2017年03月 の記事一覧

全国学力テスト、TOEIC、英検 英語を話す能力について

全国学力テストで、英語の「話す」能力を見るテストを実施するそうです。対象は中学3年生。[外部記事]

興味深いニュースです。

今回は学問としての英語と実践としての英語について


日本人は英語が話せない?


英語を中学から大学まで学んだとしたら10年間ですね。よく、日本人は10年間勉強しても英語を話せないと言われたりします。

日本人は・・・という一般化には若干の違和感があるのですが、たしかに、勉強しても話せるようにはならないですよね。実際、話すための訓練は積んでいないのですから。

座学と実践のギャップですね。

日本国内にいると英語を話す必要性は低く、英語を話すチャンスも少ないです。車を使う必要がなく、運転するチャンスもなければ、車の動かし方を知っていても上手く操作できないのと同じようなものでしょうね。


TOEICで何点ですか?


TOEICの点数が英語の能力を図る一つの目安になります。

TOEICを受けると分かるのですが、かなり体力勝負だったりしますね。リーディングでは分量が多い中で必要な情報を探し取る能力が必要なので、集中力を維持しながら突っ走らないと高得点は望みにくいです。不要な情報を読み飛ばす判断力も必要ですね。

ただ、TOEICでは話す力は測れないです。

TOEICと話す力はある程度の相関性はあるでしょうが、TOEICが高得点でも英語が話せるとは限らないですね。


英検は?


英検は二次試験で面接があります。

話す力も試されるわけです。

なので英検1級を持っている人には、素直におぉー、すごい、と思ってしまいます。

外国で生まれ育ったとか、親が日常的に英語を話す人だとか、小さいころから英語を使う環境で育ったなら別ですが、通常の日本の教育の中で第二言語として英語を習得し、英検1級まで取った人は本当に努力家だと思います。


私の英語力


ちなみに、私の英語力は・・・

一人で海外に行っても、なんとか帰ってこれるくらいの英語力ならあります。文法的には間違っていても、単語をぶつ切りで伝えるだけでも、なんとかなることが多いです。

で、思うのですが、それでいいんでしょうね。

伝われば、それでOK。

アジアの国々では相手もいい加減な英語だったりしますしね。お互いさまです。(^^)


英語教育について


若い子に英語を教育するのはいいと思います。

話す力については、きれいな発音とか流暢な言い回しとか、正しい文法にこだわる必要はないと思うんです。もちろん、発音がきれいで流暢で、しかも語彙が豊富で文法も正しいのが望ましいのですが、「伝わればそれでいい」くらいの開き直りも必要でしょう。

英語は、伝わればそれでよし。

私が受けた英語の授業は、多くが文法と読解の時間でした。

いまの若い人たちにはもっと実践的な時間が増えるといいなと思います。

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東芝の1兆円損失に思うこと

東芝の米国子会社、ウエスチングハウスが米連邦破産法11条の適用を申請しました。

東芝の最終損益が1兆円の赤字となる可能性があります。[外部記事]

今回は、東芝の1兆円損失に思うことです。


1兆円あれば


1兆円あれば利息が年0.01%として、年収1億円です。

利息だけで一丁上がりですね。

はい・・・

駄洒落です。(^^;


話は変わって


東芝の綱川社長の記者会見を見ました。

辛そうです。

経営責任についてどうお感じですかという質問に対して、トップとして責任を感じているという趣旨の回答をしています。問題の根っこはもっと前の経営陣にあったはずなのに、そこはグッとこらえるしかないんでしょうね。

