦げ付くなどで銀行がなんらかの損害を被る恐れがあります。

この点は医者と患者の関係とは違うところです。


思うこと


フィデューシャリー・デューティって、用語としてはかなり大雑把な気がします。

いくらでも拡大解釈ができるので。

フィデューシャリー・デューティって何だろうと思うのと、金融機関の行動規範に、拡大的にフィデューシャリー・デューティを当てはめるのは日本経済にとって望ましいことなんだろうか・・・と思います。

銀行と企業の関係に、医師と患者の関係を当てはめるのはちょっと違う気がするんですよね。

利害関係の構造が違いますから。

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花言葉は「野生美」 キバナコスモスを撮りました

散歩していたらキバナコスモスを見つけました。

たぶんキバナコスモスでしょう。(^^;

今回は、息抜きの散歩で撮った写真です。

蝶々も写っているので昆虫が苦手な人はご注意ください。


花言葉


キバナコスモスの花言葉は「野生美」

ワイルドな感じです。

947_ogurotora.jpg

薄紫の可憐なコスモスも好きですが、黄色系の力強いコスモスもいいですね。

花の印象は、色でだいぶ変わりますね。

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「マイボトルバカ」と命名させていただきました、に思うこと

スターバックスでマイボトルにこだわる人は浪費家の可能性が高いかもしれないそうです。[外部記事]

マイボトル持参だとスターバックスなら20円、タリーズなら30円の割引が受けられます。

10%近い割引なので節約と思えますが、元記事によると違うそうです。スターバックスのロゴ入りのマイボトルは3000円くらいで、タイガーや象印のマイボトルならもっと高品質で1500円から2000円で買えるとのこと。なので、スタバのマイボトルを買う人は節約の意思が薄く、浪費が多く、お金を貯めにくい傾向にあるそうです。

ん・・・

今回は、選択と嗜好について


マイボトルと浪費


スターバックスのボトルですが、デザイン性を気に入って使っていたり、スターバックスのファンだから使っている人もいるでしょう。選択の基準は機能性と値段に限りません。スタバのボトルだから使う人にとって、タイガーや象印のボトルでは代替できないですね。

スターバックスのブランド価値です。

で、スタバのボトルを持っている人は、他のことでは別かもしれません。服はブランドにこだわらないかもしれませんし、食べる物は粗食で、季節の旬なものを自炊して食費を抑えているかもしれません。

率直な思いとして、マイボトルだから浪費的とするのは強引な気がします。

特定の事象を一般化しすぎな気がしますね。


だからこそ、本題


さて、本題です。

気になったのはマイボトルを使う人の呼称です。サブタイトルを引用します。

▼「マイボトルバカ」と命名させていただきました


いや・・・

命名は自由ですけどね。

「なんとかバカ」って、他人に向けた呼称としてはあまり流行って欲しくないです。

選択の基準は人それぞれです。スタバのボトルを使っている人をバカ呼ばわりするのは違うと思いますし、そんな言葉を使わなくても言いたいことは伝えられると思うんですよね。(^^)

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怠ける権利

マルクス経済学のカール・マルクスの娘婿にポール・ラファルグという人物がいます。

そのポール・ラファルグのエッセイに「怠ける権利」があります。そこでは資本主義社会の労働について、奴隷的で、効率を至上とする過労を招くと指摘しています。[参照]

1880年のことです。130年前からあまり変わってないですね。 (-_-;

今回は、「『その日暮らし』の人類学」の読書感想文です。


話のネタ元


冒頭のポール・ラファルグの「怠ける権利」ですが、それを知ったのは「『その日暮らし』の人類学」(小川さやか著)を読んだからです。

小川さやか氏は文化人類学者です。

文化人類学とは、私たちとは違う生き方と、それを支える知恵や仕組み、人間関係を明らかにする学問です。興味深いのは学問としての手法です。引用します。

わたしたちの社会や文化、経済それ自体を直接的に評価・批判するよりも、異なる論理・しかたで確かに動いている世界を開示することで、私たちの社会や文化を逆照射し、自問させるという少々回りくどい手法を採る学問ともいえる。


