2017年01月 の記事一覧

投資における自己責任と自助努力について

相場のボラティリティが高まりそうな気配ですね。

相場の動きがざわつきそうなとき、投資に関してよく目にするのは、「自己責任」という言葉です。

また、国はiDeCoやNISAなどの制度を整えて、国民に「自助努力」を促そうとしています。

今回は、自己責任と自助努力について


投資は「自己責任」


投資は「自己責任」です。

ん・・・

思うのですが、投資じゃなくても、自由意思で行うことは何でも「自己責任」ですよね。

車を運転するのも自己責任ですし、海外旅行に行くのも自己責任です。登山するのも海水浴も自己責任ですね。

選択の自由があって、詐欺や強迫がなく、自由意思で選択したことに関して、その結果を丸ごと受け入れるのは自分しかあり得ません。結果がどんなことであってもです。

投資に関しては自己責任は当然のこととして、よりよい選択ができるように知識はあった方がいいです。それと、知識や経験があっても上手くいかないことはあるので、どんな結果でも丸ごと飲み込む事前の覚悟もあった方がいいですね。

大事なのは、他者がどう言っているかではなく、自分がどう考えるか、ですね。


投資は老後のための「自助努力」


国は、ますます「ない袖は振れない」となりそうです。

高齢化社会を迎えるのは目に見えているので、できる範囲でいまから準備したいですね。

で、老後の備えというと・・・

消費を抑えて貯めなきゃ、とか、投資で増やさなきゃ、と思いがちです。

でもね、と。

私が見たり聞いたりしたところ、老齢になっても足腰を鍛え、脳の機能もハッキリして、手先も動かして器用さを維持している方は、それほど医療費はかかっていないようです。

お金の備えも大事ですが、心身ともに健康を保つのも大事な気がします。それと、お金を掛けないでも楽しめる過ごし方を見つけることも大事でしょうね。

健康寿命を長くして、医療費に使うお金を減らして、生活様式が適切であれば、年金額と貯蓄の取り崩しでそれなりに生きていけるんじゃないでしょうか。

老後の備えは、経済面、健康面、心理面のバランス型ポートフォリオで考えたいです。


思うこと


投資は自己責任で、将来の備えには自助努力が求められる時代です。

だからこそ、

自分が納得できるやり方、考え方を持つことが大事だと思いますし、老後の備えは、経済面と健康面と生活様式のバランス型で考えたいです。

できることをやるつもりなので、老後は・・・

なるようにしかならないし、なんとかなる。

と開き直るのもありですね。(^^)

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政治家の顔

米国大統領、ドナルド・トランプ氏が話題ですね。

北と南で国境を接する、カナダ、メキシコとの関係も微妙になってます。

カナダ、米国、メキシコの関係を調べる中で、各国リーダーのキャラの違いが面白かったのでご紹介します。

今回は純粋に息抜きのお話しです。(^^)


カナダ首相


カナダの首相はジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)氏です。

画像検索ではこうなります。

Justin_Trudeau.jpg

イケメンの45歳です。


アメリカ大統領


アメリカの大統領はドナルド・トランプ(Donald Trump)氏です。

Donald_Trump.jpg

まだまだ元気な70歳。


メキシコ大統領


メキシコの大統領はエンリケ・ペーニャ・ニエト(Enrique Peña Nieto)氏です。

Enrique_Pena_Nieto.jpg

イケメンの50歳です。


北米三カ国


北米の三カ国(カナダ、米国、メキシコ)のリーダーは対照的ですね。

こう言っては何ですが・・・

イケメンに挟まれた、元気なシルバー世代

そんな感じです。

各国リーダーの表情もおもしろいですね。


日本の首相


日本の首相は安倍晋三氏ですね。

Shinzo_Abe.jpg

62歳です。


英国の首相


英国の首相はテリーザ・メイ(Theresa May)氏です。

Theresa_May.jpg

なぜここで英国なのか?

