2016年10月 の記事一覧

「インフレの芽吹き」と日銀のバランスシート

「澤上篤人の長期投資家日記」に「インフレの芽吹き」と題する記事がありました。
[外部記事]

日銀は、国債やETFを大規模に購入しているので財務が急速に悪化している。やがてインフレが来る。という主張です。

今回は、インフレと日銀のバランスシートと投資についての雑感です。


澤上氏の論旨展開


澤上氏のブログから引用します。

日銀は毎年80兆円もの国債や6兆円も株式ETFを購入したりしているが、購入額に見合う分の紙幣を刷っているわけだ。(略)

つまり、通貨の番人であるはずの日銀が円紙幣を大量に刷り、かつ採算の取れない投資をどんどん進めているのだ。(略)

また、日銀の財務は急激に悪化していっている。 大量の資金ばら撒きと、日銀の信用力低下で、いつかどこかで円の価値がドスーンと下がることになる。 


さて、どうでしょう。

不安になりますね。(^^;

でも、私は心配していません。日銀の財務は(基本的には)大丈夫だと思ってます。


日銀のバランスシート


まず事実関係を確認しておきましょう。

日銀は、購入額に見合う分の紙幣を刷っている「のではありません」

日銀はバランスシートを公表しています。直近は10月20日現在です。[資料]

資産の部
国債は400兆円です。

負債の部
発行銀行券(紙幣)は96兆円です。

「購入額に見合う分の紙幣を刷っているわけだ」というのは正しくないですね。

300兆円ほど勘定が合いません。1円でも勘定が合わないと困るのが銀行ですから、300兆円ならもっと困りますね。

で、何でバランスしているかというと、「当座預金」の313兆円です。

要は、日銀が市中銀行から国債を買うとき、紙幣を刷って買っているのではなく、単に市中銀行の預金残高を増やしているだけです。

日銀: 銀行のみなさん、国債を買いますよ。売ってくれる人は手をあげてー
日銀: 安い順(利回りの高い順)に買っていくよー
日銀: ○○銀行さんから100億円分買うね。じゃあ、○○銀行さんの当座預金の残高を100億円増やしておくから、あとで通帳を記帳して確かめといてねー

と、こんな感じでしょう。

紙幣を刷るわけじゃなくて、国債と預金残高の付け替えが起こるんですね。


日銀の信用力


日銀はお札を刷りまくっているわけじゃないんです。

だからお札を刷りまくって円の価値が暴落するというのは違うと思います。

で、日銀が国債をたくさん買い込むと日銀の信用力が落ちるか、ですが、それも違うと思います。国債は安全資産ですから。日銀が国債を買うことでバランスシートを拡大させても、信用力に変化は起きないと考えます。資産サイドの国債も、負債サイドの日銀当座預金も、どちらも日本国の信用力だからです。

日銀が、直接一般企業に融資をして、日銀の資金を民間企業に供給するなら話は別です。それなら日銀の資産サイドにリスク性資産が増えますので、日銀の信用力に影響します。

ともかく、既発行分の国債を日銀が買うことで、それが円の暴落につながるとするのは無理があると思います。


いや、そのりくつは


澤上氏は、

はっきりイメージできるのは、預貯金など金融資産が大幅な減価すること。 それは間違いない。 お金の価値はドスンと下がり、いろいろな価格が混乱気味に上昇するのだろう。


と言います。

ん・・・

「それは間違いない」って、そんな断言していいのかな。

かなり断定的な表現だなと気になります。

将来は不確実ですからね。

決め打ちは危険でしょう。(^^;

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セミリタイアの落とし穴の記事に思うこと

元女優の人が大麻で話題になっていますね。

テレビを見ていたら石垣島の自宅が映っていました。

ああ、こういう所に移住するのもいいかな。暖かそうだし。庭もあるから犬や猫を飼えるし、風通しがよさそうなのでハンモックを吊ってお昼寝もよさそう。

なんて妄想が広がります。

いやいや、地方移住はそんなに甘いものじゃない。

という声も聞こえてきそうです。

さて、今回は、セミリタイアの落とし穴に思うことです。


セミリタイアの落とし穴


YOMIURI ONLINEに「『こんなはずじゃなかった』セミリタイアの落とし穴」という記事がありました。[外部記事]

