2016年03月 の記事一覧

「積極運用でも低コスト」が気になったので コストとリターンの関係を検証

日経電子版はときどき気になる記事が載ります。

気になったのは「積極運用でも低コスト 投信『第3勢力』の実力」という記事です。
[外部記事]

今回は、投信のコストについて


日経記事


記事の一部を引用します。

“モーニングスターの調べ(表)では、「国内株式・大型ブレンド」に属する投信はアクティブ型全体では5年でも10年でも、「定説」通りにインデックス型に負けている。(略)

しかし低コストアクティブに限ると勝率が高くなり、10年では62%がインデックス型に勝っていた。(略)つまりアクティブ型がインデックス型に負けやすい大きな理由は、運用の腕というよりもコストの重さにあることが改めて認識できる。”


ここで勝ち負けを論じている基準は、モーニングスターのサクセスレートです。

で、私はモーニングスターのサクセスレートには問題があると考えています。理由は、過去記事:モーニングスターの「サクセスレート」ってどうですか? に書きました。詳細はそちらをご覧いただくとして、端的には

信頼性に欠けるというのが率直な評価です。

だから、この分析をもとにアクティブ運用の勝率とコストの関係を議論するのは、ちょっと強引じゃないかなーと思うのです。

ま、それはそれとして、低コストのアクティブ運用はそれ自身で注目したいですね。


さて、議論


さて、モーニングスターの分析結果はひとまず置いて、私なりに別の視点でコストとリターンの関係を検証します。

集計対象は、
・2016年3月29日時点で過去5年のリターンが取れるファンド
・追加型投資信託のみ、単位型は除く
・投資信託協会の分類で、国内株式・一般、国内株式・大型、国内株式・中小型
・ブルベア型とインデックス型とETFを除く、DCとSMAを含む
・データの出典はモーニングスター

これで427ファンドのデータが取れました。十分な数です。

で、関係があるかを見るには一般的には相関関係を見ます。

投信のコストとリターン 小黒とら

相関係数は0.125。それほど強い相関はありません。

ただ、興味深いのは係数がプラスだということです。この間はコストの高いファンドの方が、コスト控除後のリターンが高かったのです。

意外な結果ですよね。


別の分析


高コスト属と低コスト属で分けてみましょう。

全ファンド数が427本なので、上位213ファンドと下位213ファンドに分けます。平均リターンは以下でした。

高コスト属:10.06%
低コスト属:8.92%

投信のコストとリターン 小黒とら

さてさて、この2グループ間のリターン差は、1.14%あります。

このリターン差1.14%は、誤差の範囲内(=無視すべき差)なのか、それとも意味のある差なのか。

気になりますね。

で、統計のt検定をやったところ、P(T<=t) 両側が0.013なので、有意な差があると考えていいという結果です。(統計の説明は省きます)


つまり


427本の国内株式のアクティブファンドについて、過去5年のコスト控除後のリターンを分析した結果、

1. 高コスト属の方が、低コスト属よりもパフォーマンスが良かった。
2. しかも、グループの平均リターンには有意な差があった。


と言えます。

え-

って思いますよね。「定説」とは合わないですから。

どう考えたらいいんでしょう。


考え方


私の考え方は、

定説を鵜呑みにしなくてもいいんじゃない

ってことです。

コストとリターンは安定した関係ではないようです。ある時期に成り立つことが、別の時期には成り立たないこともあります。だから、

ひとつの結果から、普遍的に通用する結論を出すわけにはいかないですね。


コストが低いのが望ましいのは当然として


もちろん、コストは低い方がいいです。

他の条件が同じならば、同じポートフォリオの運用であるなら、コストの低い方を選ぶべきです。同じベンチマークにトラックするインデックスファンドならコストの低い方がいいです。