それは・・・

特に理由はないのですが、表情豊かだったのでつい載せてみました。(^^;

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新参ねこ (=^・^=)

ミケちゃん、モフちゃんの公園に新参ねこを発見しました。

美白のお顔に黒髪です。

性別不明ですけど。(^^;


新しく見かけた猫である。名前はまだ無い。


新参ねこ

初めて見る猫です。

かなり慎重な子で、草の影に隠れてチラッとしか見えません。遠くからどうにか撮れました。

ミケちゃんとモフちゃんと、新参の子。

公園に行く楽しみが増えました。(=^・^=)

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「算数の裏ワザ」に釈然としない気持ちです

「中学受験で頻出!はやく解く『算数の裏ワザ』」という記事がありました。[外部記事]

サブタイトルは「『速さ』の単位換算が一瞬でできるテクニック」です。

読んでみて、いや・・・あの・・・

ともかく思うところを書いていきます。


問題と解答


裏ワザの問題は以下です。

問題:時速43.2kmの自動車は、17秒間で何m進みますか。


で、回答例はこうなります。

【(裏ワザを使わない)通常の解きかた】
43.2km=43200m
1時間=60分、1分=60秒なので、
1時間=(60×60)秒=3600秒
3600秒で43200m進むので、
43200÷3600=12より、秒速12m
だから、17秒間に、12×17=204m進む
答え 204m


ちょっと複雑ですね。


裏ワザ


裏ワザで解くとこうなります。

【裏ワザを使った解きかた】
43.2÷3.6=12
12×17=204m
答え 204m


簡単そうに見えますね。

でもね、と。

通常版では、1時間が3600秒であることを計算するプロセスを載せている。
裏ワザ版では、いきなり3.6を使っている。

それだけの違いです。

あと、「km」を「m」に変換するのに1000を掛けますよね。それを、3600秒を3.6にすることで省略しているのです。いかにも凄そうな「裏ワザ」ですが、やっている事はショートカットのテクニックです。


掛け算の順序問題より深刻な問題


今回の裏ワザのテクニックは、問題の解き方としてかなり引っかかります。

43200m ÷ 3600秒 = 12m/秒

を求めるのに、いきなり3.6を持ってきて

43.2 ÷ 3.6 = 12

で、秒速12mとするのはかなり引っかかります。「単位」の概念をすっ飛ばして計算テクニックに走っている気がするからです。

答えは出せるけど、それで得た「正解」に何の意味があるの?

と思います。


おっしゃることは少し理解できますが


元記事の趣旨はこうです。

中学入試において、「正しい答えを出せる」だけでは不十分です。

なぜなら、中学入試の算数は「時間との戦い」でもあるからです。制限時間があるなかで、数多くの問題を解くためには、「正確さ」だけではなく、「問題を解くスピード」も求められます。


確かにスピードも必要でしょう。

それは分かるのですが、それでも釈然としません。

その裏ワザを知って計算スピードが速くなるとしても、その効果は数秒の差でしょう。その裏ワザを知っているかいないかは、合否にほとんど影響しないと思います。

普通にkmをmに換算して、1時間を3600秒に換算して、そこから秒速メートルを求める方がいいです。その方が汎用性が高い知識になります。

変な裏ワザを教えるから混乱するし、算数嫌いも生まれるんじゃないかな・・・


よく分からないままに


これは性格にもよると思うんですけどね。

こう計算すれば簡単に「正解」にたどり着く。さっさと問題を解いて、あとは他の問題に時間を使った方がいい。

という考え方は私は苦手です。

正解を得ることは大事だと思いますが、

「なぜ、そうなるのか」、「他の解き方はないのか」、「正解はその一つだけか、複数の解を持っているのではないか」、「それは常に成り立つのか、特定条件の下での解か」

などを考える力の方がもっと大事だと思うんです。

中学受験の小学生に限った話ではありません。


まとめ、のようなもの


答えを出すための「テクニック」が必要なのか。
答えを出すための「考え方」を身につけるべきなのか。

小さな子に算数を教えるとき、どっちを選びます?