セミリタイアして地方移住する夢を打ち砕く内容です。(-_-;

移住先で人間関係がうまくいかず、「せっかくつかんだ夢のような生活が壊されつつあります。」という状況に。

その事態に対するアドバイス的な結論としては「結局、新しい場所でも人間関係をうまく構築しなければならないのです。お金だけでは解決できない問題が潜んでいました。」というものです。

ん・・・

それは真っ当な結論なんですけど・・・


人間関係


詳細は冒頭にリンクした元記事をご覧いただくとして、要約するとこうなります。

家庭菜園に潜んでいたトラップに引っかかったA男さん(56)のケース。

○早期退職して貯金と退職金の一部を使い、田舎の温泉付き住宅に引っ越しました。
○それまでは社宅暮らし。
○移住先の周辺は「定年退職後の第二の人生を温泉地でのんびり暮らす」をコンセプトに大手不動産会社が造成したところ。
○住民同士の交流会には「そば打ち教室」や「陶芸・書道教室」などがあります。

で、住民同士の交流です。

○Aさん夫婦の元へ近所のBさんが家庭菜園で取れた野菜を届けてくれるようになりました。
○Aさんはお返しできる物がないので、お礼に卵やお肉を買ってBさんに渡していました。

で、あるとき事件が起きます。

Bさんは取れた野菜をだっぷりくれるのですが、Aさんはお返しが高くつくので、ある日・・・

「お返しできるものがないので、せっかくですが」と野菜をお断りしたのです。

これをきっかけに大変なことが起きます。


仲間外れ


Aさんのお断りがBさんの気分を害したらしく、こんなことが起きました。

 ある日、買い物から戻ると、Bさん宅の庭で賑やかにバーベキューが行われていました。よく見ると、陶芸教室のメンバーや近所の方が招待され、楽しそうにお肉を焼いたり、お酒を飲んだりしています。

 A男さん夫婦が前を通ると「シーン」となりました。Aさんは「バーベキュー、いいですね」と笑顔で通りすぎましたが、家に入った途端、頭に血が上り、顔が真っ赤になるのが分かりました。「うちだけ仲間外れにされた――」。


これが事件の概要です。

いやぁ・・・

会社より面倒くさい人間関係だな・・・


おかしいなぁ


Aさんは「お返しできるものがないので、せっかくですが」と丁寧に断っているわけで、それで人間関係が崩れたとしたら

どうしたらいいの?

って思ってしまいます。

わざわざ仲間外れのバーベキューを開催するBさんの方をどうかと思ってしまいますし、「A男さん夫婦が前を通ると「シーン」となりました」というのも、なんだかなぁーとシラケてしまいます。

そんな面倒くさい人たちとは、付き合わない方が精神衛生上いい気がするんですよね。


孤独?


人間関係が大事なのはその通りです。

でもね、と。

常識と誠意で接すればそれでいいじゃない。それでうまくいかない人間関係なら、もともと相性が合わないんです。無理に相手に合わせる必要はないでしょう。

ケミストリーの合わない相手とは、どう頑張っても無理なもんです。合わせようとすると自分が疲れるだけです。

自分なりの誠意で相手に接して、そのなかで居心地のいい人間関係が築けたらいいな。

ん・・・

和やかに人と接し、穏やかに孤独と自由を楽しむ。(できれば自然の多いところで)

それが理想です。

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「年金カット法案」という呼称に思うこと

国民年金法改正案を巡って民進党などは「年金カット法案」という呼称を付けています。

「年金カット法案」は愛称なのか、レッテル貼りなのか。

今回は、年金問題の議論について


正式名称


いま国会で審議されている公的年金の改正法案の正式名称は、

「公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律案」

です。

長い・・・

略称、愛称を付けたくなりますね。

だからと言って「年金カット法案」はどうなんだろうと思います。

(ご参考:法案の概要


レッテル貼り


レッテルを貼ることで思考が止まってしまうことがあります。

たとえば「戦争法案」

安全保障に関連した複数の法制を、「戦争法案」として一括りに語ってしまう手法です。戦争は誰も好まないですから「戦争(をするために必要な)法案」というレッテルが貼られると冷静な議論はしにくくなりますね。