敗戦処理ですね。

巨額損失や度重なる決算の延期に釈然としない思いを持つ人は多いと思います。ただ、それはそれとして・・・

東芝は負の遺産を断ち切って、マイナスからの再起を図ろうとしているわけですよね。かなり大変なことだと思います。

東芝とその関連企業で頑張る人にエールを送りたいです。(^^)/

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いつまでやってるのかなーと思うニュース

国会では平成29年度予算案が成立し、今日は東京都で都の予算案が可決されました。

議会の主要なお仕事である予算案の審議と採決は進んでいるのですが、なんだかなぁーと思うこともあります。

今回は床屋政談です。


豪華な出演者


いつまで森友学園の問題をやるのかな。

籠池氏は独特のキャラの持ち主なので、野党もメディアも取り上げるネタには困らないんでしょうね。

それに安倍首相、昭恵夫人、松井大阪府知事、財務省の理財局長、影は薄くなりましたが稲田防衛大臣、鴻池元防災大臣。そして籠池夫人のメールに名前の出た辻元議員。

豪華なキャラです。

ドラマが書けそうですね。


問題は


問題は国有地の払い下げに不正があったのか、私学の認可に不正があったのか、認可申請の際の3通の契約書の存在、ですよね。

国有地の払い下げについては会計監査院が担うべき問題でしょうね。

私学の認可については大阪府。

契約書が3通あることについては刑事問題として警察、検察でしょう。

国会で議論するのも大事ですが、国会のほとんどの時間をこれに費やすのはどうなんだろうと思います。

森友問題も大事なんですけど・・・

政治、経済、外交、防衛の問題で議論すべきことはたくさんあると思うんです。一つ例を挙げると北朝鮮のミサイル開発ですね。どう対応するべきなのか、韓国が今の状況ではなかなか難しい問題です。

それと「テロ等準備罪」もちゃんと議論すべき問題ですね。

そろそろ森友問題は国会内での泥仕合は終息して欲しいなーと思います。


東京都の問題


話は変わって東京都です。

豊洲の問題をそろそろ決着つけるべきでしょうね。

豊洲移転にいろんな問題があったのかもしれません。それはそれとしてキッチリやればいいと思うんです。

安全性については専門家の見解を尊重して決めるべきでしょう。

豊洲移転は東京都が取り組むべき問題の一つですが、他にもやることはあるわけで、豊洲に多くのエネルギーを注ぐのもバランスが悪い気がしますね。


国会と東京の共通点


ワンポイント・イシューですね。

国会では森友問題、東京都は市場移転。

そこになんらかの不正の臭いがすると激しい攻防になります。メディアも巻き込んである意味では政治ショー化します。籠池氏の証人喚問もそうですし、都議会の百条委員会での石原元知事の証人喚問もそうです。

ただ、なんらかの問題で人から話を聞くのは捜査機関や検査、監査機関の役割だと思うんです。

議会がそこに踏み込むのは抑制的であるべき。

国有地の払い下げの経緯とか、市場の用地取得の経緯に不正があるのかもしれないとしたら、今後打つべき手としては、意志決定に至る関連文書の保存と公開のルールを厳格にすることだと思うんです。

まあ、たぶん、難しいんでしょうけど。(^^;

そんなことを思うニュースでした。

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アクティブファンドをドルコスト平均法で積立投資すると 比較検討

今回は、インデックスファンドでもアクティブファンドでも、どっちでもいいんじゃないというお話しです。

はい。

結論から言ってみました。

半分だけ、ですけど。(^^;


アクティブファンドを3つ選定


モーニングスターのサイトを使って日本株のアクティブファンドを3つ選定しました。

10年以上の運用歴があるアクティブファンドで純資産が大きいもの3つです。なお、トヨタ関連株ファンドはちょっと特殊なので除きました。

選定したのは以下の3つです。
1. フィデリティ・日本成長株・ファンド
2. さわかみファンド
3. ニッセイ 日本株ファンド

これに対し、比較用のTOPIXのインデックスファンドとして
4. DIAM 国内株式インデックスF


パフォーマンス比較


この4ファンドの過去1年、3年、5年、10年のトータルリターンです。

インデックスファンド 小黒とら

TOPIXインデックスファンドに対する相対リターンにするとこうなります。

インデックスファンド 小黒とら

ファンドによって勝ったり負けたりですね。


アクティブファンドを積立投資したら


アクティブファンドをドルコスト平均法で積立投資したらどうなるか。

先ほどのアクティブ3ファンドとインデックス1ファンドで比較します。毎月1万円。120ヶ月なので投資資金は120万円です。

ケース1
2002年末から2012年末の10年間

ケース2
2006年末から2016年末の10年間

各ファンドの動きはこんな感じです。

インデックスファンド 小黒とら


2002年から2012年の10年間


インデックスファンド 小黒とら

どのファンドに投資しても元本割れですね。
左から、108.0、 107.3、 110.7、 110.3万円です。


2006年から2016年の10年間


インデックスファンド 小黒とら

どのファンドに投資しても儲かってます。
左から、187.2、 183.0、 184.6、 186.1万円です。


今回の比較で分かったこと


TOPIXのインデックスファンドに投資するか、アクティブファンド(フィデリティ、さわかみ、ニッセイ)に投資するか。

その選択の違いよりも

2002年から10年投資するか、2006年から10年投資するか。

その違いの方がはるかに大きいです。


大事なことなのでもう一度言います


「インデックスかアクティブか」の違いより、「いつからいつまで投資するか」の違いの方が大きいわけです。

少なくとも今回選んだファンドではそういう結果です。

私の結論としては、

インデックスファンドでもアクティブファンドでも、どっちでもいいんじゃない。
それより、いつからいつまで投資するかの方が影響は大きいよね。

です。

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姫路市の認定保育園のニュース 昔のことを思い出しました

姫路市の認定こども園で出されていた給食が劣悪だったというニュースがありました。

1人分に提供する魚を6等分にしていたという話もあります。皿に盛られた給食の画像を見ましたが、数年前のスカスカおせち以上の悲しさがあります。

今回は、保育園の思い出です。

投資とは関係ない雑談です。(^^)


