2016年11月 の記事一覧

投資の「正しいやり方」とか、「○○以外は邪道」とか

東洋経済オンラインで「定年後に退職金を株につぎ込むのは大バカ者」という記事を見かけました。[外部記事]

かなり目を引くタイトルですね。

今回は、株式投資と投資信託への投資の比較です。


セゾン投信社長のポジショントーク


引用元の記事は賛同できる部分とできない部分があります。

定年退職後に退職金で安易に投資するのは考えもの、という点は同感です。やるならリスクを抑えて考えながらやるべきだと思います。

で、賛同できない点は、退職金で株に投資するのは大バカ者。投資信託しかないと主張する点です。セゾン投信の社長としてのポジショントークなのでしょうが、ちょっと無理筋のお話しと思えます。

順を追って反証します。


ロジックの整理


セゾン投信、中野社長の主張を整理します。正確を期したい方は引用元の記事をご覧ください。

・退職後の投資は、よく分散されたポートフォリオを持つべき。
・分散といっても、日本株を個別に10銘柄、あるいは20銘柄に分散させるのではない。
・世界中の株式、債券にバランス良く分散させるべき。

要は、日本株の個別株10銘柄や20銘柄でポートフォリオを作ってもダメで、グローバルな資産分散で投資すべきということです。

さて、日本株の個別株10銘柄や20銘柄でポートフォリオを作るとどうなるか。

やってみましょう!


料理のレシピ


セゾン バンガード・グローバルバランスファンドを、グローバルな資産分散のお手本にします。

材料のレシピ

猫 (=^・^=) にダーツを投げてもらい、12銘柄を選びました。

で、投資の比率をあれこれ考えて次のように決めました。

小黒とら

便宜上、毎月このウェイトを維持することにして、売買手数料その他のコストは考えません。


するとどうなるか


セゾン バンガード・グローバルバランスファンドの設定月末、2007年3月末をスタートにしました。

セゾンは基準価額そのもの、株式ポートフォリオは2007年3月末のセゾン バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額10,139円を基点にしています。

さて、図です。

小黒とら

ね。

日本株の個別12銘柄で、ほぼセゾン バンガード・グローバルバランスFを模倣できます。

ちなみに月次リターンの相関は0.87


思うこと


投資について、とても大事なこと。

「正しいやり方」とか、「○○以外は邪道」とか、そういう強い言葉でなされた主張は、いったん引いて考えた方がいいです。

正しいって・・・

誰にとって正しいの?

くらいに思った方がいいでしょうね。

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昔、光は今より速かった?

「遠い昔、光は今より速かった?」という記事を読みました。[外部記事]

おもしろい記事でした。

今回は、息抜きニュースです。

最近は投資の話が少なくなってます。(^^;


光速度不変の原理


光の速度は毎秒約30万kmです。光の速さは観測者の運動状態によって変化せず、常に一定というのが相対性理論の「光速度不変の原理」ですね。

光の速度が一定なので、観測者の運動状態で時間の経過が変わっていくわけです。観測者がほぼ光速の速さで移動していると時間の経過はほぼゼロになりますし、光速で移動すると時間はゼロになります。それが私の相対論の理解です。

で、今回の記事は・・・

遠い昔は、光速はもっと早かったかも

というものです。

光の速さは常に一定で相対論の基礎になる定数だと思っていたので、時とともに変化するとしたら驚きです。


頭が混乱しますね


宇宙の地平線問題を解決する仮説として、遠い昔は、光速はもっと早かったかもという説が提唱されたようです。

ん・・・

光子が自由に移動できるようになったのは、ビッグバンから約38万年後の「宇宙の晴れ上がり」からですよね。遠い昔とは、その当時のことなのかな。

遠い昔は早かったということは、遠い未来には光速はゆっくりになるの?

光速がそうなら電磁波や重力波もそうなの?

物理定数が時間とともに変わるのかな?

