2016年01月 の記事一覧

小さな春、みつけました

小さな春をみつけました。

小さな春 小黒とら

つぼみが膨らんで、花を咲かせる準備が進んでますね。

なんの木なんだろう・・・

どんな花を咲かせるのかが楽しみです。(^^)

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マイナス金利を受けて円安がどこまで進むかを考えました

金曜日の日銀のマイナス金利はサプライズでした。

正直なところ、私は日銀はこれ以上の緩和には踏み切らないだろうと思っていました。なので、あ、やったんだ・・・と素直にビックリです。

で、今回は、マイナス金利を受けて円安がどこまで進むかについてです。


マイナス金利のマグニチュード


マイナス金利の威力がどのくらいあるかを考えました。

まあ、あまり大きな威力はなさそう。アナウンスメント効果としては大きいものの、実態としてはそれほどの緩和ではないというのが私の結論です。

マイナスの金利が適用されるのは、市中銀行が日銀に預ける当座預金の一部に留まるからです。それに日銀はマネタリーベースを増加させる目標は変えていません。腰を据えて緩和するならマネタリーベースの拡大も併用したんじゃないかなと思います。

前日に甘利氏が閣僚を辞任したので、その悪材料を消すためのマイナス金利とうがった見方もできます。

まあ、実弾のバズーカ砲というよりは、相手の視界を遮る煙幕弾といったところでしょうか。


とはいえ、効果はあるでしょう


アナウンスメント効果は効いています。

黒田総裁はこの先、マイナス金利の拡大を市場に刷り込むことに成功しました。円の金利は低下するでしょうし、日米金利差が拡大することで円安の圧力が増しそうです。

一方、世界景気の鈍化でリスクオフの姿勢が強まれば円高に行きやすくなります。

つまりはマイナス金利による円安効果と、景気減速懸念による円高のバランスでどっちに進むかが決まりそうです。


黒田総裁の本音は?


黒田総裁は122円を超える円安に口先介入をしたことがあります。

過去記事「実質実効為替レート これ以上の円安ありそうにない

去年の6月です。122円の円安水準で、円の実質実効為替レートについてですが、これ以上の円安はありそうにない、と踏み込んだ発言をしています。

黒田総裁の本音がどこらへんにあるのかは謎ですが、リスクオフで円高になって円高デフレに戻るのは避けたいが、円安がどんどん進むのも副作用が出るといったところでしょうか。120円近辺であまり動かないのがいいと思っているかもしれません。


まとめ、のようなもの


マイナス金利とはいえアナウンスメント効果の要素が大きく、実態としてはそれほど強い緩和ではないと思います。

円安をみるにしても、あまりマイナス金利を過信しない方がいいのかなと思います。それにある程度円安が進むとまた口先介入があるかもしれません。

だから目先は、やはり122円~123円がいいところで、勢いに乗っても124円~125円が上値かなーと。125円を超えて円安が進むイメージはないんですよね。私の見方はちょっと慎重かもしれませんが。

米国ではトランプ氏が米国のバブルを指摘してますし、欧州ではイタリアの銀行が脆弱だと言われてますし、中国も隠れ不良債権が多いという観測もあります。

リスク要因が顕在化してリスクオフの局面になれば、円が買われやすくなります。

ドル円はどっちにも進みやすい難しい局面です。

目先は円安、中期的には円高かなと漠然とそんな見方です。

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黒田バズーカ第三弾 マイナス金利は株価を救うか?

今日の日銀の金融政策決定会合でマイナス金利が決まりました。

今回はマイナス金利と今後の相場について。


マイナス金利とは


マイナス金利といっても、私たちの預金には直接影響はありません。マイナスになるのは市中銀行(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など)が日銀に預けている当座預金の一部ですから。

市中銀行は一定の額を日本銀行の当座預金に預けないといけないのですが、必要な額を超えて預けている分(超過準備)にこれまでは0.1%の金利がついていました。日銀が市中銀行に預金の利息を払っていたのです。

