2016年12月 の記事一覧

年末ごあいさつ

今年もあとわずかとなりました。

大晦日ですね。


読んでくれた方に感謝


今年はこれまで336本の記事を書きました。これが337本目です。

1日に1記事、ときどき休むペースです。

意外とコツコツ書いてました。(^^;

メールやコメントをいただいた人、拍手ボタンを押してくれた人、ブログ村のポイントボタンを押してくれた人、ご自身のブログやSNSで私の記事を取り上げてくれた人、そしてブログを読んでくれた人。

みなさまに感謝です。


他のブログ主さん


今年は他の人のブログでいろいろ見識が広がりました。

大切な情報を得たり、視野が広まったり、読んでいて楽しい気分になったり、優しい気分になったりもしました。楽しみにしていたブログの更新がされなくなって寂しい思いをしたこともありますが、個人ブログなのでそういう事もありますね。

いろいろありますが、ブログを通じてゆるく交流できるのは楽しいです。

私の方からはあまりコメントは残せませんでしたが、来年はもう少しアクティブになれたらと思ってます。


年末ご挨拶


今年一年、本当にお世話になりました。

来年が、私たちと世界のすべての人にとって良い年になるといいですね。(^^

良い年をお迎えください。

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たぶん今年最後のパズルの問題

今年もあと1日となりましたね。

明日はいよいよ今年最後の日、1年たつのが早いなーと感じます。

今回は、単なる頭の体操です。年末関係ないです。(^^;


線で結ぶだけの簡単なお仕事です


こんな図があります。

Puzzle 小黒とら

AとA、BとB、CとC、DとDを線で結ぶパズルです。

ただし、線が交わっていはいけません。

オリジナルは、横に並んでいるAからDは家を表していて、2×2で並んでいるAからDはそれぞれの家の車を表すそうです。前車の轍を踏まないように車を駐車するパズルです。

あ、

回答はすぐ後に続きますのでご注意ください。

線が交わらないように結ぶのでルールは簡単ですね。ただ、パッとイケる人は簡単に結べますし、手間取る人は結構手間取ります。


さて、模範解答


まず、模範回答です。

模範解答とお断りするのは、私の答えとは違っていたからです。

780_puzzle_02.png

ぐるっと回り込んで、ちゃんと重ならないようになってます。

車の頭がどっち向いているかは気にしないで下さい。どっち向いていても軌道がちょっと違くなるだけで結果は同じです。


私の答え


私の答えはこうでした。

780_puzzle_03.png


模範解答を見た後で思ったのですが、私の回答だとAとDは家の裏に駐車することになりますね。それに、DはBとCの家の間を通ってます。

いや、でも、これも正解でしょう。

家の裏はダメとも、家の間を通ってはダメとも書かれていなかったので。

正解は一つとは限らない、ということですね。(^^;

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たぶん今年のネコ納め

ミケちゃん、モフちゃんに会いに行きました。

年内は今日が最後かな。

ということで、ネコ詣でです。


隠れていたモフちゃん


会いに行っても顔を見せてくれない日もあります。

今日は・・・

探したらモフちゃんがいました。

もふちゃん 小黒とら

茂みの中に隠れていました。


モフちゃんに接近


慎重に近づいて撮りました。

もふちゃん 小黒とら

モフちゃんは接近を許してくれるんです。

しっかりモフらせていただきました。(=^・^=)

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掛け算の順序問題で、いや、それは無い気がする・・・という話

いまごろになってですが、掛け算の順序問題を取り上げます。

Wikipediaで「かけ算の順序問題」を見たら、1972年に朝日新聞で報道されて以来の議論なんですね。

40年以上前から・・・

つい最近の話題だと思っていました。


掛け算の順序問題


一人に4個、みかんを配ります。6人に配る場合、みかんは何個必要でしょう。

この問題では、「4×6」が正解とされています。

順番が違って6×4とすると式が正しくないとされて、×になったり減点されたりするのが議論になってます。

ん・・・

高等数学で「行列の掛け算」をやるときは順番が大事になりますけど、小学生レベルの算数なら「4×6」でも「6×4」でもいいじゃないと思います。


ではなんでいまさら


いまごろ掛け算の順番を取り上げるのは、いや、それは無い気がする・・・という話を見かけたからです。[外部記事]