それと、ね。

ご自身が何かを学ぼうとしたとき、解法のテクニックを得たいですか、それとも答えを出すための考え方を身につけたいですか?

私は後者を選びます。

できるだけ、ですけどね。(^^;

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トランプの壁について

昔見た映画にフィールド・オブ・ドリームズがあります。

ケビン・コスナーが主演した映画です。

今回は、いろいろ雑感です。


if you build it, he will come


フィールド・オブ・ドリームズで有名なフレーズです。

if you build it, he will come

それを作れば、彼がくる。

それとは何か、彼とは誰か。

直接的には、それ=野球場、彼=シューレス・ジョー(野球選手)です。


ちょっとあらすじ


主人公はケビン・コスナー演じるちょっと憂いのある中年男性です。名前はレイです。

アイオワの農場でトウモロコシを育てながら、妻と娘とつつましく生きていて、その生活は穏やかなものです。ただ、レイには父親との関係で心残りがあるんですね。それが映画の根底にあります。

で、ある日、トウモロコシ畑で「if you build it, he will come」という声を聞きます。

神のお告げなのか、自然からのお告げなのか、幻聴なのか・・・ レイはレイ以外の人には聞こえない声に促され、野球場を作り始めます。

まわりの人には笑われるんですけどね。


米国的なのかな


自分以外の人には聞こえない声に従い、使命感に燃えるように、まわりの人からすれば荒唐無稽のことを始める。

ノアの箱舟に似た感じもあります。

何かしら信じることがあれば、まわりから何と言われようと信じることを行う。最初は面食らっていた妻や娘も、あなたがそう信じるならといって支援者になります。

ここらへんは米国人気質なんでしょうね。


心残りのカタルシス


レイは、父親に対して心残りを抱えています。

今は亡き父親に対して、ありがとうもごめんなさいも言えないですからね。心残りを断ち切る場所が、フィールド・オブ・ドリームズ(夢の場所)であるレイが作った野球場なんです。

夢の世界と現実の世界がいい感じで入り混じったような、ファンタジー映画です。

if you build it, he will come

彼は来た。ここでの彼はレイの父親です。そしてレイは心残りを断ち切れたんですね。


さて、本題


さてさて、今日の本題です。

前置きが長い。(>_<)

なんでフィールド・オブ・ドリームズを持ち出したかというと・・・

800_if_you_build_it.png

こんなTシャツを見かけたからです。(画像引用元

メキシコの壁です。

フィールド・オブ・ドリームズのフレーズと掛けてるんですね。


Amazon評


画像を引用した元はAmazonです。

そこのレビューにはこうあります。

Ha ha ha. The product description says "Imported". In other words, this pro-wall pro-Trump shirt is probably made in China or Mexico! LOL.

訳:ハハハ。このTシャツには「輸入品」って書いてある。つまり、壁に賛成のトランプ派のシャツが中国やメキシコ製かもってことさ。(笑)

ということですね。


トランプの壁


トランプ大統領は

自分以外の人には聞こえない声に従い、使命感に燃えるように、まわりの人からすれば荒唐無稽のことを始めるタイプなのかな・・・

米国人気質が変な方向に発揮されないことを願いたいです。

何かを作るなら、人を締め出すものではなく、人が集まるものがいいですね。(^^)

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御嶽山噴火 遺族の提訴に思うこと

「御嶽山噴火 死亡の5人の遺族が国と長野県を提訴」というニュースがありました。
[外部記事]

長野県の御嶽山の噴火では58人が死亡しました。戦後最悪の噴火災害です。

噴火は2014年の9月です。あれから3年が過ぎているんですね。


遺族の判断


58人の方が亡くなり、5人がいまだに行方不明です。

受け入れ難い事故にさまざまな思いを持っている方もいるでしょう。

今回のテーマは遺族の提訴の是非ではありません。

58人の方が亡くなった事故です。遺族の数も多く、提訴する人もいれば提訴しない人もいます。訴訟するかしないかは、それぞれのご遺族の判断だと思います。


今回のテーマは


今回のテーマは自然災害についてです。

冒頭のNHKのニュースによると、気象庁は「火山の状況に関する解説情報」を発表し、警戒の呼びかけをしていたんですね。それに噴火レベルの引き上げは数値基準だけで決まるのではなく、地殻変動などの要素も加味しての総合的判断のようです。