こども園


姫路市の施設は「認定こども園」です。

認定こども園は. 「教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設」です。[内閣府]

幼稚園と保育所のハイブリッドなんですね。

姫路の施設は名称としては「保育園」としていました。

で、ふと思ったのは

保育園で給食なんだ・・・


私の小さいころ


私が通ったのは保育園です。

黄色いうわっぱりを着ていたのを覚えています。

これでもか!ってくらいの黄色です。目立つ色ですね。

まあそれはそれとして、私が保育園に通っていたころは家からのお弁当でした。給食は無かったです。

で、気になって調べたところ、認可保育園は給食なんですね。

なんでも認可保育園の基準として給食室が必要だそうです。知らなかった・・・

私が行っていたのは認可外だったのかな。


保育園落ちた、日本○ね?


保育園は楽しかったです。

お弁当を食べてお昼寝して、友達と遊んで一日が過ぎていきます。

楽しかった保育園は今はもう無いんです。

私が通っていた時点で老朽化していましたし、後で知ったのですが保育士の先生の確保も大変だったようです。住宅が密集した中にあって、防音性のない木造の建物だったので続けるのは大変だったみたいです。

子供のはしゃぎ声は大きいですからね。

保育園落ちたが問題となる世の中ですが、一方で廃園になる保育園もあるんです。


需要と供給


保育園に預けたい人は多い。保育施設は足りていない。保育士は不足している。

保育園の新設に反対する人もいる。

廃園になる保育園もある。

この構図は高齢者介護施設でも同じようなことがありますね。

ニーズはあるけれど、施設不足、なり手不足。

難しい問題ですね。(^^;

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人に判断を委ねることについて

地下鉄サリン事件から22年です。

サリン事件による死者は13人、負傷者は6000人を超えます。

カルト宗教集団の怖さをあらためて感じます。

事件そのものの怖さもありますが、救いを求めて入信した人が加害者側になってしまうという怖さもあります。


人に判断を委ねること


霞ヶ関駅の助役だった夫を亡くした高橋シズヱさんの言葉です。[参照]

事件によって被害者や遺族だけでなく、加害者の家族も含め、多くの人がつらく悲しい思いをしている。

1人の人に判断を委ね、大勢の人を傷つけてしまうことがどういうことかを知ってほしい。


教祖の思想をそのまま受け入れてしまい、自分の判断力を失ってしまうのは怖いことです。


救いは自分の中に


オウム真理教は、悩みを抱える若者を引きつけました。

多かれ少なかれ誰にでも悩みはあります。

ただ、救いは自分の中にしか無いのだろうと思います。

どう考えるべきか、どう行動すべきか。その答えを引き出す手助けになるのが宗教や思想や哲学だと思うのです。

答えは自分で、自分の中から引き出すしかないですよね。

そんなことを思いました。

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人生100年時代? 死亡の中央値と最頻値

人生100年時代とか言われてますね。

思うのですが、自分の人生を終える時期が分からないのが不安の元ですね。

自分がいつ亡くなるのかを事前に知ることができれば、老後の資金計画も立てやすいです。70歳なら多めに消費してもいいでしょうし、80歳ならまあそこそこ消費できます。これが人生90年時代とか、いやいや100歳だとなると不安ですね。

で、今回は死亡の中央値と最頻値について


命のローソクの長さ


残念ながら、自分がいつ亡くなるのかを事前に知ることはできません。特定の個人がいつ亡くなるかを知るのは無理ですが、日本人全体のおおまかな傾向を知ることはできます。

全体としてはこうなります。

life_candle

厚生労働省の第22回生命表のデータから作成しました。

男女差は興味深いですね。


中央値と最頻値


生存者数が半分になる年齢を中央値とします。
中央値
男性:83.8歳
女性:89.8歳

年間死亡者数が最も多い年齢を最頻値とします。
最頻値
男性:87歳
女性:92歳


人生100年時代?