直方体の体積を求める式で、「縦×横×高さ」の順番を入れ替えるだけで減点されるという話です。

いや、それは無い。あったらおかしい。

と思うんです。

番組は見ていないのですが、なんだか釈然としない話です。


みかん


みかんを配る掛け算の場合

一人に4個、みかんを配ります。6人に配る場合、みかんは何個必要でしょう。
6人の人に、一人当たり4個のみかんを配ります。みかんは何個必要でしょう。

これはどっちも、確実にマルが取れる式は4×6です。

文章の作りは違っても、「一人当たり4個、それを6人に配る」という関係性は変わりませんね。(繰り返しですが、順番はどっちでもいいと思います。特に小学生なら。)


体積


直方体の体積は、「縦×横×高さ」ですね。

でもね、と。

直方体の縦、横、高さは、どこから見るかによって変わるものですよね。

面積の縦×横でも、90度の回転を加えれば縦と横が入れ替わります。

だからこれは、「4×6」でも「6×4」でもいいんです。

縦とか横は文章題で一時的に与えられるラベルで、変換可能です。みかん問題は、「1人当たり○個」それを「□人分」といった関係性なので変換不可能です。

なので、みかんと体積では、掛け算の意味合いは少し違うんです。

体積で「縦×横×高さ」の順番を入れ替えるだけで減点されるのだとしたら、減点した人を問い詰めてもいい話ですね。

ちなみに、2008年の小学校学習指導要領解説算数編では

長方形の面積 = (縦)×(横) (もしくは(横)×(縦))

と但し書きが書かれているそうです。(出典:wikipediaの同ページ内)

面積の順番はどっちでもいいんです。体積もそうですよね。


よけいなひとこと


小学生の算数なら、あまり細かい事にはこだわらずに、できるだけマルにしてあげるのがいいと思うんですよね。

で、

体積で「縦×横×高さ」の順番を入れ替えるだけで減点されるのは・・・

それは無いだろう。

と思います。

素直な感想として。

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未来は読めない? それはそれとして来年とその先を占おうと思います

年末が近づいていますね。

株式市場では「7」の付く年は要注意という話があります。大きなショックは10年ごとに来ますので来年はどうかな・・・と気になるところです。

今回は、来年とその先を占おうと思います。


未来は読めない


未来は読めないですね。

日経電子版に「未来は読めない 『安心老後』を語る前に」という記事がありました。
[外部記事]

さわかみ投信の澤上篤人会長と草刈貴弘CIOの対談記事です。

金融経済はバブルがあるにしても、実体経済は拡大し続ける。経済は一人ひとりの毎日の生活が原点だから、株式市場の上げ下げなんか無視して実体経済の長期成長に乗ろう。それが資産運用の神髄だ。

こういう感じです。

で、私は、実体経済は長期的に拡大するにしても、金融経済(株式市場)は大きく膨らんだり萎んだりするのだから、それは無視できないという考えです。

ここは考え方の違いなので、どちらが「正しい」という話ではなく、どういう考えが「自分に合うか」という話ですね。


株式市場のトレンド


世界経済(実体経済)の成長率は鈍化しています。[参考過去記事]

今回は株式市場のリターンのトレンドを見てみましょう。

まず米国。S&P500のリターン推移です。

長期投資 小黒とら

米ドル建て。10年間投資したときの1年あたりのリターンです。

それを月次でローリングさせています。

見るべきポイントは、リターンが鈍化していることです。

基本的にはプラスのリターンなので長期投資は報われる結果です。ただ、リーマンショックのときは、10年投資してもマイナスという期間が長く続きました。


世界の株式リターン・円建て


次にMSCIワールドの円建てです。

長期投資 小黒とら

こちらもトレンドは右肩下がりです。こちらも10年投資してもマイナスの状況が長く続くことがあります。

このトレンドに沿って、「これから10年の」期待リターンをどのくらいに見ればいいか、ですが・・・

過去の延長線上に未来を考えるなら、年率2.5%くらいなんです。

意外に小さいですよね。


株式市場をどう考えるか


この先の長期的な株式市場をどう考えるか。

世界経済の成長率鈍化を考えると、株式の長期的なリターンもそれほど大きくは期待しにくいですね。

とはいえ、安値でうまく仕込めればそれなりに大きなリターンは期待できます。タイミングによっては10年の投資で平均5%のリターンも狙えそうです。

なので超長期の視点を持ちつつ、数年単位の中期的な視点を大事にしたいという考えです。

で、未来は読めない?