私たちとは違う社会、文化、価値観を学ぶことで、いまの私たちの社会、文化、価値観を見直すことができます。

私はこういうアプローチは大好きです。

知らない世界を知ることで視野が広がっていくのは楽しいですし、自分の価値観に凝り固まるのを防ぐこともできます。


その日暮らし


本の主題は「その日暮らし」です。

明日のこと、将来のことはさておき、その日、その日、いまを生きる生き方をしている社会を取り上げています。具体的にはタンザニアです。

個人や零細のタンザニア人が、中国に買い出しに出かけて自国に戻って商品を売る話があります。先進国では「契約」にもとづく取引ですが、タンザニア人と中国人の間では契約は意味を成さず、知り合いの知り合いで行きついた相手との「信頼」にもとづいて取引が行われます。

信頼とはいえ裏切りはあるわけですし、契約違反による損害賠償は期待できないため、取引は少量が基本です。先進国のように大量一括発注はできないですし、現物を見ないと恐いので電話での注文もしません。

で、それを非効率と思うのは先進国の視点ですね。

本を読んでいくとアフリカでは先進国の商慣習とはまったく異なる知恵、しくみで経済が動いていることがわかります。


均質的な時間


日本を含めてだいたいの先進国では、明日のため、未来のために、いまを犠牲にしている面がある、と文化人類学者はとらえることが多いそうです。

その背景として、先進国では社会は安定し、今日の延長線上に明日があり、明日の延長線上に明後日があり・・・と、均質的な時間の流れを想定できるからです。なので、将来のために長期的な計画が立てられます。

人生もビジネスも。

ところがタンザニアのような国では、今日と明日は違う日で、明後日には何が起きているかわかりません。その日、その時にできる仕事を臨機応変にこなす生き方になります。

本書からの引用では「不均質な時の流れにおいて、機が熟するのを辛抱強く待ち、熟した好機を的確に捉える」ことになります。


思うこと


均質的な時間を想定して、将来のために長期的な計画を立てる。
そういう生き方は、将来に得られる果実は大きいでしょうが、将来のためにいまを犠牲にするという側面もありますね。

不均質な時間を想定して、その日その日、その瞬間に生きる。
そういう生き方は、いまを生きますが、効率性、生産性は低く、物質的豊かさは犠牲になるかもしれませんね。

そんなことを思いつつ・・・

人生の局面において、常にどちらかでいる必要はないんでしょうね。

若いころは長期的な人生設計も考えます。で、ある程度の年齢に至ったら、そこからは将来(老後)の計画は考え過ぎず、その日暮らし的な考え方に少しずつ軌道修正してもいいのかなと思います。

人生、なるようにしかならないですし、大抵のことは何とかなるでしょう。

怠ける権利はさておき
その日その日をゆっくり生きる時間の使い方をしたいなと思います。(^^)

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米国で低インフレ懸念に思うこと

「FOMCで利上げ慎重論 7月議事要旨、低インフレ懸念」という記事がありました。
[外部記事]

7月のFOMC議事録で、何人かのメンバーが低いインフレ率を懸念し、追加利上げに慎重姿勢を示していたという内容です。

今回は、この記事に思うことです。


記事概要


7月のFOMC議事録では、インフレに対して中期的に2%で安定するとの見方が主流です。ただ、予想よりも低インフレが長引いたり、インフレ率が下振れするリスクを指摘するメンバーもいました。

失業率が低いのに低インフレです。完全雇用に近く、業種によっては人手不足なのにそれでも物価は上がりにくい。

米国でもそうなんです。日本と似ていますね。


失業率とインフレ


NAIRUという言葉があります。

インフレ率を加速させない失業率(Non-Accelerating Inflation Rate of Unemployment)のことです。

米国では5.2~5.5%と言われています。[出典]

で、いまの米国の失業率は「4.3%」です。(2017年7月)

インフレが加速してもおかしくない失業率なんですけど、インフレが加速する兆候は見られません。失業率は低いものの時間当たり賃金の伸びは弱めです。


思うこと


労働市場は逼迫しても賃金は上がりにくいですし、賃金が上がりにくければインフレも加速しにくいですね。

財やサービスの市場、金融市場、労働市場。

すべての市場で効率性が増せば、行き着くところは・・・

利益率、物価上昇率、利子率、賃金の上昇率が極端に低下する世界なのかもしれません。

高インフレって、少なくとも先進国では起きにくくなっているのかなと思います。

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