ちなみに100歳まで生きる確率は
男性:1.6%
女性:6.7%

です。


人間50年


織田信長が舞ったと言われる「敦盛」の一節です。

人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

六道(天・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄)の考えでは人間界の上に天界があります。下天は天界のなかでは最下位ですが、それでも下天での一昼夜は人間界の50年に当たります。

人間界での50年は下天界での一昼夜に過ぎず、夢まぼろしのようなもの。

ちなみに下天の住人の寿命は500歳だそうです。人間世界換算で900万歳。

天界での年金問題は大変だろうな・・・

いや、そうじゃなく

普段は長いと思う一生ですが、視点を変えるとあっという間なんですね。

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トンチン年金「終身型」(個人年金保険)の損得勘定

前回記事に引き続き、第一生命保険の「とんちん年金『ながいき物語』」を取り上げます。

前回はトンチン性年金の「10年受取型」について損得勘定を計算しました。年金の受け取りまでに亡くなる確率を考えると、私は10年受取型にそれほどの魅力を感じませんでした。

今回は、どんなに長生きしても一定の年金を支払う仕組みの「終身型」の損得勘定です。


商品の概要


終身受取型はこうなっています。

トンチン年金 小黒とら

生きている限りずーっと受け取れるのが魅力です。

さて、この年金の損得勘定です。


何歳まで生きれば有利か


①のケース(男性50歳)では、10年受取型は毎年77.02万円の受け取りでした。[前回記事]

終身型では毎年37.86万円です。

10年型:77.02万円×10年 = 770万円
終身型:37.86万円×N年 = 770万円

年金総受取額が見合うのはN=20.3年です。

つまり91歳(21年分)以上になれば10年型より有利です。


そこまで生き延びる確率


厚生労働省の生命表を元に計算しました。

50歳男性が、終身型で有利になる91歳(①のケース)まで生きる確率は、

21.8%です。

意外に低いですね。


心理と経済


保険会社はうまく設定しているなーと感じます。

長生きリスクに備えるトンチン年金ですから、多くの人は「死ぬまで受け取れる」終身年金での受け取りを選択するのではないでしょうか。

でもね、と。

10年確定型より有利な年齢まで生きられるのは2割くらいの人です。

経済的には10年型の方が期待値は高いです。

心理的には終身型ですけどね。(^^;


ほかのケースでは


残りのケースも試算しました。

10年型より終身型が有利になるまで生き残れるのは、だいたい15%~20%です。画像クリックで拡大します。

トンチン年金 小黒とら

返還率が見合う年齢が遠いです。


終身年金


終身型で安心と思えますが、実際はそれほど得ではないです。

ん・・・

なんとなく「食べ放題」の戦略に似ているのかな。

食べ放題はお得感ありますね。いくら食べても一律の値段ですから、たくさん食べれば食べるほどお得です。

でも、意外に食べられないですよね。

お店の側は、採算割れするお客さんが少しは出るかもしれないけど、全体としてはちゃんと利益が取れるように値段と料理を設定しています。当たり前ですけどね。

保険も同じですよね。

全体としては保険会社に利益が出るように、掛け金と支払い条件を設定しています。


思うこと


食べ放題が好きな人もいれば、終身型の年金に魅力を感じる人もいます。

食べ放題はたくさんの種類を楽しめて楽しいですし、終身年金には安心感という心理的な支えがあります。経済性だけじゃないですよね。

楽しさや安心感にどれだけの価値を見出すか。

最後はそこなんでしょうね。(^^)

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とんちん年金と50歳の男性が70歳まで生きる確率

第一生命保険が長生きした場合に備えた個人年金保険を発売するというニュースがありました。[外部記事]

年金を10年で受け取る他、生きている限り受け取れる仕組みも選べます。

今回は、この個人年金保険の損得勘定について


商品の概要


商品名は「とんちん年金『ながいき物語』」です。[参考リンク]

人生100年時代の到来に向け、ますます長くなるセカンドライフを安心して過ごすために、「トンチン」性を高めた個人年金とのことです。

トンチン・・・

17世紀のイタリア人のロレンツォ・トンティに由来した名称だそうです。

死亡時の死亡返還金を抑えることで、生き残った加入者の年金額を大きくする仕組みです。具体的には、年金支払開始日前に被保険者が死亡した場合は、払込保険料相当額の7割しか死亡返還金として戻ってきません。

年金支払開始日前に死亡した人には薄く、生き残った人には厚く支払う仕組みです。


具体的な損得勘定


掛け金と受取額の関係はこうです。まず10年確定年金で見てみましょう。

トンチン年金 小黒とら

さて、この年金の損得勘定です。

かなり複雑なので順を追っていきましょう。


死亡を考えないケース


50歳で加入した人が、70歳あるいは75歳で年金を受け取れます。死亡を考えないで話を進めます。

そうすると、①のケース(男性50歳)では、毎月3万円を20年間拠出すると、毎年77.02万円を10年間受け取れます。

拠出額:36万円×20年 = 720万円
受取額:77.02万円×10年 = 770万円

年金総受取時変換率:770÷720 = 106.9%

まあ悪くはなさそうです。

でもね、と

これを年あたりのリターン(IRR:内部収益率)で計算すると、

年0.45%です。

普通預金よりはいいですが、20年間コミットすることを考えると必ずしも高くないですね。

しかも!