ピタリとは読めないにしても、ある程度の範囲で高値圏と底値圏の判断ができればいいなと思ってます。今は高値圏だと思ってますので、来年、再来年は様子見で過ごす時間が長くなるかなーと思ってます。

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日本の1人あたりGDPの順位が低下することについて

日本の1人あたりGDPが低下しています。

「1人当たりの名目GDP、過去最低の20位」[外部記事]


引用記事


読売新聞の記事を抜粋して引用します。

内閣府は22日、2015年の国民1人当たりの名目国内総生産(GDP、ドル換算)が前年比9・6%減の3万4522ドルだったと発表した。(略)

ドルベースの1人当たりGDPは、経済協力開発機構(OECD)に加盟する35か国中、前年より一つ下の20位となり、比較可能な1994年以降、過去最低の順位となった。


ドルベースなので少し注意が必要です。

円安・ドル高が進むとドル換算GDPは目減りします。ちなみに円ベースでは前年比3.4%増で4年連続で増加しています。

で、今回のテーマは「1人あたりGDP」です。


1人あたりGDP


日本は少子高齢化が進みます。総人口も減っていきますし生産年齢人口(15歳~65歳)も減っていきます。

その他の条件を一定にしたとき、労働の投入量が減ればGDPの総額は減ります。

なのでGDPは縮小の圧力がかかるわけですね。

GDPを維持、拡大させるには

1. 労働投入量を増やす
2. 1人あたりのGDPを増やす

のアプローチがあります。

1.は出生率を上げるのが一つの手ですが、いま出生率を上げても、赤ちゃんが成人するのに20年かかります。即効性はないですね。

女性の労働参加率を引き上げたり、定年を伸ばしたりして高齢者の労働を促すのも一つの手です。「一億総活躍社会」の構想ですね。ただ「保育園落ちた日本○ね!!一億総活躍社会じゃねーのかよ!!!」という政争もあって、こちらもすぐに何かが変わるとは思いにくいです。

あとは、移民を受け入れるかという問題になりますが、こちらも議論百出しそうです。


では1人あたり?


で、このところ目にするのは、「1人あたりGDPを引き上げよう」という議論です。

労働の生産性を高めようとする動きです。

とはいえ労働生産性は古くからのテーマです。根深い問題なので一朝一夕では改善しにくいでしょうね。過労自殺や残業を巡る考え方もそうですし、パワハラもそうです。

文化論的な問題とは別に、人口動態的な問題として1人あたりGDPが向上しにくい理由もあります。


人口動態的な問題


結局、生産年齢人口の問題に行きつきます。

1人あたりGDPは、「働いている人の1人あたり」ではなくて、「全人口の1人あたり」です。

子供や学生、退職者なども含めての1人あたりです。

働く人の生産性が上がっても、働いていない人の数が増えれば、1人あたりの生産性向上は薄まります。場合によっては、働く人の生産性が上がっても1人あたりの生産性がマイナスになることもありえます。


日本の年齢


主要国の中央値年齢を示します。

平均年齢が取れなかったので中央値年齢ですが、見たい情報としては足りています。データ出典は国連(出典

各国人口中央値 小黒とら

横軸が国民の人口の中央値です。

日本(46.5)、ドイツ(46.2)、高所得国(39.7)、米国(38.0)、中所得国(28.9)、低所得国(18.5)。カッコ内が年齢。

ちなみに、全世界で日本より高齢の国・地域はありませんでした。

傾向としては高所得国、先進国ほど年齢が高く、低所得国は年齢が低くなっています。


まとめ、のようなもの


日本の人口動態を考えると、これまでの延長線上ではGDPの成長は大きくは期待しにくいです。働いて富を生み出すだけでは経済が上手く回らない構造なのかなと思います。

ポイントは分配と消費のサイクルかな。

企業は富を生み出しています。でも従業員は疲弊しています。

働き方改革。

改革の対象は、働く側(労働者)か、働かせる側(企業)か。

両方なんでしょうけど、より後者の問題かなと思ったりします。

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私は何にこだわっているのかというと・・・

前回記事「インデックス投資のメリットに対する誤解」の続きです。

さいもんさんTansney Gohnさんりあるむえさんからコメントをいただきました。

そこで、インデックス運用をすると「市場の概ね平均的なリターンが得られる」という説の「概ね」「平均的」という曖昧さを再検証しました。

今回は、前回の続きで投資を考えます。


平均論にこだわる理由


インデックスファンドは動きが把握しやすく、かつ、コストが低い。その魅力だけでインデックスファンドに投資する理由になると思うのです。

で、大事なのは

「アクティブ投資との比較は必要ない」ってことです。

平均という概念を持ち出してインデックス投資のメリットを語る記事を見て

ん・・・

いろんな投資スタイルがある中で、しかも事前にベストな選択が分からない中で、特定の投資の優位性を他の投資を落とすことで語るような切り口は、投資家間の分断を招きやすいな。しかも論拠が曖昧すぎる。