実質的な議論に入る前にレッテルを剥がす作業が必要になります。

それって、時間の無駄ですね。

今回の「年金カット法案」にしてもそうです。年金の減額は誰も好まないですから、「年金カット」と言われると心の深いところに刺さります。

でもね、と。


年金カット


「年金カット法案」と言われると、みんな一律に、自動的にカットされる印象があります。

でもそうではなさそうです。国民年金の「マクロ経済スライド」の話です。マクロ経済スライドで使われるパラメータ(変数)の大きなものは、「物価」と「賃金」の伸びです。

で、話は複雑なのでざっくり。

現状は「物価」が1%下がって、「賃金」が2%下がったとき、下げ幅の小さい物価に合わせて年金が減額されます。それを新法では下げ幅の大きな賃金に合わせて減額するというルールです。

減額されやすくなるので「年金カット」法案ではあるんですけどね。

で、何のため、誰のためのカットなのかです。

民進党は、年金額を抑制することを重視して「年金カット法案」と批判し
政府・与党は、世代間の公平性を確保し、年金制度を持続可能にするものと主張します。

いまのうちに削減しておくことで、将来的に助かるという論です。


複雑だからこそ


実際のところ・・・

「抑制のための政策」なのか、「世代間公平性と維持可能性のための政策」なのか。

いまのところ私にはよく分かりません。情報と知識が不足しています。

だからこそ、与野党を通じての議論と合意形成が必要なのではないでしょうか。国会議員は私たちの代表者であり、かつ、議論と合意形成のプロであると思うのです。私を含めて情報や知識が不足しているのが一般国民ですから、私たちは国会での議論を通じて理解を深めていけるのです。

国会でちゃんと議論されれば、です。


レッテルではなく議論を


だから

国会議員はレッテル貼りやレッテル剥がしに時間を費やすべきではないと思うのです。

実質的な議論をして、その法案を採択したときの良い点と悪い点を明らかにして、問題点が大きいなら対案を提示して、その対案の良い点と悪い点を明らかにして、

妥協しながら合意を形成して、最後は採決して決める。

それが国会での議論だと思うんですよね。

理想的、すぎますかね。

「年金カット法案」という呼称にそんなことを思のでした。

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化粧品の広告と投資の広告

JAROの調査では、化粧品広告の85%が国の基準に抵触しているとのことです。[外部記事]

体験談とはいえ「シミが薄く」など効果・効能をうたうと薬事法に抵触するんですね。

今回は、広告について


健康食費でも


健康食費でも同じように効果・効能を強調するのが多いですね。

ブルーベリーの成分が入った健康食品で「クッキリ」とか、ノコギリヤシの成分が入った健康食品で「ソワソワしない」とかありますね。

視力回復や頻尿に効果がありそうな線を狙っています。

「出ない日々」を過ごしている人におすすめしたいお茶があります。

ご愛飲者さまの声
奥さん「○○を飲んだらね、出た!」「すぅ~っと出た!」「出たよぉ~って」
旦那さん「うん、出たね」「すぅーっと、ね」「本当にすぅーっと」「飲んだら翌日」

奥さんの言い終わらないうちに旦那さんが被せてきます。

一人が言い終わるか終らないかのタイミングで被せてくるのは、「良いものなので、ぜひすすめたい」という思いを伝える演出らしいです。

で、お決まりのように、「効果・効能を表すものではありません」とか、「個人の感想です」とか逃げ口上が小さな文字で出てきます。

売るためとはいえ、誤解を誘うやり方でいいのかな・・・

と思うんです。


投資の記事でも


さて、投資を煽るウェブ上のマネー雑誌です。

マネー雑誌は具体的な効果・効能を表すものではありません。

ただ、ウェブメディアの中には、読者が、ウェブ上のリンクを経由して提携している証券会社やFX会社の資料を請求したり口座を開設したりすれば、ウェブメディアが潤うビジネスモデルのものもあります。