という疑問もわきます。

宇宙のことを考えると疑問が次から次へわいてきますね。

老後は天文学や物理学を素人向けに教えてくれる講座に参加して、宇宙の成り立ちを勉強したいな、なんて思います。

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年金制度改革法案の民進党の対応に思うこと

「マクロ経済スライド」の新たなルールを盛り込んだ年金制度改革関連法案は、25日に厚生労働委員会で可決されました。今国会で成立見通しです。

社会保障費を抑制するための措置であり、世代間公平性と維持可能性のための政策でもありますね。

抑制に目を向けると「年金カット」と言えますし、持続性に目を向けると「長期的に持続できる制度」と主張できるので、まぁ表裏一体ですよね。世代間の公平性の点で、現役世代の賃金と退職世代の年金がある程度リンクするのは自然な気がします。


量入以為出


この法案については、民進党は「年金カット法案」とか「3割カット」とかの言葉で批判を強めました。

で、私としては、野党は委員会に審議と対案で臨んだのかな・・・という思いが残ります。現役世代の賃金をマクロスライドに取り入れるのに反対するのは、現役世代の所得が減るような経済状況でも年金は減らさないという主張です。だとしたら、財源はどうするの?

「入り」が減っている状況なら、「出」を抑えなきゃいけないですよね。

故事成語にも「入るを量って出ずるを制す」(量入以為出)とあります。

年金支給額を現役世代の賃金にスライドさせるのに反対なら、どうすべきなのか、その際の財源をどうするのか。そういう議論がないままに単に反対しているだけでは議論は前に進まないですよね。


安倍首相の正論


「レッテルを貼って我々の支持率を下げようとしても、あなた方、民進党の支持率は上がりませんよ。」

厚生労働委員会で、安倍首相が民進党の議員に向けた言葉です。

これは正論ですね。

支持率や政権運営能力はゼロサムじゃないです。他者の取り分を引き下げようとしても、相対的に自分の取り分が上がるわけじゃないですし、却って逆効果だったりしますね。

国会議員は選良です。

与野党間の国会議論をゼロサムゲームで考えている議員はいない。と、思いたいです。

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雨宿りのミケちゃん

今日は雨でした。

冷たい雨の季節ですね。

今日は散歩。ミケちゃんに会えました。


雨宿りのミケちゃん


ミケちゃん 小黒とら

階段状になっているところです。

ここなら雨に打たれないです。やはりネコは水が苦手なんですね。


警戒心を解かないミケちゃん


ミケちゃん 小黒とら

今日のミケちゃんは緊張モードでした。

ミケちゃんは慎重な性格です。近づくのがなかなか大変です。(^^;

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晩秋の風景 銀杏と紅葉の写真

寒いですね。

今日は最近撮った写真を整理しました。

今回は、息抜きの記事です。


まずはイチョウ


晩秋の風景 小黒とら

光が斜めに射し込む時間帯。

皇居。北の丸公園です。

半蔵門駅で降りて、イギリス大使館の横を抜けて千鳥ヶ淵緑道を通って北の丸公園へ。


秋の夕日に照る紅葉


晩秋の風景 小黒とら

これも北の丸公園。

緑と紅と黄色の調和がいいですね。

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過労死と孤独死、どちらが悲惨か?という中吊り広告がありました

電車の中吊り広告に「どっちが悲惨か?過労死or孤独死」というのがありました。SPA!の密着ルポです。

内容は読んでないのですが、上手く時流をとらえるなぁ~と感心しました。過労死も孤独死もどちらも関心の高い話題ですからね。

で、今回は、どちらが悲惨か?について


過労死と孤独死


どちらが悲惨か?

私が思うのは「過労死」です。

過労死の場合、過労だけでなくパワハラやセクハラも関係することがあります。加害者がいる犯罪で、過労死する人は労働基準法や刑法(暴行、強要、名誉棄損、強制わいせつ)の被害者という見方もできます。法的に救済されるべき人で、泣き寝入りしている人もいるでしょう。

選んだ職場、配属された場所、めぐり合わせた人物。本人との相性。そのちょっとした違いで過労死に追い込まれるか、そうでないかが変わったりします。

過労死って、大人社会での「いじめ」に起因する部分もあると思うのです。

過労死は避けるべき死です。私はそう思います。


孤独死は


私は「孤独死」はニュートラルに考えています。

人間も動物ですからね。

死期を悟ったら、静かに社会(群れ)から離れて一人静かに土に還るのもいいと思ってます。孤独に死ぬこと自体は悪い事じゃないという考えです。

悲惨だと思われるのは、亡くなってから発見されるまでに時間がかかって腐乱するところですよね。

でもね、と。

それは、発見する人と事後処理をする人の視点ですね。


亡くなる当事者の思いでは


亡くなる人の思いとして、過重労働やハラスメントで追い詰められて絶望のままに自ら命を絶つ方が悲惨です。あるいは過重労働の末に心臓がストップする亡くなり方も悲惨です。