それがマイナス金利になると、新たに積み増す超過準備分の一部について金利がマイナス0.1%になります。それに対しては日銀が市中銀行から利息を取るわけです。


マイナス金利の影響


市中銀行にしてみれば、超過して預けていた預金にこれまで0.1%の利息が付いたので、ある意味では安全確実に0.1%で回せたわけです。

それが今後は、新たに積み増す超過準備の一部は、安全確実に0.1%だけ目減りします。

これまでの銀行は、超過して預けてた分について、安全確実に0.1%か、貸し倒れのリスクを取って融資に回してプラスの金利を取るかの選択でした。それが、新たに積み増す分についてですが安全確実ならマイナス0.1%か、貸し倒れのリスを取って融資かの選択になるわけです。

これによって日銀は銀行の融資が増えることを狙ったわけですね。銀行の融資が増えて市中に回るお金が増えれば、景気の下支えとインフレ期待の高まりの効果が見込めますから。


株式市場では


日銀が金融緩和を強めることは、基本的には円安の圧力になります。

金融緩和は、一般的には、円安、マイルドなインフレ、株式や不動産などの資産価格の上昇をもたらします。ただ、これまで既に十分な緩和を行っていますので、今回の措置がどこまで威力があるのかは不透明かなと思います。

以下の図をご覧ください。

マイナス金利 小黒とら

過去のバズーカのタイミングに印をつけました。

第一弾が2013年4月。第二弾が2014年10月でした。

過去2回は相場の上昇トレンドの中で起こってます。上昇に勢いを付けるための、あるいは上昇を失速させないための背中を押すような金融緩和ですね。

で、今回は数年にわたる上昇トレンドが終わったと思えるタイミングでの緩和です。


この先を考える


さすがに魔術師の黒田総裁です。

予想外のマイナス金利なので今日のマーケットは乱高下しました。昨日の甘利大臣の辞任の悪影響を吹っ飛ばしました。

ただ、問題は企業業績が鈍化していく中で、今回の金融緩和がどのくらい効果があるのかなーってことです。

今回の措置で円安に動いたのは株式市場にとってポジティブ要因です。

一方で今回の措置は銀行の融資を増やす狙いがあるにしても、限定的とはいえマイナス金利によって銀行の収益は悪化します。そもそも融資のニーズがあるのかという話もありますし。

この先の株価は、マイナス金利のポジティブな効果と、経済と企業業績の方向性との力関係かなと思ってます。

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業績の下方修正が増えてきた気がします

甘利明、経済再生大臣が閣僚の辞任を表明しました。

嵌められたのか、うかつだったのか、弱いところがあったのか、そこらへんはよくわかりませんが、公人としてのけじめを付けてまた一から再起を図って欲しいです。

今回は、甘利大臣とは関係なく、相場のお話しです。


業績下方修正が相次ぐ


業績の下方修正が続いてます。

日立建機、中国需要低迷で当期利益予想を下方修正 期末配当も未定 [外部記事]

中国の需要低迷とか、新興国通貨が安くなったことによる為替差損とか、外で稼ぐ企業の収益は厳しくなってますね。

このほかにも、ファナックやオムロンや川崎重工も業績の下方修正を発表しています。ファナックとオムロンは中国市場の減速、川崎重工はブラジルの造船合弁事業での損失など、こちらも中国や新興国の要因です。

アルプス電気も下方修正。iPhoneの販売鈍化が災いしてます。

その他の企業も軒並み下方修正を発表してます。


企業業績が落ちると


株価って、企業の利益成長を織り込んで形成されます。

景気のいい時の投資家は、利益が成長すると思って割高でも買っていきます。いまの利益でPERを見ると高いかもしれないけど、この先利益が伸びればいまの割高は割高でなくなる・・・

という考え方ですね。

で、そろそろ国内の企業でも逆風が吹いてきたのかな、という感じです。

となると

この先、業績の下方修正が続くようだと

いまの利益でPERを見ると妥当な水準かもしれないけど、この先利益が落ち込むなら、いまの株価は妥当じゃない(=割高)かも・・・

となるかもしれませんね。


まとめ、のようなもの


このところ目に付くのは業績の下方修正です。

原因は中国やブラジルなどの新興国の景気減速です。この先、新興国で稼ぐ企業からだんだん厳しくなっていくんじゃないでしょうかねー

景気も投資の環境も、いいときもあれば、よくないときもありますね。

よくないときは、よくないなりに過ごすのが吉でしょう。

私は無理せず、あせらずのスタンスです。

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株式市場の現状分析と先の予測と、投資行動について

今日の東京市場は持ち直しの動きでした。

日々の動きがブレやすくなってます。こういう時は、目線をもう少し先に置いた方がいいです。日々の動きをよく見る人は、週次の動きや月次の動きも合わせて見るのもいいですね。