要は、読者に投資を煽って、口座開設させることで、メディアが儲かる。

こういう図式です。

そうなると、読者には、投資で簡単に、濡れ手で儲かった。数十万円の元手で数億円を稼いだ。そんな体験談を読んで欲しくなりますよね。

小難しい投資の理屈はいらない。

簡単に、手早く儲けたい。

そういう心理をうまく付く記事が幅を利かせます。


共通点


化粧品も健康食品も投資も

それを買えば、それをやれば、簡単に夢のような効果が・・・

と期待させるのが共通してますね。

しかも宣伝している側が責任を持っているのではなく、個人の感想、個人の体験談ということでリスクをヘッジしているのも透けて見えます。

いや・・・

肌のシミを取るのは簡単じゃないし、年を取ればシミは増えるでしょ。ファンデーションで隠してもあるものはあるんだから。

「出ない日々」ってぼやかしてるけど便秘のことでしょ。それなら食生活を改善して、規則正しい生活と適度な運動を続けることでしょ。あ、あとストレスの少ない生活ね。体質と生活習慣の改善なのでそう簡単じゃないよね。

数十万円の元手で数億円を稼いだのはすごいけど、誰にでも簡単に再現できることじゃないよね。

って思ってしまうんですよね。

個人の感想、個人の体験談だとしても、鵜呑みにするのは危険です。

広告ですから、ね。


おまけ、のようなもの


おまけです。広告の話は終わって、ここからは詐欺の話です。

美容と健康とお金は、みなさん多かれ少なかれ悩みどころです。

美容、健康、投資。

これらは詐欺が多いカテゴリーなんですよね。

あと、学問(自己啓発セミナー、裏口入学、ディプロマミル等)と、男女関係(結婚詐欺、アダルト詐欺等)も要注意です。

手っ取り早く解決したい、誰かに(何かに)サクッと解決してもらいたいという心理が働きやすいんです。

美容、健康、お金、学問、男女は、常に思うようにならない。

そう思っていた方がいいんでしょうね。(^^;

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ハロウィンは好きではない、が8割

日本では8割近くがハロウィンを好きではないと答えています。[外部記事]

「なんで盛り上がってるのか分からない」、「正直、好きになれない」という意見は同感です。今年は渋谷で道路規制が敷かれるようですし、交通規制のためにDJポリスも活躍するそうです。

幹線道路の通行を止めるのって、迷惑じゃないのかな・・・

集うなら渋谷の交差点じゃなくて、代々木公園とかビックサイトとかじゃダメなの?

なんて思います。


リア充の自慢合戦?


引用元の記事によると、ハロウィンが好きでない理由の1位は、「本来の意味を離れて単なる仮装パーティーになっている」です。

ん・・・

たしかに、そういう気はします。

ハロウィンはもともとは宗教的な色合いがある行事です。私が初めてハロウィンを知ったときは、先祖の霊を迎える「お盆」みたいなものとの説明がありました。

ケルト人の宗教的な行事から派生して、米国では小さな子がお菓子をもらう行事になってます。私の印象としては小さな地域内で行われる行事、しかも仮装するのは子供。そう思っていました。

ところが、日本ではここ数年、急速に広がりましたね

若者が仮装して大騒ぎするイベントとして。


ハロウィンの雑感


私はハロウィンに対して、「子供向けの行事」としてのイメージがあります。

だから、大人がノリノリで楽しむのはね・・・という思いを持ってしまうんです。それに商業主義的な仕掛けに乗せられている感じもしますし。

とは言え、

そんな事を言うのは野暮なんでしょう。

ハロウィンに関係のない人たちの交通の妨げにならないように楽しむのはいいんでしょうね。

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ブームに乗れない性格なのかな 個人型確定拠出年金のこと

2017年1月から個人型確定拠出型年金の制度が拡充されますね。

「iDeCo」という愛称もできて来年に向けて盛り上がっているようです。確定拠出型年金は、将来の年金を自分で運用していく制度なので、自助努力が求められる時代の流れに沿った動きですね。

今回は、投資の制度についての雑感です。


個人型確定拠出型年金(iDeCo)