ただね、と。

内容の異なるファンドを比較するとき、低コストだからいいとか、高コストだからダメだとか、そういう決め打ちはできないだろうなーと思うのです。


余談


コストの問題なら、新ファンドをどんどん作っていくという業界の悪習に目を向けるべきなんでしょうね。

新ファンドを作って、目新しさで売るという販売姿勢が高コストを招いていると私は思っています。投信が5,000本もあれば固定的な管理コストも高くなるでしょうし、複雑な投信になればその分のコストもかかります。

だから投信のコストは下げられる余地は大きいと思うんです。

業界と投資家の両方のマインドが変われば、ですけど。

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意味不明な独自の見解を披露

29日に安全保障関連法が施行されました。

集団的自衛権については、一人ひとりで意見の幅は大きいでしょう。反対派の人は集会を開いたりしています。それに関連した記事で興味深いのを見かけました。[外部記事]

今回は、日本の責任者について


意味不明な独自の見解を披露


安保関連法案に関する産経記事を一部引用します。

“民進党の結党大会で来賓として呼ばれたシールズの奥田愛基氏は「憲法を守りますか、日本の総理大臣を守りますか。憲法を守るでしょ。この国の歴史をバカにしないでください。この国に生きる人々をバカにしないでください」と絶叫した。首相に対し「国民ていうのは、あんたのおもちゃじゃないし、あんたのものでもない」と訴えた後、「この国の最高責任者はあなたじゃない」と、意味不明な独自の見解を披露した。”


「意味不明な独自の見解を披露した」と、さすがに産経です。

朝日ならこうは書かないだろうな・・・と思いつつ、「この国の最高責任者」について考えてみました。


主権者と責任者


日本国の「主権者」と「責任者」を区別しないといけないですね。

まず主権者です。当然、国民一人ひとりですよね。

主権とは国のあり方を決める権利のことで、国民一人ひとりに主権があるのは間違いないです。日本国憲法では主権が国民に存することを宣言しています。

主権者たる国民は、自分の思いを国政に反映させるために国会議員を選出しますよね。

で、国会議員が採択した法律にもとづいて、内閣が行政権を行使します。


行政の長の選出


行政の長は内閣総理大臣です。現在は安倍首相ですね。

で、内閣総理大臣は、日本国憲法67条の規定に従い、国会議員による選挙によって国会議員のなかから指名されます。主権者である国民は、間接的ですが、国会議員を通じて内閣総理大臣を選んでいるわけです。

そうやって選ばれた内閣総理大臣が国務大臣を選んで内閣を作ります。だから内閣に国政を預かる正当性があるわけですよね。

で、そうやってできた内閣が、行政権を濫用してやりたい放題のことをしたら・・・


内閣は国会に対して連帯して責任を負う


憲法66条には以下のようにあります。

“内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負ふ”


内閣は、あるいは安倍首相は、好き勝手なことはできないんです。

なぜなら国会(国民)に対して責任を負っているからです。国会が内閣の不信任案を議決すれば、内閣は総辞職するしかありません。

内閣は衆議院を解散して国民に信を問うこともできますが、その場合でも、衆議院が解散した後の総選挙を経て、初めて国会の召集があった場合に総辞職となります。

行政権の行使はフリーハンドではないですし、国民の代表である国会のチェックを受けます。


国の責任者


国家における重要な権能は行政権です。

国家権力のうち立法権と司法権は独立していますが、包括的な国家権能として、国を運営しているのは行政権を行使する内閣です。

内閣は国会に対して責任を負っています。

で、責任を負うからには「責任者」がいるわけですよね。

内閣のトップは総理大臣です。だから、首相が日本の責任者と言っていいでしょう。


最高について


国権の最高機関は立法府(国会)です。

でも、それは国民主権という意味での、「機関としての最高」ととらえるべきでしょう。一方、国の運営に関して、「国民に最大・最高の責任を負っている」のは内閣のトップである総理大臣ですね。