となると、引き上げを怠ったと主張するのは難しいと思います。

噴火を事前に察知するのは難しく、予見可能性は相当に低かったと思われます。


どのくらいから警戒を発するべきか


警戒を発する閾値の問題です。

すぐに警戒を発するようにすると、無警戒での事故を防げる可能性は高まります。「見逃し」は減らせますが、その裏返しとして「空振り」も増えます。

極端な話ですが、ちょっとでも火山性地震が増えると警戒を引き上げるようにすれば、訴訟のリスクは低下できます。でも、そうなると山頂付近に近づけなくなります。登山の楽しみが減ってしまいますよね。

それに空振りには副作用もあります。警戒がすぐに上がることで警戒の感度が鈍ることです。

オオカミ少年の話ですね。


身近にある危険性


人の命は、意外とあっけなく終わってしまう事があります。

大雨の日に土砂崩れで流されたり、雪下ろしで転落したり、登山で滑落して死亡する事もあるでしょう。自然災害ではありませんが、交通事故や通り魔に遭って命を落とす可能性もゼロではありません。

生きている以上、不慮の事故に遭う可能性は絶えずあります。極論すると、いまこの瞬間に巨大地震に見舞われる可能性もあるわけですね。可能性は低いにしても。

で、ちょっと言葉足らずになるかもしれませんが・・・

たまたまその日、その時間、その場所にいた。

被害に遭う必然性もなく、誰かに落ち度があるわけでもなく、ただただ、巡り合わせなのかなと。


どう考えるか


突然の不幸に見舞われることはあります。

自分か、自分の大切な人か。あるいは関係のない人かもしれません。ただ、理不尽な不幸は残念ながら発生するものです。

そう考えると、日々平穏に過ごせるのはラッキーなことかもしれません。

人間関係のストレス、将来への漠とした不安、やりたい事がやれない不自由と、やりたくない事をやらなきゃいけない腹立たしさ。そういうものに囲まれると忘れがちです。

今日一日、平穏無事に生きた。

それは十分に幸せなことなんでしょうね。(^^)

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アメ車と米国の80年代のテレビドラマの思い出

トランプ米大統領が日本の自動車貿易は不公平だと批判して、もっとアメ車を買ってくれと主張してますね。

日本は米国の自動車の関税はゼロなので、不公平というのは的外れな批判です。[外部記事]

いまさら80年代、90年代の日米自動車協議のリバイバルでもないと思うんです。


日米貿易摩擦


80年代から90年代は日米貿易摩擦が激化しました。

米国の労働者が、日本製の自動車をハンマーで叩き壊す様子が報道されたりしました。日本製の自動車の輸入が増えて米国の自動車産業がダメージを受けた影響ですね。日本車を叩き壊していたのは、GMやフォードからレイオフされた労働者です。

日本の自動車メーカーは現地生産など対応を進めて、あれから何十年もたっているのに・・・

また日本車を叩きますか

という思いです。

象徴的で分かりやすいターゲットなんでしょうけどね。(^^;


それはそれとして


ここからはアメ車の思い出話です。

私がアメ車で真っ先に思い浮かぶのは・・・

ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム

です。

80年代のイケイケの勢いのある車です。


トランザム


トランザムとは、こんな車です。

Knight2000_ex107.jpg
画像出典

米国のテレビ番組「ナイトライダー」に出てくる車です。

ナイトライダーは、ナイト財団という組織に属する主人公が悪と立ち向かう痛快アクション番組です。

主人公が乗るのが写真の車で、高性能の人工知能を積んでます。自動運転はもちろん、主人公の危機のときには身を挺して主人公を守ったりしますし、いろいろな分析も得意で主人公に的確な助言もします。