遺された人も無念でしょう。

それに比べ、孤独死は穏やかに人生を終えることもあります。

ヘミングウェイ「老人と海」のサンチャゴのような最後です。

- 老人はライオンの夢を見ていた。 -

孤独ではあるけど、満たされた気分でライオンの夢を見ていたはずです。ライオンの夢を見ながらそのまま永い眠りにつく・・・

いい夢を見るために必要なものは、それまでの生き方と、どんな生き方でも最後の最後には良かったと思える考え方なんでしょうね。

終わり良ければすべて良し。自分が良ければそれで良し。

では、良い週末を (^^)/

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毎月分配型 フィデリティUSリートとゼウスの資金動向

フィデリティUSリートが11月15日の決算から分配金を引き下げました。

100円から70円への減額です。

今回は、フィデリティ・USリートB(H無)と新光 US-REITオープン(愛称:ゼウス)の資金動向について


投信ブームのけん引役


毎月分配型ファンドは哲学論争になりがちです。

どちらかというと毎月分配型ファンドに批判的な人が多いですね。毎月分配すると複利効果や課税の点で不利になるとか。投資した金額を払い戻しているだけだとか。コストが高いとか。

それはそれとして、現実問題として毎月分配型の投信は売れてます。投資家の人気を得ているという言い方もできますね。デメリットは承知の上で毎月分配型に投資している人もいるでしょう。

で、投資家を引き付けているのは高い分配金です。

今回、フィデリティ・USリートB(H無)が分配金を引き下げました。その影響が出ているので見てみましょう。


資金流出


フィデリティ・USリートから資金が流出しています。

フィデリティUSリート

フィデリティ・USリートのような高分配型のファンドが分配金を引き下げるのは、ファンド運営の健全性を高めるので望ましいです。

とはいえ、営業上はなかなか難しいんでしょうね。分配金を引き下げれば資金が流出する可能性が高いですから。


資金流出入の状況


さて、少し長い期間でフィデリティ・USリートの資金動向を見てみました。

フィデリティUSリート

元本の増減にその日の基準価額をかけたものをファンドに入った(出た)金額としています。2013年末からのおよそ3年間で見ています。

2016年6月までが資金流入が加速した時期です。

2016年6月以降の直近までは、流入はしているものの勢いは衰えている状況です。

新規のお金は集められにくくなっているし、マーケットも変調気味だし、このままの分配水準はキツイな・・・ということで分配金を引き下げたのかもしれません。


ゼウスは


新光 US-REITオープン(愛称:ゼウス)の状況です。

新光ゼウス

ゼウスは分配金を引き下げていませんが、同じような傾向ですね。

2016年6月以降は資金流入しているものの、その勢いは衰えています。新規のお金が入りにくくなっている中で、年間でファンドの2割から3割が分配で出ていく状況です。


参考比較


参考までに、日興アセットマネジメントのインデックスファンド225です。

インデックスファンド225

グローバルリートのような激しい動きはありませんが、2016年6月以降は緩やかに流出超過になっているなーという感じです。

ゆっくり緩やかに変化しているんですね。


まとめ、のようなもの


2016年の夏場までと、それ以降は違っている気がします。

ゆっくり緩やかに変化しているものには気が付きにくいですよね。

脳トレ問題でもありますね。ゆっくり変化していく画像を見て、いつどこが変化したのか気が付かない。そういうことたくさんあります。

最後に脳トレ問題を見つけましたのでリンクを貼っておきますね。

脳トレ問題

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勤労感謝の日に思ったこと

今日は勤労感謝の日です。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日です。括弧内は「国民の祝日に関する法律」の第2条の定義です。