企業に置きかえてみると、首相はCEO(最高経営責任者)の立場です。

意思決定機関として「最高」なのは株主総会だとしても、執行に関する責任の所在として「最高」なのはCEOなのと似ています。


まとめ、のようなもの


長々と書きました。

「最高」という単語が気になる人もいるかもしれませんが、責任の重さとして、

日本の最高責任者は内閣総理大臣

だと思うんです。


おまけ


若い人が政治に関心を持っていろいろ主張するのはいいことだ思います。

ただねー。

情熱だけでは足りない。

そんなことを思うのでした。(^^;

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イングリッシュブレックファストうどんがおいしそう

うどんにベーコンと目玉焼きをトッピングした「イングリッシュブレックファストうどん」がロンドンにあるそうです。[外部記事]

おいしそうです。

今回も、雑談です。


イングリッシュブレックファスト


私の勝手なイメージだと、イングリッシュブレックファストって・・・

目玉焼きと、スライスして焼いたトマト、あとはベイクドビーンズ。それにベーコンまたはソーセージ。で、トースト。

そんな感じです。

で、「イングリッシュブレックファストうどん」は、かけうどんに目玉焼きと、ベーコンなんですね。

トマトと豆が・・・ (-_-;


イギリス


はじめてイギリスに行ったのは、もうかなり前です。

中国に返還される前の香港を経由してロンドンでした。

簡単な英語は聞き取れるだろうと高をくくっていたんですけど、入国審査でとまどいました。簡単な英語が聞き取れないんです。

入国審査官:For the first time? (イギリスは初めてかい?)

とら:は? あ・・・ Yes.

と、まあこんな感じ。

米国人か日本人の英語がいいなーなんて思いつつ、なんとか入国審査を通り抜けました。


英国料理


湖水地方とロンドンで数泊しました。

当たり前ですが、朝食は「イングリッシュブレックファスト」です。

英国は朝食が一番おいしい。

なんて言われたりしますね。

んー

確かにそうかもしれませんね。

朝食以外でおいしかったなーと覚えているのは、ロンドンのインド料理(カレー)ですから。


イングリッシュブレックファストうどん


イングリッシュブレックファストうどんはいいかもしれませんね。

うどんと目玉焼きは合いそうですし、ベーコンも揚げ物みたいなものと思えば違和感ないです。

今度やってみようかな・・・ (^^;

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カバンを持つのは左右どっちでもいいように思うんですけど

面白い記事を見かけました。

「デキる人がカバンを持つのは左右どっち?」という記事です。[外部記事]

んー

今回は、雑談です。(^^)


ちょっとしたところが気になる


記事の詳細はリンク先を見ていただくとして、意外なところが気になりました。

サブタイトルが「オトコの仕事への姿勢は『3秒』あればわかる」

筆者はタブ タカヒロさんという方で、肩書は「はたらく女性のかていきょうし」です。記事の中では「デキるフリしたデキないオトコ(DFDNオトコ)」という表現も出てきます。

内容より先に私の意識が向かったのは、カタカナとひらがなの使い方です。オトコの仕事とか、デキるフリしたデキないオトコとか、はたらく女性のかていきょうし、とかです。

個性的な感じがしますね。


それはそれとして内容について


で、内容についてです。

デキる・デキない見分けポイントとして、カバンの持ち方を聞くといいそうです。カバンの持ち方は、その人の素が出てしまうからというのがその理由です。

記事の一部を引用します。

"「移動中に、カバンは左右どちらの手に持ちますか?」と聞いてみる。DFDNオトコとデキる人で、答えが次の2つにきれいにわかれるそうです。"


DFDNオトコというのは、「デキるフリしたデキないオトコ」です。

この言葉、流行るのかな・・・

それはそれとして答えが分かれるそうなんです。

で、どう分かれるかというと、それも引用します。

"DFDN(デキるフリしたデキない)オトコ:右、または左のどちらかと答える。
理由は本人にとって利き腕とか、肩が凝らないとか、カバンから荷物が出しやすいとか。

デキる人:すれちがう相手の反対側、と答える。
理由は歩行中にすれ違ったり、横を通り過ぎる時に、相手にカバンがぶつからないようにするため。

DFDNオトコはカバンを持った移動が自分目線で、デキる人は相手目線。その態度が仕事にも現れてしまうというのが、この見分けポイントのロジック。"