意志を持って会話もできて、車自体が人格を持ってるんです。

まさに「未来の車」ですね。


80年代の勢い


昔は結構アメリカのテレビ番組を見ていました。

ナイトライダーもそうですし、「特攻野郎Aチーム」とか、「アメリカン・ヒーロー」とかです。どれも80年代の米国テレビドラマです。

楽しい番組でした。

いやぁ・・・

なつかしい。(^^)

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トランプ氏の標語を記した赤い帽子は「外国製」 比較優位と保護貿易について

「路上販売の赤いトランプ帽は外国製、就任式参加者に衝撃広がる」という記事がありました。[外部記事]

トランプ大統領のスローガン、Make America Great Againが書かれた赤い野球帽は、トランプ陣営の公式サイトで販売しているのは米国製だそうです。価格は25~30ドル。

一方、路上で売られているトランプ帽は外国製で20ドルだそうです。

外国製の方が安いですね。

今回は、比較優位と保護貿易について


外国製の帽子


米国製の帽子は25~30ドル。外国製(中国、ベトナム、バングラデシュ)の帽子は20ドル。

品質やパテント、流通経路のコスト、その他の要因で一律には比較できませんが、帽子のようなものは一般的には、先進国で作るより新興国で作る方が安いです。

人件費の要素が大きいですからね。

で、今回のテーマは人件費の低い国に(帽子製作のような)雇用が奪われているという話ではありません。

帽子の製作が外国で行われることは、米国にも利益があるという点を考えます。マクロ経済の理論的な話です。キーワードは「比較優位」です。


比較優位の考え方


米国とメキシコの関係で考えましょう。

前提1:失業者は考えません。完全雇用です。
前提2:各国の生産物は「ハンバーガー」と「テキーラ」の2種類のみです。当初それぞれの国が両方を生産します。それ以外は考えません。

かなり強引な前提です。でも、そう考えるのが分かりやすいのでこのまま進めます。

米国には労働者が12人います。メキシコにも12人います。

米国の労働者1人の年間生産量
・ハンバーガーなら6個、テキーラなら2本

メキシコの労働者1人の年間生産量
・ハンバーガーなら2個、テキーラなら1本

797_trump_01.png

このとき、貿易することで両国の経済が良くなります。


両国の生産高


両国ともハンバーガーもテキーラも必要なので、労働者12人のうち6人はハンバーガーを生産し、残る6人はテキーラを生産するとします。

そうすると

米国では年間で、ハンバーガー36個、テキーラ12本が生産できます。これで米国内の需要を満たすとします。

メキシコは年間で、ハンバーガー12個、テキーラ6本が生産できます。これでメキシコ国内の需要を満たすとします。




メキシコの戦略


メキシコの目線で考えましょう。

メキシコの労働者は生産性が低いです。(あくまで仮定の話)

そこで、

このままハンバーガーもテキーラも、両方生産していてはダメだ。米国アミーゴと話を付けてうちらはテキーラに特化しよう。テキーラをムーチョ、ムーチョでハンバーガーは生産しない。

テキーラ!

としたとします。

で、メキシコの労働者はテキーラに特化します。それは米国にもメリットのある話です。


テキーラ特化


メキシコが労働者12人をすべてテキーラ生産に投入します。そうするとメキシコ国内で12本のテキーラが生産できます。メキシコは自国で消費する6本を残して、残り6本を米国に輸出します。

で、米国はどうするか?

メキシコからテキーラを輸入できますので、米国内の労働投入量を変化できます。すなわち、ハンバーガーの生産に9人、テキーラの生産に3人です。(従前は6人、6人)

そうすると、ハンバーガー54個、テキーラ6本が生産できます。




で、米国とメキシコを合わせた従前のハンバーガー消費量は48個でした。生産量が54個に増えたので6個の余剰が生まれます。これをアミーゴのメキシコと仲良く半分こします。メキシコから輸入したテキーラ6本と引き換えに、ハンバーガー15個を輸出します。