もともとは天皇家の宮中行事である新嘗祭(にいなめさい)です。五穀の収穫を祝い、収穫に感謝する祭祀です。


収穫に感謝


新嘗祭は飛鳥時代から続く祭祀です。ただ、戦後はGHQのいろいろあって「勤労感謝の日」となったそうです。

本来の趣旨としては、収穫を祝い、収穫に感謝する行事なんですね。だから「生産を祝い」という言葉が入っているのでしょう。元来は農産物(穀物)の生産を祝う日なので、

収穫感謝の日

の方が元来の意味を表すのかも、なんて思います。


勤労に感謝


いまは製造業やサービス業に勤める人がほとんどですから、収穫感謝よりは勤労感謝のほうがしっくりくるかもしれませんね。

で、最近思うのですが・・・

農業や漁業や畜産業で製造されるものは消費期限があります。

だからたくさん取れた年は

豊作じゃぁー、大漁じゃぁー

とか言って、お祭り騒ぎで、飲めや歌えのバブル状態。たくさん取れたんだからたくさん食べよう!となりそうです。有力者がたくさん取り、虐げられる者は少なく取るという面はあるでしょうし、もともとの生産性がそれほど高くないという面もあるでしょうが、取れた分の消費率は高そうです。

穀物を備蓄したり保存食を作ったりはあるでしょう。でも、食物なら将来の飢饉に蓄えるにしても限界はあると思うのです。

取れた分の富を消費するか備蓄するかの割合では、消費の割合が大きいのかなと思います。


翻って現代社会


現代の社会は貨幣経済が高度に発達しています。

貨幣経済の発達していないころの農業や漁業での豊作じゃー、大漁じゃーは、いまなら、業績が最高益更新だー、となるでしょう。富はたくさん得ていて、ここ数年は豊作だったし大漁でした。

でもね、と。

あまり景気の良さを実感できないですね。

それは

豊作じゃぁー、食え、食え、どんどん食え

とはならないで

あ、今年は業績最高益ね。でもね、いつまでもいい時期は続かないよ。将来の飢饉(業績悪化)のために蓄えも必要だよね。ちょっとは増やすけど、あとはイザというときのために内部留保しとこ。いつ飢饉が来るか分からないからね。

てな感じだからかな、という気もします。

貨幣なら穀物とは違って何年でも備蓄が可能ですし、保管に場所は取りません。(内部留保と実際のキャッシュ保有とは別という議論はひとまず置きます)


富が備蓄できるから


ここ数年の景気のよさを実感できない。

というのは、働いて得た富は増えたものの、備蓄と分配のバランスが上手くいっていないからかなという気もします。企業は長期的な存続を考えますので、豊作のときの富は蓄積し、飢饉のときに備蓄を取り崩したいと思うでしょう。