なるほど! そうですか・・・


どっちでもいい気がしますけど


カバンの持ち方なんてどうでもいい気がしますけどね。(^^;

クセがあるので右に持つ人もいれば左に持つ人もいますし。意識してときどき持ち替える人もいるでしょう。「移動中に、カバンは左右どちらの手に持ちますか?」と聞かれて「すれちがう相手の反対側」と答える人は、さすがに少数派な気がします。

そういう答えができる人は、気配りのできるデキるオトコなんでしょうね。

私はそういうデキた答えはできないですねー


私の場合なら(仮想のお話し)


相手:ねえ、とらさん、移動中にカバンは左右どちらの手に持つ?

とら:え?

とら:あ、私、リュック。

横を通り過ぎる時に、相手にカバンがぶつからないですよ・・・(^^;

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競馬をやっているとお金は10分の1になる理由がやっとわかりました

「投資とギャンブルどう違う?」という記事がありました。[外部記事]

競馬をやっているとお金は10分の1になると書いてあります。

今回は、そう言われればそうですねーというお話しです。


記事を引用します


ポイントになる部分を引用します。

"年間100万円を毎年貯金して30年が経過すると利子を考えなければ3000万円になっています。一方、同じ金額をすべて競馬に投じた場合にはどうなってしまうのでしょうか。
(略)
 平均して25%損していくことを考慮に入れると、30年後に残っているお金は約300万円です。つまり普通に競馬をやっているとお金は10分の1になってしまう計算になります。"


で、私が気になったのは「10分の1になってしまう」という点です。

ん?

なんで10分の1の300万円?


最初に考えたこと


最初に考えたのは、3,000万円の75%である2,250万円が残るのではということです。

毎年100万円を競馬につぎ込みます。競馬の控除率が25%なので期待値は75万円です。

100万円を入れて、75万円が出てくるイメージですね。

年に1回、100万円でもいいですし、引用先のように毎週末2万円程度でもいいのですが、毎回の賭け金を同額にして、毎回の賭けを独立した事象とすれば、結局のところ・・・

賭け金総額である3,000万円×75%で2,250万円だろうと考えたわけです。

でも、記事によると300万円・・・


こういう考え方かな


なんで300万円なんだろう。

気になったので考えました。

で、出した答えは、なんだ、積み立て式の考え方なのねってことです。

1年目:100万円を競馬に投下して、75万円が戻ります。

2年目:新たな100万円と1年目の残り75万円の合計175万円を競馬に投下して
 → 75%の131万円が戻ります。

3年目:新たな100万円と手元にある131万円の合計231万円を競馬に投下して
 → 75%の173万円が戻ります。


で、30年。

こうすると30年後に残るのは299万9千円なので、ほぼ300万円です。

こういう計算だったわけですね。


ちなみに・・・


この計算方式で競馬を100年やった時に手元に残るお金はいくらでしょう。

答えは

300万円です。

あの計算方式だといくらつぎ込んでも300万円に収束するんです。

30年目:ほぼ300万円ですね。
31年目:それに100万円追加するので、ほぼ400万円です。

で、400万円の75%は300万円です。

ほぼ300万円+100万円の75%がほぼ300万円なので、300万円に収束するんです。

んー

ただ、あ、収束するんだーと思ったので勢いで記事にしてみました。

オチはありません。(^^;

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ベルギーの3日後、イラクでも自爆テロで30人が死亡してますが

テレビでニュースを見ていて感じたことがあります。

22日にベルギーの空港と地下鉄駅で同時テロが起きました。イスラム国が関与してパリの自爆テロとも関係があるとのことで、連日テレビで放送されてます。ネットのニュース配信も続報が流れてますね。