それってインデックスファンドに投資する人も、アクティブファンドに投資する人も、両方にとって不幸な考え方だな・・・

と思ったのです。

なので、インデックス投資の「リターン平均論」から卒業しませんか?

他と比較しなくてもインデックスファンドには投資する魅力があります。


再検証


インデックス投資の「リターン平均論」を卒業するための再検証です。

株式市場は10銘柄で構成されているとします。

時価総額比率=インデックスのウェイトとします。各銘柄の期待リターン、リスク、構成比率は乱数で決めました。なお各銘柄のリターンの相関はゼロとします。

アクティブファンドは10本。各ファンドの期首の純資産総額は同額とします。単純平均と加重平均を同じにするためです。アクティブファンドの各銘柄の構成比率は、ネコ(=^・^=)にダーツを投げてもらい決めました。(乱数による決定)

さて、図にするとこうなります。(クリックで拡大)

775_table.png


結果


さて、結果です。1万回のシミュレーションです。

775_result_g.png

青がインデックス投資の結果。赤がアクティブ10ファンドの平均の結果です。

期首10,000円が期末にいくらになったかを示したものです。

これが「概ね」一致しているか、です。


統計的な判断


分布が同じか違うか。統計的には期待値を「t検定」します。

エクセルでは「分散が等しくないと仮定した2 標本による検定」の機能です。

やってみました。

775_result_t.png

帰無仮説(=2つの期待値は等しい)が棄却される(=ダメ出しされる)結果です。

つまり、10,000回のシミュレーションで

1. インデックス投資のリターン10,000個
2. アクティブ投資のリターンの平均値10,000個

1、2は「同じとは言えない」という結果です。

統計的には有意な「違いがある」ととらえてOKです。


さて、まとめ


インデックスファンドのリターンと、アクティブファンドのリターンの平均は一致しない結果でした。

東証一部の時価総額は580兆円、追加型の株式投資信託(ETFを除く)は60兆円です。

TOPIXをベンチマークとするアクティブ投信をいくら集めても、その合成は全体集合である東証一部には到底届きません。

なので、

1. TOPIXの銘柄構成比率≒インデックスファンドの銘柄構成比率
2. アクティブファンドを合算したときの銘柄構成比率

1=2は必ずしも成り立たないですよね。

であるからリターンにも有意な違いが出ることがあります。(少なくとも、概ね一致とは主張できないです)


結局、私は何が言いたいのか


長々と検証しました。お付き合いありがとうございます。 (^^;

で、述べたいことです。

インデックス投資の「リターン平均論」は成り立たない理論です。

投資は自由で、正解は有って無いようなものです。

自分で考えてリターン平均論が正しいと思うなら、リターン平均論を採用すればいいのです。ただ、借りてきた話しをそのまま受け入れてしまい、特定の考え方で視野を狭めてしまうのはもったいないです。

分かりやすくて、かつ、コストが低い。

それだけで十分だと思います。

それに、他者と比較して自らを良しとする考え方から脱するのは、さまざまな投資スタイルで相場に挑んでいる人々への敬意でもあると思うのです。

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インデックス投資のメリットに対する誤解

インデックス運用をすると「市場の概ね平均的なリターンが得られる」という説があります。

平均ならいいよね。

という思いでインデックスに投資している人もいると思います。

今回は、インデックス投資を考えます。


平均とは?