大企業であればあるほど、経営陣は経営破綻による記者会見は避けたいものです。

それはそれで一理あります。

だから労働による所得は安定。景気の良さによる富を得たければ、やはり株式投資なのかな。

なんてことを勤労感謝の日に思いました。

あ、

景気の良さによる富を得たければ株式投資ですが、飢饉のときの悪影響も受けやすくなります。その点は注意が必要ですね。

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電車内での出来事

週末に電車で見かけた光景です。

お母さんが2人の小さな子を連れていました。上の子は女の子、下の子は男の子で幼稚園生から小学低学年くらいに見えました。

で、よくある事です。

下の子が、上の子が持っていたチラシのような紙を取ったのです。

すると、これまたよくある事です。

「うぇぇえー、エンダァァァァアア・・・いやぁぁ」

「取られたー」

と、この世の終わりのような悲しい顔です。泣きべそ。


小さな子の価値観


単なる紙一枚のように思えました。

よく見るとスタンプラリーの紙のようで、その子にとっては大事なものなんでしょうね。一日かけて集めたのかもしれません。

大人からすると何でそんなに・・・と思うのですが、その子は必死です。

悲しさと怒りが入り混じって、顔をしわくちゃにして親に訴えかけてます。

「取られたぁ」

泣いて怒って・・・手が付けられないほど取り乱してます。

と思っていたら。


冷静なお母さん


お母さんが冷静に対応してました。

はいはい、しょうがないねぇ。

と、大事な紙は無事に大きな子の手に戻りました。

怒りのこもった泣き声、親に訴える必死な声はピタっと止み、泣き顔はすぐにうれしい顔になりました。

「泣いたカラスがもう笑った」状態です。


回復力はすごい


小さな子の回復力はすごいなー

さっきまで泣いていたのにすぐ泣き止んだ、と思いつつ見ていました。

子供はすぐ泣くし、すぐ怒るし、すぐ暴力に訴えたりします。

でもその分、回復力も早いんだな・・・と思ったのです。


大人は


で、翻って大人です。

大人は涙を我慢し、怒りを抑え、話し合いでの解決を図ります。

すぐに泣かないし、すぐに怒らない。

その分、回復力も遅くなってるんだろうな・・・と思ったりします。

ん・・・

忍耐力のある大人と、回復力のある子供。

いいとこ取りができたらいいんですけどね。(^^;

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金利と株式の関係について

トランプ氏効果で米国の金利が上昇していますね。

おかげで為替はドル高です。日本株にもいい感じに作用してますね。日経平均は18,000円台です。

今回は、金利と株式の関係について


金利上昇と株式


直感的には、金利の上昇は株式の下落要因です。

かりに日本の金利が1%になるとします。

国債金利でも預金金利でもいいのですが、安全確実に1%で運用できるなら、リスクを取って株式に投資していた一部を預金に戻そうと思う人が出てくるでしょう。

金利が3%ならなおさらそうですよね。

金利の上昇は預貯金や国債の魅力を増して、相対的に株式の魅力を低下させます。

あ、

インフレや企業業績の期待はひとまず置きます。変数が多くなると複雑化しますので。インフレ率と企業業績が不変ならばという前提で話を進めます。


少し複雑なファイナンス論


1. 安全確実な国債の利回りが1%
2. リスクのある株式の利回りが6.25%

いま、債券市場と株式市場がこれで均衡しているとします。

国債の1%は適当に置きました。株式の6.25%は日経平均18,000円、PER16倍の関係からです。

債券と株式

こんな感じです。

日経平均18,000円。PER16倍。なので、日経平均採用銘柄の利益は

18,000円÷16倍=1,125円

日経平均を18,000円で買って株主になれば、毎年1125円の利益を享受できるとして、その利回りは

1,125円÷18,000円=6.25%

日経平均の益利回りは6.25%です。


ちょっとまとめ


いま、債券市場と株式市場では、

安全確実な国債の利回り:1%と、リスクのある株式の益利回り:6.25%

これが均衡しています。

その差(イールドスプレッド)は、5.25%です。


金利が上昇したら


金利が上昇して、安全確実な投資で2%が得られるとします。

で、イールドスプレッドと利益の水準は変わらないとします。

となると

債券と株式

こういう関係です。

金利が1%→2%

株式の益利回りが6.25%→7.25%


計算すると


日経平均株価はどうなるか。

日経平均採用銘柄の利益を1,125円として、それを益利回り7.25%で割りますので

1,125円÷7.25%=15,500円

となります。

債券と株式

利益とイールドスプレッドを不変とすれば、金利が上昇すると株式は下落ですね。


現実には


現実には試算で固定した利益などが変化します。

金利が上がっても、それ以上に企業業績が上向く期待が高まれば株式は上昇します。

トランプさんはインフレを作り出すみたいだし、インフレになれば企業業績も膨らむし、ドル高・円安になれば日本企業にもいいことだし

トランプさんは意外にまともな人かもしれないし、過度にリスクを折り込まなくても良さそうだし・・・

ということで、米国金利が上昇するなかでの株高になってますね。


まとめ、のようなもの


基本的には金利上昇は株式に逆風です。

預貯金や国債の魅力が増しますので、株式から預貯金へのシフトを招きやすいです。

理屈の上では、利益とイールドスプレッドが変わらないとしたら、金利の上昇は益利回りの上昇を招き、株式の低下をもたらします。

ただ・・・

思惑通り、理屈通りには動かないのが株式市場ですけどね。(^^;

金利と株式の関係は複雑なので言葉足らずかもしれません。その点はご容赦ください。

いまの株式市場は強いですね。それはそれとして、ベースの考え方は、金利の上昇は株式には逆風になりやすく、金利上昇は要注意と思っていた方がいいと思います。

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