一方で・・・

ベルギーの事件の3日後、25日にはイラクのサッカー場で自爆テロがあって、30人が死亡してるんですよね。[外部記事]

こちらもイスラム国が犯行声明を出しています。


情報の偏り


ベルギーの同時テロでの死亡者はは28人だそうです。[外部記事]

イラクのサッカー場での死亡者は30人。

犠牲者の規模としては同じくらいですね。

もちろんニュースの軽重が犠牲者の数だけで決まるとは思いません。ただ、同じイスラム国が関与したテロだとして、ベルギーで起きたか、イラクで起きたかによって扱いが大きく違うのかなーと思うわけです。

ベルギーの場合は日本人で重軽傷を負った人もいますし、イラクよりは身近に感じる国でしょうから扱いが大きいのは当然としても、私が見ているニュース番組ではイラクの自爆テロは見かけなかったんです。


仕方のないことでしょうけど


テレビの場合は、ベルギーなら映像を取りやすいけれど、イラクだと取材そのものも難しいでしょう。

イラクの自爆テロをテレビであまり取り上げないのは、ニュースバリューの違いだけでなく、映像の取りやすさ、取材のアクセスのしやすさといったメディア側の事情もあるんでしょうね。


雑感です


メディアで流れる情報って、流れる段階で偏りがあるんですね。

ベルギーの被害者も、イラクの被害者も・・・

どこで発生するテロであっても、巻き込まれた人々の悲劇には変わりないですよね。

そんなことを思いました。

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きょうの散歩

出かけた先で見つけたさくらです。

3月の桜 小黒とら

さくらの薄いピンク色をとらえるのは難しいですね。

ちなみに、以前の記事のさくらはソメイヨシノではなかったようです。[過去記事]

教えてくれた方、ありがとうございました。(^^;


街路花


街路樹という言葉はありますが、街路花って言葉はあるのかな・・・

歩道の車道寄りのところにある植え込みの中に、可憐な花を見つけました。

3月の桜 小黒とら

春ですねー

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投資信託上位1000ファンド 今週の資金流出入動向

今週(3月18日から25日)の投資信託の資金流出入動向をまとめました。

2015年末で純資産総額の大きかった上位1000ファンドが集計対象です。

資金の流出入を見たいため純資産総額ではなく元本の増減に着目します。


資金流出の大きかった上位10投信


Code ファンド名 NAV 資金 運用
29311066 ニッセイJ-REITファンド -3,978 -4,877 854
04312066 ダイワ日本国債ファンド -3,384 -3,385 0
04319153 ダイワ日本株式インデックス -2,582 -2,777 213
64311051 J-REIT・リサーチ・オープン -2,116 -2,705 561
0331397C グローバル・ソブリン 4,628 -2,657 7,306
06311106 りそなJリート・アクティブ -2,753 -1,908 -867
0831303A MHAM J-REITインデックス -1,106 -1,803 675
64313102 PIMCO米国ハイイールド債券 -3,426 -1,627 -1,833
42311081 ピクテ新興国インカム株式 -345 -1,509 1,155
03317046 ジャパン・ソブリン -1,420 -1,388 -32

単位は百万円です。

NAV=資金+運用です。

このうち「資金」が元本の増減から推計できるキャッシュのイン・アウトの額です。簡易的な方法による計算ですが、概ね合っているはずです。分配があればその分のキャッシュアウトも含まれます。