ぶっちゃけた話をすると、私は個人型確定拠出型年金(iDeCo)にそれほどの興味はありません。

もちろん、以下のメリットは魅力的です。

1. 拠出金は「全額所得控除」
2. 運用益(売買益・配当所得)は「非課税」
3. 受給時に一時金であれば「退職所得控除」、年金なら「公的年金等控除」

このような税制上のメリットはあるのですが、一方で使いにくさもあります。


制度が複雑で利用できる額が限定的


普通のサラリーマンの場合、拠出は

企業型確定拠出年金に入っていなく、確定給付企業年金(厚生年金基金)にも入っていない場合、月2万3千円(年間27万6千円)です。

企業型確定拠出年金に入っていなく、確定給付企業年金(厚生年金基金)に入っている場合、月1万2千円(年間14万4千円)です。

企業型確定拠出年金に入っていて、マッチング拠出ができる仕組みがある場合、個人型確定拠出年金は利用できません。

企業型確定拠出年金に入っていて、マッチング拠出ができる仕組みがない場合、企業の年金規約によります。

ん・・・

かなり複雑ですよね。

一般的なサラリーマンの場合、国民年金と厚生年金の2階建てでいいやと思うのではないでしょうか。プラスアルファが必要なら、複雑で分かりにくい確定拠出型年金制度ではなく、普通の証券口座で投資する方がやりやすいでしょう。(税制上のメリットはありませんが)


個人型確定拠出年金を利用すべき人


フリーランスや自営業者なら、月6万8千円(月額年間81万6千円)の拠出が可能なので利用するメリットは大きいです。

フリーランスや自営業者は被雇用者ではないので、確定給付型の厚生年金には加入しません。基本的には国民年金だけです。国民年金だけだと将来受け取る年金額は小さいですね。だからフリーランスや自営業者は個人型確定拠出年金を考えるべきですね。

ちなみに、フリーランスや自営業者の年金を厚くするものに「国民年金基金」があります。

フリーランスや自営業者なら月6万8千円の拠出が可能と書きましたが、正確には、「個人型確定拠出年金」と「国民年金基金」を合わせた月額拠出額が月6万8千円です。


不便だなーと思うこと


「個人型確定拠出年金」のメリットを最も享受できるのは、フリーランスや自営業者です。ただ、それは被雇用者が入る厚生年金に入れないことの裏返しですね。

だから厚生年金に入っているサラリーマンは、「個人型確定拠出年金」のメリットは薄いんですよね。

で、サラリーマンは月に拠出できる額が抑えられているわけです。しかも、勤務先の企業が企業型確定拠出年金を導入しているか、確定給付型の企業年金(厚生年金基金)があるかによって、拠出できる額が変わってしまいます。

転職のときに面倒ですね。

制度が複雑で不便だなと思います。


どうせなら


iDeCoにしてもNISAにしても、制度が複雑で使いにくいですね。

現役世代の投資を促進するなら、もっと簡素化した制度にした方がいいのにと思います。昔あったマル優(少額貯蓄非課制度)みたいな優遇策を作ればいいのにと思います。

マル優は、預金の元本350万円までの利子が非課税になる制度です。

みんなが使える制度でしたが、制度改正によって「65才以上の高齢者」「障害者や寡婦」などの制限が付き、さらには2003年からは「65才以上の高齢者」も対象外となりました。

証券投資のマル優は、現役世代を優遇する投資税制にすればいいと思うんです。

特別の口座を作って簿価○○万円までの証券投資なら、売買益も配当所得も非課税。売買の制約もなし。

ん・・・ NISA・・・


NISAのバージョンアップ


金融庁がNISAの制度(5年で600万)をちょっと変えて、

一人一口座、600万円(ひとまず仮置きの数字)までは非課税でどんどん証券投資してよ。売ったら枠が消えるとかロールオーバーとか、恒久化とか、そんな面倒な事は言わないから。普通の口座のように投資して。

あ、65歳になったら、それ以降の利益には課税するからね。

ってしてくれたらいいんですけどね。

どうでしょうかね、この案。

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長期の資産形成促す、投資教育の必要性に思うこと

日経新聞社が「グローバル時代の投資信託」と題したセミナーを開催しました。

セミナーは投資信託協会、日本証券業協会と共催です。そのシンポジウム記事がありました。[外部記事]