途中で死亡したら元本割れです。


しかも、途中で死亡したら


このトンチン型の年金で考慮すべきは、途中で死亡することです。

死亡返戻金は払込保険料相当額の7割です。

途中で離脱すると元本割れ確定です。

で、問題は死亡で途中離脱する確率がどのくらいあるかですね。


50歳男性が70歳まで生きる確率


厚生労働省の生命表を元に計算しました。

50歳男性が、受取年齢の70歳(①のケース)まで生きる確率は、

85.9%です。

意外と低いですね。

14.1%は受取年齢の70歳になる前に死亡します。死亡した人には払込保険料の70%が返金されて、返金されない残りは生き残った人への支払い原資になります。(保険会社の経費、利益はひとまず置きます)

で、死亡の確率を考慮して利回り(IRR)を計算すると・・・

0.19%でした。

ん・・・

どうでしょう。

20年間の拠出期間で、途中で離脱すると元本割れが確定することを考慮すると、私にとっては魅力的ではないです。


ひとまずまとめ


今回の試算をまとめました。画像クリックで大きくなります。

833_tonchin_02.png

タイトル色掛けしたところが私が試算した数値です。

長生きに備える保険なので、途中で死亡することを含めた実質リターンで見るのは必ずしも適切ではないかもしれません。

途中で死亡したら損、長生きできればちょっとお得。

そう考えるのがいいんでしょうね。


ところで、終身年金なら?


今回取り上げた「とんちん年金『ながいき物語』」には、死ぬまで受け取れる形の年金もあります。

ケース①と同じ拠出なら毎年37.86万円が受け取れます。100歳まで生きると返還率163%です。

で、この受け取り方はお得でしょうか。

長くなったので次回にします。

次回記事:トンチン年金「終身型」(個人年金保険)の損得勘定

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草食投資隊の記事から 国際分散投資とTOPIXへの投資

東洋経済の「『ETFだけに投資する人』は何が問題なのか」を読みました。[外部記事]

ん・・・

ポジショントークですね。(^^;


草食投資隊の本音


彼らの言いたいことは「積立NISAに直販投信も入れるべき」という点でしょう。

サブタイトルの「『積立NISA=インデックス投信』はおかしい」が、そのままメインタイトルでいい気がします。

直販投信の営業上、積立NISAから排除されるのは面白くないと思います。なので、草食投資隊がアクティブ投信にもいい点はあるよとアピールするのは自然ですね。

ただ、そのためにインデックス投資を落とす必要はないですよね。

アクティブ投資をアピールするためにインデックス投資がダメという必要はないですし、逆に、インデックス投資をアピールするためにアクティブ投資がダメという必要もないですね。


さて、気になったポイント


インデックスとアクティブの論争とは別に、ちょっと気になったポイントがあります。

確かに、インデックス運用は合理的なのですが、個別のインデックスファンドは単なるパーツに過ぎません。複数のパーツを集めてポートフォリオを構築して初めて資産運用になるのであって、たとえば東証株価指数に連動するインデックスファンドを単品で保有しているだけなら、それは資産運用とは呼べず、言うなれば、ネジ1本を持っているだけにすぎないのです。


どうでしょう。

TOPIXに連動するインデックスファンドを単品で保有しているだけなら、資産運用と呼べないのでしょうか。

国際分散投資のポートフォリオを理想とする考え方はいいのですが、ネジ1本を持っているだけに過ぎないとは、ちょっと極端な表現だなと思います。


ネジ1本を持ってみると


ネジ1本の威力を見てみましょう。

国際分散投資のお手本として、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド。
ネジ1本の代表は、DIAM 国内株式インデックスFです。

論よりビジュアル。

国際分散投資とTOPIX

どちらも無分配のファンドです。2007年末からの推移です。2011年末を100にしています。

TOPIXは75%保有。25%はキャッシュで薄めています。

かなり重なっていますよね。


思うこと


今回の東洋経済オンラインの記事はポジショントークが強いなーと思いました。

営業上はありだと思いますけどね。

ただ、私はインデックスでもETFでも、アクティブでもいいと思います。

あ、あと、

国際分散投資でもTOPIX一本でもいいと思ってます。

投資は、自分がよければそれでよし。(^^)

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