「運用」は元本増減がないと仮定して、基準価額の変化から計算した増減額です。

今週はJ-REITの投信から資金が流出した傾向が見られます。


資金流入の大きかった上位10投信


Code ファンド名 NAV 資金 運用
06311049 新光US-REITオープン (ゼウス) 17,321 13,734 3,511
3231203C フィデリティ・USリート・ファンド 12,179 13,651 -1,529
02313043 ラサール・グローバルREITファンド 2,854 7,311 -4,458
3531203A ゴールドマン・サックス 米国REIT 199 5,420 -5,195
03313047 ワールド・リート・オープン 2,192 4,728 -2,533
04312047 ダイワ・US-REIT 3,644 4,150 -525
0431115C ロボット・テクノロジー関連 5,160 4,065 1,070
4931310B J-REIT 豪ドル 毎月 2,051 3,228 -1,089
4931112B 東京海上・円資産バランス 2,806 3,087 -274
02311158 グローバル・ロボティクス 5,973 2,485 3,480

こちらは資金流入の大きかったファンドです。

ゼウスやフィデリティのUSハイイールドのような大型ファンドが資金を集めてます。率ではなく額で見ているので、どうしても大型ファンドがランク入りしやすいです。

アセットクラスとしてはグローバルリートに資金が集まった感じですね。


カテゴリー別


カテゴリー別の状況は画像で貼りつけます。

投資信託 小黒とら

全体としては資金の流出入は拮抗してました。

アセットクラスで見ると、相変わらず外国債券は資金流出ですね。

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長期投資をログスケールで見ることの注意点

日経のウェブに「長期なら株式投資がベスト 碩学が読む市場の先行き」という記事がありました。[外部記事]

そこには超長期のインフレ調整後の株式投資のチャートが載っていました。

で、今回は、超長期をログスケールで見ることについて


ログスケールとは


ログスケール(log scale)とは、対数軸のことです。

グラフの縦メモリを、1、2、3・・・とか10、20、30・・・という通常の刻みではなく、1、10、100、1000・・・と振っていくものをログスケールといいます。

対数でのスケールがログスケール。通常のスケールはリニアスケールです。

さて、この違いはどう影響するか。


具体的に見てみましょう:ログスケール


まずは以下の図をご覧ください。

長期投資 小黒とら

順調に右肩上がりですね。こういう資産に投資したいと思うでしょう。

この図はMSCIワールド(配当込み・円換算)です。[参考過去記事]

ジェレミー・シーゲル教授の図に敬意を表して、こちらもインフレ調整後の実質化した株価です。日本のGDPデフレーターで実質化しました。

いい感じですよね。

投資しようか!と思いますね。

でもね、と。


具体的に見てみましょう:リニアスケール


さきほどの図を通常のスケールで見てみましょう。

長期投資 小黒とら


先の図と同じものです。ただ、縦軸のスケールを一般的なものに変えただけです。

受ける印象はだいぶ違いますね。


リニアスケールの図で思うこと


一般的な軸の2番目の図では次のことを感じます。

2000年から2010年の10年間でリターンがほぼゼロです。
10年投資しても報われないケースもあることがわかります。

2007年から2008年の1年で、1,000ポイント超から400ポイント近くまで下落しています。
1000万円投資していたら600万円を失って、400万円になっちゃったというケースもあるわけです。

その後、リカバリーしていますが・・・

前者で実際に往って来いを経験したら、2006年とか2007年に売るチャンスがあったのに・・・という思いも残るはずです。後者の場合、大きく痛手を被った後で、その後のリカバリーを待つのは精神的にかなりつらいでしょう。


見たいものに適したスケールで


さて、今回のポイントです。

ログスケールは巨視的な視点で見るのには適しています。株価でいったら100年とか200年の動きをとらえるのに適しています。

それはいいのですが・・・

10年、20年といったスパンの動きは、かえって把握しにくくなるんです。

超長期を巨視的に見るならログスケール。
10年、20年を肌感覚で見るならリニアスケール。

理想的には両方のスケールで見るのがいいんですけどね。


まとめ、のようなもの


今回は、チャートを見るときの注目点についてでした。

超長期をログスケールで見ると、10年、20年の動きが見えにくくなるというポイントは、覚えておいて損はないと思います。

どんなスケールでものを見るかによって見え方が違ってきます。

おもしろいですね。(^^)

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結論に違和感があるときは、前提に目を向けてみるといいかも

Aは、Bが成り立つなら、Cに決まる。

マーケットで選択されるべき商品は、消費者みんなが費用対効果の高い商品だけを選ぶとしたら、ただ一つに決まる。

だから、それを選択すべきだ。

ん?