今回は、投資教育について思うことです。


シンポジウム


シンポジウムの語源は、「一緒に酒を飲む」という意味だそうです。

古代ギリシャの饗宴。プラトンの時代です。

寝そべりながら食事して、酒を飲んで、大いに語ろうよ。

そんな感じなのかな、本来のシンポジウムは。

さすがに日経が主催するシンポジウムでは酒を飲みながらとはいきませんね。ざっくばらんな討論というよりは、筋書きのあるパネルディスカッションという色合いが強くなるのはしかたないことでしょう。


さて、内容


内容は投資を奨励するものです。

日本の家計は欧米に比べて貯蓄が多くて、投資が少ないのでもっと投資をしましょう。

個人が投資するなら投資信託は有効なツールです。

という意見がパネリストからありました。

投資信託協会と日本証券業協会が共催なので、投資を奨励するのはお約束ですね。


投信に対する私の考え方


資産形成で投信は重要という考えは同意します。

投信なら手軽に分散投資ができますからね。

投信は有効なツールです。それで個別銘柄への投資、ETFへの投資も、同じように資産形成に有効だと思っています。使えるツールは多い方がいいという意味で投信は重要と思います。


投資教育に対する私の考え方


パネルディスカッションで投資教育の重要性が指摘されています。

投資教育が重要という理念は同意です。

ただね、と。

投資教育って具体的に何を学ぶべきなの?

という具体論になると侃々諤々の討論になりますよね。

一般的に推奨される積み立て投資で長期のバイアンドホールドが唯一絶対の正解ではないと思いますし、タイミング投資が唯一絶対でもありません。それに、ドルコストの積み立てにしても、バイアンドホールドにしても、一括投資にしても、それは投資の手法なんですよね。

教育って、手法を学ぶ事ではないですよね。


教育とは


教育とは考える力を授けるものですよね。答えではなくて。

経済と金融と投資理論の基本的なところを高校生あたりまでに学んで、あとは自助努力で学び考えを深めていく。

それがいいと思うんです。

商業主義の投資教育を受けると、こうすればいいんだ、という安直な答えを与えられてそれでOKと思ってしまう恐れがあります。安直な答えは思考停止を招きやすいです。

自助努力で学び、考え、対応できるようになる。

それがいいですね。

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老後の備え「してない」が4割超に思うこと

2016年版の高齢社会白書の話題です。

60歳以上を対象に内閣府が行った調査で、50代までに行った老後の経済的な備えを尋ねたところ、「特に何もしていない」と答えた割合は日本が42.7%でした。米国、ドイツ、スウェーデンはいずれも20%台です。[外部記事]

今回は、老後の備えについて


古き良き時代


老後の経済的な備えを尋ねたところ、「特に何もしていない」と答えたのが4割です。ただ、それには注意が必要です。

いまの60代以上の世代に聞いているんです。

いまの60代以上なら、「特に何もしていなかった」で大丈夫だったんでしょうね。

いまの30代、40代、50代に聞いたら、「特に何もしていない」と答える比率はもっと低下するでしょう。米国、ドイツ、スウェーデンで特に何もしていない人は20%台でしたが、おそらくいまの現役世代はそれに近いのではないでしょうか。

あくまでイメージですけど。


白書からのメッセージ


高齢社会白書は、「若い時期から老後を見据えて準備を始めることが重要」としています。

確かにそうですね。

ますますそうなるでしょう。

求められるのは「自助努力」なんでしょうね。


老後を見据えて準備


老後の資金としては、「公的年金」+「貯蓄」+「投資」のバランスですね。

どのくらいの貯蓄をするか、どのくらいの金額をどのように投資に回すか。そこに自助努力が求められるでしょう。

投資のやり方はさまざまです。

ドルコストの積立投資でも、バイアンドホールドの長期投資でも、数年タームの相場変動をとらえる中期投資でもいいですね。自分の性格や考え方に合うやり方で、自分が納得いく方法ならそれがいいと思います。