今回は、現状分析と先の予測と、投資行動について


現状分析


現状の分析をかんたんにまとめます。

前回の金融危機はサブプライム問題で始まり、リーマンショックでクライマックスを迎えました。このとき、ベアスターンズやリーマンブラザーズといった大手の証券会社が破綻しました。

そこで米国の中央銀行であるFRBは金利を引き下げ大胆な量的緩和に踏み切り、中国は4兆元(約50~60兆円規模)の財政出動を行いました。世界的に金融をジャブジャブにして、中国は財政を吹かしたわけです。

その効果があって世界の経済は立ち直りました。

超緩和状態のドルは世界に行き渡り、米国内ではシェール関連企業の投資を、世界を見渡すと中国を含む新興国のインフラ投資を活発化させたわけですね。商品価格やエネルギー価格、それらの関連企業などがわが世の春を謳歌しました。

とはいえ、さすがにこのところは逆風が吹いています。

新興国は債務が積み上がってますし、原油価格は下げ止まりがわからない状況です。中国は元安が不安視されてますし、経済成長の鈍化、国内消費の減速も懸念されてます。

ということで、この先は楽観できない状況です。


この先の予測


米国は利上げに踏み切って、金融の正常化を進めています。

米国の利上げは妥当な政策なんですが、それが世界的に広くあったバブル的な要素をつぶしちゃうわけです。

特にエネルギー価格の下落は、良い面、悪い面が出てきますね。

悪い面としては、たとえばロシアの経済状況が悪化しますし、ベネズエラもそうですね。ベネズエラの輸出はほとんどが原油なので、原油価格の下落によって対外債務のデフォルト懸念が高まっています。

米国内ではシェール革命関連のハイイールド企業の破綻
ロシア、ベネズエラ、サウジアラビアなどのカントリーリスクの高まり
中国の過剰債務、過剰生産能力、過剰雇用の調整圧力
中国の不良債権処理
アジア新興国の高債務の懸念(通貨安懸念)

いまの状況が続くと、潜在的なリスクが顕在化してくる気がします。


現状分析と先の予測が共有できたとして


ここまでの現状分析と先の予測が、ある程度は共有できるとして話を進めます。

もちろん、相場観は人によって違うので、この先はバラ色だと見る人もいるでしょうし、大体はいいんだけど微妙なところで違うなーと思う人もいるでしょう。

ただ、年初からの株式市場の不安定さを見ると、今年や来年くらいの期間ではボラティリティが高まり、株価は下落する可能性が高いと見るのは妥当だろうと思います。

で、仮に、この先はちょっとヤバそうだよねー、という思いが共有できたと仮定します。

でもこの先の投資判断は共有できなかったりしますね。


判断の分かれ道


この先、1、2年はヤバそう。逆風がどのくらいの期間になるかはわからないし、どのくらい下落するかもわからないけど、まあ、しばらくは上値が重たくて下落のリスクが高まってるよね。

じゃぁ、リスクを落とすか!
投資は生き残ることが大事。下落局面はなるべくやられを少なくしたい。

という人もいれば、

相場がどうであれ動かない
長期的にはプラスのはず。経済や企業は成長する。株価のバタバタした動きは気にしない。

と達観している人もいますし

ここはチャンスだ、買い向かおう!
下げ局面は絶好の買い下がりのチャンス。

という考えの人もいます。


考え方の違い


仮に見通しを共有できても、投資判断は異なる場合があるという話です。

で、実際は見通しを共有できるわけでもなく、みなさんそれぞれ異なる見通しを持っているはずです。

同じような見通しでも投資判断は分かれ、違う見通しならなおさらでしょうね。それに想定している投資の期間も人によって違いますし。

だからこそ相場はおもしろいのかもしれません。

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投資はリスク許容度の範囲内で リスク許容度って何ですか?