インデックス運用で市場平均のリターンが得られるというのは、経済評論家の山崎元氏の持説です。

インデックス運用とは、公表されている株価指数(=インデックス)と同じ銘柄と投資ウェイトで株式等を保有する運用方法で、(1)市場の概ね平均的なリターンが得られること、(2)運用手数料が低廉であること、(3)株価指数に連動するので運用状況を把握しやすいことなどのメリットを持っている。 (引用元外部記事


(2)と(3)は同意します。しかし、(1)は同意できません。

どういうことか検証していきましょう。


「平均」の定義


アクティブ運用者を10人(=10のアクティブファンド)とします。

平均とは、アクティブ運用者10人が得たリターンの単純平均とします。10人の中には良好な成績の人もいますし、不振の人もいますね。

その10人の平均点をリターンの単純平均とします。


試算の前提


市場にある株式はA社、B社、C社の3銘柄のみ。どの銘柄も、発行済み株式数を浮動株ベースで21株とします。

インデックス投資は、A社、B社、C社を1株ずつ持ちます。残り各20株をアクティブ運用者が取り合うことにします。

期首と期末の株価とリターンはこうします。

小黒とら

ここまで特に違和感はないですよね。


平均にならない例1


試算結果を示します。

774_active_01.png

10ファンドを合計すると、A社、B社、C社の株数は20株となります。

インデックスファンドのリターンは47.1%

アクティブファンド10本の平均リターンは64.9%

なお、このケースでは各ファンドの期首のウェイトによる加重平均リターンは、47.1%となってインデックスファンドと同じになります。


平均にならない例2


アクティブファンドの期首のウェイトで「加重」しても平均にならないケースがあります。

以下が一つの例です。

774_active_02.png

C社は株主優待で個人投資家の人気が高いとします。

優待目的で株式に投資する人は、インデックス対比で優劣を競うアクティブ運用とは違う投資家です。世の中にはインデックス対比での勝ち負けにこだわらない投資家がたくさんいます。

そういう投資家がたくさんいて、優待目的でC社の株式をたくさん保有しているとします。

そうするとC社の株は流動性が低いですよね。流動性の低い小型株は、一般的なアクティブファンドでは敬遠される可能性があります。

インデックスファンドならきちんと市場ウェイト通りに買います。アクティブファンドはC社の株を敬遠する(あまり出回っていないので買いにくい)結果、さきほどの保有比率になります。

そうすると、「加重」しても平均にならないんです。


整理します


ケース1の結果
アクティブファンドのリターンの単純平均は、インデックスファンドのリターンと異なる。
ただし、
アクティブファンドのリターンの加重平均は、インデックスファンドのリターンと同じ。

ケース2の結果
アクティブファンドのリターンの加重平均は、インデックスファンドのリターンと異なる。


この結果から言えること


1. アクティブファンドのリターンの単純平均は、インデックスファンドのリターンと異なる。

2. アクティブファンドのリターンの加重平均は、流通している株が「すべて」インデックスファンドとアクティブファンドで保有されている時に限り、インデックスファンドのリターンと同じ。

3. アクティブファンドのリターンの加重平均は、流通している株の一部がインデックス運用とアクティブ運用とは異なる投資家に保有されていて、インデックファンドとアクティブファンドですべてが保有されていない場合、インデックスファンドのリターンと異なる。

で、

現実の株式市場は、「3」ですよね。

単純平均でも加重平均でもアクティブ運用のリターンの平均はインデックス運用のリターンとは異なるんです。


インデックス投資について


インデックスファンドの特徴
(1)市場の概ね平均的なリターンが得られること
(2)運用手数料が低廉であること
(3)株価指数に連動するので運用状況を把握しやすい

私は、(2)と(3)だけでインデックス投資する理由は十分だと思うのです。(1)は正しくないのでメリットとするのは無理があります。

値動きが把握しやすく、かつ、コストが低い。

それだけで十分。

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確率の問題 酔っぱらっていてもいなくても同じ?

ホームで起こる人身傷害事故の63.3%がお酒に酔った人によるものです。

「プラットホーム事故0(ゼロ)運動」というのが毎年あります。忘年会シーズンでお酒を飲む機会が増えるからですね。

で、今回は確率の問題です


ポスター


今年のポスターを見てみましょう。

sub_p_20161130_h_01.jpg
(画像出典:東京都交通局

さて、ホームで起こる人身傷害事故の「63.3%」がお酒に酔った人です。ざっくり6割としましょう。

事故に遭った人でお酒に酔っていた人が6割、お酒を飲んでいない人が4割。

事故遭遇率はあまり変わらないですね。

だったらお酒を飲んでゴキゲンでいいですよね。

と、誘導尋問です。(^^;


酔った人はハイリスク


確率はパッと見ただけだと分かりにくいものです。

いくら忘年会シーズンでも、駅のホームでまわりを見渡すと酔っていない人が多いですよね。時間帯や場所にもよるのですが、仮に、駅のホームに100人いたときの割合をこうしましょう。