そうすると米国人もメキシコ人も、お互いに以前よりハンバーガーを多く食べられます。

これが比較優位の財を貿易することによるメリットです。


問題点


あくまで、経済理論的な話です。

ある国が一つの産業に(テキーラの生産に)特化することは問題があります。コア産業がダメになったらその国の経済が立ち行かなくなります。なのでポートフォリオと同じように、一国の産業も十分な分散は必要です。

特定の生産品に依存する経済構造は途上国に多いのですが、それがかえって経済成長を妨げる要因になったりもします。

その点は比較優位とは別の論点として残ります。

とはいえ、比較優位の理論に絞って考えると、自由な貿易がグローバルな資源の最適配分をもたらし、世界の経済厚生を高めると考えられます。


トランプ大統領の政策


トランプ大統領が保護主義的な政策を推進しすぎると、世界経済に悪影響を与えるのではないかな・・・と思います。

一方、自由貿易が行き過ぎると、それはそれで弊害もありますね。雇用が減るとか賃金が伸び悩むとかです。(これも比較優位とは別の議論になります)

これまでの世界経済はグローバリズム、自由貿易主義を推進してきました。ここへきて米国が鮮明に自国優先を示すように、世界の大きな潮流が変わりつつあるのかもしれません。自由主義を推進する力と保護主義を求める力のバランスがどうなるかですね。

すぐにどうなるという話ではないでしょうけど、ちょっと気になります。

とりとめのない雑感でした。

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電車が30分以上遅れたら無料にすべき、に思うこと

民進党、藤末健三議員のツイッターが話題になっています。[外部記事]

電車が30分以上遅れたら無料にすべきという意見に批判が多く寄せられています。

私も藤末議員の意見は無理筋だと思います。

今回は、できて当たり前という考え方について


ツイッター


引用します。

田園都市線 大幅遅延
遅延度に応じて料金を割り引く制度の導入を提案して行きます。 30分以上遅れたら無料にすべきだと思います。独占企業の地位に甘んじているとしか思えません。[出典]


文字制限があるので、ツイッターだと言葉足らずになります。

そこで藤末健三議員のブログも見てみました。[参照リンク]

で、ブログも読んだところ・・・

やっぱり無理筋だよね、という思いです。


問題点


藤末議員が取り上げた田園都市線の遅延は、乗客同士のトラブルです。鉄道会社からすると「不可抗力」でしょう。

鉄道会社の故意、過失、懈怠による遅延ならまだしも、乗客同士のトラブルによる遅延まで鉄道会社のせいにしたら酷だと思うんですよね。

それに鉄道会社の優先順位としては、
1. 安全な輸送
2. 定時の運行

ですよね。

遅延に対してペナルティを課したら安全性が犠牲になる恐れがあります。優先順位の逆転は起こしてはいけないと思うのです。

私は鉄道の遅延にペナルティを課すという考えは反対です。遅延は安全性に対するコストでもあると思うのです。

天候に左右されやすい飛行機で考えると分かりやすいですよね。


期待の問題


日本の鉄道は時間に正確です。

だから「時間通りで当たり前」と思いますよね。でも、さまざまな原因で遅延や運行の取りやめは発生します。しかたないことですね。

過去に読んだ本にあったのですが、買い物でお釣りが少なかったときのことです。相手が店員さんなら、お客さんはそれほど怒らないそうです。まあ間違いもあるよね、という思いだからです。

でも、自動販売機だとお客さんは大いに怒るそうです。機械が間違えるわけがない、間違えないのが当たり前という期待があるからですね。

で、鉄道に関して。

「時間通りで当たり前」という期待が強いと遅延に大いに怒ります。自動販売機の例と同じようなものです。しかし、人のやることだし「時間通りじゃないこともあるよね」という期待なら、多少の遅延は許容範囲内でしょう。