投資はリスク許容度の範囲内でやりましょう。リスク許容度を超えるのはダメです。

こういう言葉に、なるほど!と思ったりするのですが、よくよく考えたら「リスク許容度って何?」という素朴な疑問がわきますね。

今回は、リスク許容度について


リスク許容度の範囲内


いま投資しているポートフォリオが、ご自身のリスク許容度の範囲内なのか。

それを判断するには、
1. ご自身のリスク許容度を知っていること
2. 投資しているポートフォリオのリスク・リターン特性がわかること

この2点を把握しないことには、そもそも、投資しているポートフォリオがリスク許容度の範囲内なのかどうか分かりようがないですよね。投資家の要因と、投資資産の要因の両方です。

そもそも1と2はきちんと把握できるものなのか、ですね。

で、仮に、ある時点で、1と2を把握できたとして、それでも問題はあります。


動きます


1.はブレます。動きます。
上昇相場ならリスク許容度は高まり、下落相場ならリスク許容度は低下する。それが自然ですよね。そもそもリスク許容度は数字できちっと決まるものでも、ずっと固定化されるものでもありませんから。

2.もブレます。
10%程度の下落かと思っていたポートフォリオが、実は20%も下落するものだった!
なんてことはありますよね。

予想以上の下落に遭遇すると投資家の不安は高まり、リスクに対して許容度が落ちます。そんな中、ポートフォリオのボラティリティが大きくなるので、コップが小さくなるのに入ってくる水の量が増えるようなものですから、まあ、あふれちゃうわけです。


もう少し考えましょう


ここではリスク許容度を「損失に耐えられる度合」とします。

で、ここで一つ仮定を入れます。

相場の将来は読めない。

私は将来予測をあきらめてはいませんが、投資の指南本には相場の将来は予想できないとするものもあります。ここではその説に従って考えましょう。


ポートフォリオのリスク


将来のリターンが予測できないとするなら、当然のこととして、どのくらいの損失になるかも予想がつかないわけです、ね。

となると、投資家の問題として、損失に耐えられる度合が20%と固まっていたとしても、ポートフォリオの問題として、どのくらい下落するか、どのくらいの損失になるかは予想がつかないわけです。

だから不安になるんですよね。

将来のリターンが予測できない=どのくらいの損失になるかも予想がつかない

となると、必然的な疑問として

どのくらいの損失になるかも予想がつかないのに、いまの投資が「リスク許容度の範囲内」であるかどうかを、どうやって把握すればいいの?という疑問がわきます。

過去のボラティリティの水準?

過去の実績は将来を保証しないですよね。リターンは予測できないけど、リスクの大きさは信じられるってのも都合の良い解釈ですし。


まとめ、のようなもの


リスク許容度を、ポートフォリオ理論的に効用関数のリスク回避係数で考えても、実践的に損失の耐久度として考えても、どちらにしても次の疑問が残ります。

1. リスク許容度って何なの?

2. 投資家の心も動くし、投資対象のボラティリティも変化するのに、どうやって自分の投資がリスク許容度の範囲内なのかを把握するの?

3. リターンが予測できないならどのくらいの損失になるかも予想がつかないわけで、それでどうやって自分の投資がリスク許容度の範囲内なのかを把握するの?

私自身はリスク管理は大事だと思っています。ただ、どうも「リスク許容度」って言葉はよくわからないです。それは私がリスク許容度を気にしないで投資して、買いたいときに買い、売りたいときに売るスタイルだからかもしれません。(^^;)

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日曜日は、にゃんこの日 肉球あり

最近は寒いですねー

相場のバタバタよりもこの寒さの方がこたえます。

まあ、それはそれとして、今回は息抜きの猫写真です。(=^・^=)


もふちゃんの肉球


仲良しになりつつあるモフちゃんです。

猫の肉球!