1. 酔っている人:10人
2. 酔っていない人:90人

これが駅を利用する人の構成割合です。

さて、事故に遭った人が10人います。その構成割合はこうなります。

1. (事故に遭った人で、かつ、)酔っていた人:6人
2. (事故に遭った人で、かつ、)酔っていなかった人:4人


分かりやすいように図示


ちょっと分かりにくいので図示しましょう。

probability.png

左図は人員比率です。青が酔っていない人(ローリスク・グループ)、ピンクが酔っている人(ハイリスク・グループ)です。

右図は、事故に遭ったとして酔っていない人4人、酔っている人6人を濃く塗りました。

酔っていない人は、90人の中から4人が事故に遭うのですが、酔っている人は、10人の中から6人が事故に遭います。

あ、

ここで見るのは、絶対的な事故率ではなく、相対的な事故率です。

鉄道事故に遭う確率はもともとは低いので、絶対的な事故率を0.01%(1万分の1)とすると、事故に遭うのは10万人に10人ですね。となると、

酔っていない人は、9万人の中の4人。酔っている人は、1万人の中の6人です。

相対的に見ると、酔っている人は、酔っていない人の13.5倍、事故に遭いやすい計算です。

6/10:4/90 = 13.5:1
6/10,000:4/90,000 = 13.5:1


確率の問題は


確率の問題は分かりにくいです。

パッと見、「事故に遭った人の6割が酔った人」とあると、じゃあ残りの4割は酔っていない人と思いますよね。

それは合っているのですが・・・

で、6割でも4割でもそんなに違わないから、だったらネクタイを頭に巻いてゴキゲンでいいよね。

となりがちです。

でもね、と。

それって母集団の偏りを考慮していないんです。少数のハイリスク・グループと、多数のローリスク・グループの偏りです。


余談ながら


確率は難しいです。結果が直感に合わない事もありますから。

だから、

知ってましたか!驚愕の事実です!
ホームで起きる事故は酔った人だけの問題と思っていませんか。
お酒に酔わなければ大丈夫だと安心していませんか。
自分は事故に遭わないと。

鉄道の接触事故に遭う人の4割は、なんとお酒に酔っていない人なんです。

そこで、お酒を飲まない人に朗報です。
万が一に備えた「ホーム事故保険」の登場です!

なんて保険ビジネスができるわけです。

あ、

ホーム事故保険は私が勝手に作った架空の話です。(^^;

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投資の元本超え確率を「見える化」しました

投資で元本を超える確率の話題をいくつか見かけました。

そこで私も。

今回は、投資の元本超え確率について


前提の説明


今回は最もシンプルな形です。

積立型やドルコスト平均法ではなく、一括投資で一発勝負したときの元本超え確率です。確率の前提は「株価の対数リターンが正規分布する」です。確率計算はブラックショールズ式の一部を使っています。

確率の場合、独立事象か非独立事象かで確率は変わります。

積立投資のような非独立事象を扱うと複雑になります。なので今回は一発勝負の確率にしました。

図はクリックすると大きくなります。


投資期間1年


投資の元本超え確率 小黒とら


投資期間5年


投資の元本超え確率 小黒とら


投資期間10年


投資の元本超え確率 小黒とら


投資期間20年


投資の元本超え確率 小黒とら


投資期間30年


投資の元本超え確率 小黒とら


元本を超える確率


プラスのリターンを得ることを投資の目標にするなら、上の図をイメージしておくのは役に立ちます。

投資期間1年なら、どんな期待リターンとリスクの組み合わせでも、元本を超える確率はだいたい40~60%の範囲にあります。

しかし投資期間が20年や30年となると、リスクとリターンの組み合わせで元本を超えられる確率は大きく異なります。投資期間を長く想定すればするほど、リスク・リターンのバランスが大事になってきます。

ちなみに、具体例はこんな感じです。

probability_table1.jpg

リスクとリターンのバランスが悪いと、長期間保有しても元本超えにはそれほど寄与しないんです。リスクとリターンの組み合わせによっては、長期保有の方が分が悪くなるケースもあります。

自分が保有しているポートフォリオのリスクとリターンは、将来に向けては分からないですよね。私が20年、30年の超長期投資を盲目的に信じないのは、自分のポートフォリオのリスクリターンのバランスを確信できないからです。

長期投資で勝つ確率が上がるかどうかは、保有しているポートフォリオのリスクリターン特性によります。

この点は考えておいた方がいいと思うのです。

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