今回は、選択の考え方について


選択の考え方


以前の記事で選択の問題を取り上げたことがあります。

過去記事:私にとっての正解が、他の人にとっての正解とは限らない

- 何を選ぶか –

その判断基準は複雑です。常に正しい選択ができるとは限りません。

そのため、複雑で悩みやすく結果がだいぶ後にならないと分からない事の選択は、えてして人の判断に頼りがちです。進学や就職などを信頼できる人に相談したりしますよね。

で、信頼できる人の意見を聞いたり、聞かなかったりして、最後は自分で決めるわけです。

それで、まったく同じ選択肢を与えられても人によってはAを取りますし、別の人はBを取ったりします。合格した学校が2つあってA校とB校でもそうですし、就職で内定が出たところがA社とB社の2つあったでもいいです。

投資の選択も似たようなものです。


理論としての定型化


学校の選択で理論的に定型化して考えましょう。

自分や親が負担する授業料に対して、最も高度な教育や研究指導が「期待できる」学校があるとします。それがA校です。

そしてその期待は、すべての人が同じ期待を持つとします。

すると、どんな人でもA校を選びますし、どんな人であってもA校を選ぶべきなんです。

B校を選ぶ人は一人もいません。授業料に対する期待教育水準がA校より劣るからです。

この結論はいかがですか?


なんとなく・・・違和感がありませんか


いやいや、実際にはB校を選ぶ人もいるでしょう。

多くの人はAに行くかもしれないけれど、Bに行く人だっています。それが現実世界です。

理論の違和感を解いていきましょう。

1. 選択基準の単純化、唯一化
選択基準を「自分が負担する授業料に対して、最も高度な教育や研究指導が期待できる学校」という単一の基準にすることが現実と合っていないです。

現実には、学校の雰囲気がいいとか、家から近いとか、指導を受けたい先生がいるとか、知っている人がそこの在校生や卒業生だとか、そういう要素もありますね。

2. 知りえないことを認知できるとする点
百歩譲って「自分が負担する授業料に対して、最も高度な教育や研究指導が期待できる学校」が唯一の選択基準だとします。

そうだとしても、AとBでどっちがその基準で上にあるのかをどうやって「事前に」「正しく」認知するのでしょう。実際に教育を受けてみないと分からないのに。事前には分からないから想像や予想するしかないのですが、それが当たるとは限りません。

3. 期待が同一であるとする点
2番目の論点と似ています。事前には知りえないことなので、一人ひとりの主観的な思惑が入りますね。

そうすると、みんなが同じ期待を持つことは想定できないわけです。Aを優れていると思う人もいれば、Bを優れていると思う人もいます。それは、期待が同一でないからです。


投資の選択も同じこと


長々と書きましたが言いたいことはシンプルです。

人の選択基準は複雑で多様です。
だから、単一の基準では決められません。

将来のことは完全には知りえません。
だから、将来を正しく見積もれるわけではありません。

人の想像や予想は同じではありません。
だから、同一の期待を持つことはできません。

つまり、人によって選択が違うのが自然な姿なんです。世の中にはAがいいと思う人もいれば、Bがいいと思う人もいますよね。冒頭の考え方に違和感を持つのは、やはり自然ではないからでしょう。

結論に違和感があるときは、その前提が正しく成立するのかに目を向けるといいですね。


まとめ、のようなもの


今回は選択について考えました。

将来が分からないから、選択で悩むんですよね。

だから、「正しい選択」という考え方に縛られるのではなく、「自分の選択を肯定する開き直り」も大事でしょう。

何が正しいかなんて事前には分からないんですから。(^^)

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