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どっちもどっちな暴言の応酬なのかも 土人vsヤクザ

沖縄の米軍北部訓練場で、警備中だった機動隊員が住民を「土人」と呼んだニュースです。

沖縄のメディアと産経の取り上げ方の対比が興味深いです。

今回は、土人問題について


沖縄タイムス


 同日午前9時45分ごろ、目取真さんら市民数人がN1ゲートそばで、沖縄防衛局が市民の出入りを防ぐため設置したフェンス越しに工事用トラックの台数を確認していた。その際、機動隊員3人がフェンスから離れるよう指示した際、1人が「触るなクソ。どこつかんどんじゃボケ。土人が」と発言した。市民側は発言者を大阪府警の機動隊員とみている。機動隊員の発言について、県警は本紙の取材に「現時点で把握していない」としている。[引用元]


その後、菅官房長官が会見で暴言を認め、この隊員を担当から外したことを明らかにしています。

暴言はあったわけで、官房長官は不適切と認め、隊員を担当から外す措置を取りました。


産経新聞


 沖縄県警は19日、同県東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設工事の警備にあたる機動隊員が、工事反対派に「土人」などと暴言を吐いたことを明らかにした。県警によると18日午前、北部訓練場のゲート付近でフェンスを揺らすなどしていた反対派に対し、大阪府警から派遣された20歳代の機動隊員が「どこつかんどんじゃボケ。土人が」と発言した。
 この問題をめぐり、地元紙の琉球新報はホームページに読者提供として動画を公開。反対派に何度も激しくフェンスを揺さぶられた後、機動隊員が暴言を吐き、それに対し反対派は3度にわたり機動隊員を「ヤクザ」と呼んでいた。[引用元]


これを読むと反対派は「ヤクザ」と呼んでいたとのことです。

状況にもよりますが、反対派が挑発していたとも考えられます。公務員(警察官)が市民に対して暴言を吐くのはいけない事ですが、そうなったにはそれなりの下地があったのかもしれません。


土人vsヤクザ


どちらも暴言ですよね。

警察官が市民に対して土人と呼ぶのも暴言ですし、市民が警察官に対してヤクザと呼ぶのも暴言です。警察官という立場はあるにしても、一歩引いて、人と人の関係で考えると私としてはどっちもどっちな気がします。

ん・・・

公務中の警察官という立場で暴言はいけないのは分かりますけどね。

そんなことを思いました。


おまけ


Wikipediaで調べたところ、土人は本来は差別的な意味はないそうです。

土人の意味を調べたときに面白い画像があったので

721_dojin.png

「土人」でググった結果です。

右から二番目・・・ (^^;

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どこの装甲を厚くするべきか

興味深い話を聞きました。

現代の戦闘機ではなくプロペラ戦闘機の時代のことです。被弾しても帰還の確率を高めるためにどうしたらいいか。簡単なのは装甲を厚くすることですが、そうすると重量がかさんで航続距離も減りますし、戦闘能力も落ちます。

なので、必要なところを必要なだけ厚くしたい。

今回は、視点を置くところについて


自作プロペラ機


プロペラ機を自作しました。

エクセルで。

エクセルは何でも作れますね。

さて、以下の絵をご覧ください。

プロペラ機 小黒とら

攻撃を受けて帰還した40機の機体を調べたところ、赤い点に被弾していたと分かりました。

さて、どこの装甲を厚くすべきか。


被弾の多い箇所?


被弾の多い両翼や機体後部、尾翼ではありません。

知っている人は知っているのでしょうが、私は素直に間違えました。上の図で被弾の多い場所ではないんです。

答えは・・・

上の図で被弾していない、機体中央の前部、操縦席のある部分です。

なぜなら

上の図は「生き残った」戦闘機が受けた傷の場所だからです。


生き残れなかった戦闘機


「生き残れなかった」機体は、主に機体中央の前部にある「操縦席部分」に被弾していたのです。

生存確率を高めるには操縦席部分の装甲を厚くする必要があるわけです。

生き残った機体を見ているのでは判断を誤りやすいということですね。


まとめ、のようなもの


生還した機体は調査することができますし、生き残ったパイロットからは話を聞くこともできます。

でも

目を向けるべきは、犠牲になった機体、パイロットなのでしょうね。

忘れがちな視点でした。

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