藤末議員のツイッターやブログで垣間見えるのは「時間通りで当たり前」という強い期待で、そこが私の考えと違う点かなと感じました。


投資に関して


投資に関してもそうですね。

アクティブファンドならベンチマークに勝って「当たり前」
インデックスファンドならベンチマークとの乖離が小さくて「当たり前」

そういう思いが強すぎると、アクティブファンドがベンチマークを下回ったり、インデックスファンドがベンチマークから乖離するととても気になります。

「できて当たり前」と強く思わない方がいいんでしょうね。

あと、本音ではできて当たり前と思っていなくても、べき論として強く期待しているのもそうですね。アクティブなら、インデックスなら、こうあるべきという期待の強さのことです。


期待の持ち方


実際、期待したことが期待通りに実現するとは限らないです。

鉄道の運行も、投資も、人生も、そんなもんですよね。

だから、ね。

期待したことが期待通りでなくても・・・

そういうこともあるよね

という心の持ち方がストレスが少なくていいんでしょうね。

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少子高齢化と日能研の問題と将来予測の難しさ

電車のなかで日能研の広告を見ました。

「シカクいアタマをマルくする」シリーズです。問題を見ながら、あれこれ考えるのは良い頭の体操になります。

今回は、日能研の問題をダシに将来予測の難しさを考えます。


問題文


カリタス女子中学校の入試問題です。

ある国では、2035年末に人口が1億1700万人で、国民の3人に1人が高齢者になり、2060年末に人口が8700万人で、国民の2.5人に1人が高齢者になると予想されています。この予想通りになった場合について、次の問いに答えなさい。ただし、65歳以上の人を高齢者と呼ぶことにします。

(問)2035年末以降、この国の人口と高齢者の1年ごとの増加数または減少数が一定であるとすると、初めて高齢者が国民の半分より多くなるのは何年末ですか。[出典:日能研]


ん・・・

中学入試に少子高齢化問題ですか。

問題文もちょっと複雑ですし、算数、国語、社会の複合問題ですね。解くのは大変です。


おことわり


回答をすぐ続けて書いていきます

ゆっくり考えたい方はここまでにして、後ほど読み直してください。


では、回答編に進みます。


回答編


設問にある関係性をグラフに書くと解きやすいです。

「高齢者が国民の半分より多くなるのは何年末ですか」という問いなので、「総人口の1/2のグラフ」と、「高齢者人口のグラフ」が重なる年を求めればOKです。

795_nichinoken_01.png

中学入試で使っていいのかは分かりませんが、一次関数の連立方程式を作って、それを解くのがシンプルで扱いやすいと思います。

総人口の1/2を(y1)、高齢者人口を(y2)として

y1 = -60x + 5850
y2 = -16.8x + 3900
y2 > y1

で解いて、x > 45.14

2035年 + 46年 = 2081年

ですね。


さて、本題


さて、ここからが本題。

問題文に「1年ごとの増加数または減少数が一定であるとすると」とあるので、単純増加、単純減少で「直線」の問題だな・・・と思いつつ考えました。

で、総人口は結構な勢いで減っていくよねー、でも高齢者はあまり減らないね。

ということは、そのまま直線を伸ばしたらどうなるの?っと。

やってみたらこうなりました。

795_nichinoken_02.png

2111年には、高齢者人口が総人口を上回ります。

え?(゚Д゚)

94年後、どんな世界なんだろう。(-_-;


もちろんお遊びです


もちろんお遊びです。

中学入試の問題なので、現実的に考えるのは野暮ですね。

とはいえ、考えるとちょっと面白いです。

過去からの推移を、そのまま直線的に伸ばして将来を予測することは現実世界でよくあります。増加「数」でなく、増加「率」にして曲線的に伸びていく予測もあります。

公共投資の需要予測とか、企業の業績予測とか、投資による資産増加の予測などもありますね。


将来予測の難しさ


短期的な予測なら、過去からの延長線上に将来を見通してもそう大きくは外さないかもしれません。

一方、長期の予測になると小さな予測誤差が積み重なるので、結果として大きな乖離を生むリスクが高まります。

チリも積もれば山となる。小さくてもコツコツと。

は、利益もそうですし、予測誤差もそうですね。

そんなことを思う問題でした。(^^)

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