モフちゃん 小黒とら

絵に描いたような肉球です。


キリッとした顔


くつろぎポーズに続いて、キリッとした顔です。男前ですね。

モフちゃん 小黒とら


おまけ


鳥も撮りました。

カモメです・・・かね。ちょっと自信ないです。

モフちゃん 小黒とら

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日経平均はどこまで下がるか

ドラギマジックで欧州と日本で金融緩和の期待が高まり、金曜日は爆上げしました。

上がったのでほっとしている人もいれば、持続性に懐疑的な人もいるでしょう。私は懐疑的な見方です。日欧とも既に十分な緩和をしているので、追加緩和の効果は限定的だろうと思ってます。

で、今回は、日経平均はどこまで落ちるかについて


考え方の整理


株価=EPS×PERで考えます。

EPS(Earnings Per Share)は、一株当たり利益のことです。
PER(Price Earnings Ratio)は、株価収益率のことです。

ざっくり言うと、EPSは利益なので企業業績です。企業側の要因です。

一方、PERは投資家がどのくらいの倍率で株価を評価するかという値です。投資家側の要因です。投資家が強気ならPERの値は大きくなり、弱気なら小さくなります。

細かなことを抜きにして、企業側の要因と投資家側の要因でスパっと分けました。まずは大雑把に、株価とEPSとPERの関係をつかみましょう。細かな点は今回は避けます。


株価上昇、下落のメカニズム


株価=EPS×PERでシンプルに考えましょう。

EPSは企業業績です。企業がどんどん利益を稼げば、投資家の評価であるPERが変わらなくても株価は上昇します。

EPS=1,000円で、PER=15倍なら、1,000×15=15,000円の株価。

企業業績が良くてEPS=1,200円になって、PERが15倍で変わらずなら、18,000円の株価です。

実際はEPSが○○円になって・・・というよりは、将来の利益を予想して先回りするんですけど、ポイントは企業の業績が良くなれば(良くなる期待が高まれば)、株価は上がるということです。逆もそうです。業績が悪化見通しになれば株価は下がります。

過去の日経平均とEPSの推移です。

日経平均 小黒とら


さて、問題はこの先


問題はこの先ですね。

企業業績はどっち向きなのか、です。

まず、株式市場と企業業績の関係ですが、基本的には株式の方が先に動きます。市場は経済を先読みして動きますから。

先ほどの図を見ると、2007年のころは株価(青線)が先に低下し、その後で企業業績(EPS:赤線)が低下したことが分かります。

で、この先。

中国の経済はスローダウンするのは確実でしょうし、その他の新興国もそれほど元気ではありません。企業業績もスローダウン。下手するとこれまでよかった分の反動で、前年比マイナスの利益もありうるのではないでしょうか。

株価が下がると人々は先行きに慎重になります。そうすると企業は投資を控え、家計は消費を抑えるかもしれません。となると企業業績にも悪い影響が出ます。

企業業績がスローダウンすると思うと株価は下がり、下がった株価を見て人は慎重になり、それが企業業績に跳ね返り、それが一層の株安を招く・・・

ニワトリと卵じゃないですけど、株価と企業業績はお互いにループします。


さて、日経平均はどこまで下がるか


さて、日経平均はどこまで下がるかです。予想の前提は次の通り。

いまの日経平均株価から計算します。PERのデータを取ってきて、そこからEPSを逆算した数字を使ってます。過去記事の時とはEPSとPERの水準は違います。

日経平均16,958円=EPS(1,205)×PER(14.07倍)

1. EPSが25%減になって、PER変わらず。
2. EPSが25%減になって、PERが14倍から12倍へ変化

ちなみにPER12倍は、過去10年くらいでは下限に近いです。

さて、試算結果。

1. のケースは、12,700円
2. のケースは、10,800円


さて、どうしますか?


もちろん、将来の予想なのでピタッとは当たらないでしょう。大枠で傾向が当たっていればいいかなーと思ってます。予想が当たる当たらないは、ゼロイチの発想じゃない方がいいです。

まあ、それはそれとして、下がるかもしれないねーという局面を前提に話を進めます。

投資は自分の判断に賭ける営みなので、売らないでどんどん買い下がるという判断に賭けるもよし、いったんある程度売って様子を見るという判断に賭けるもよしです。

あるいは、いったんある程度売って、その分を買い下がりに上乗せしていくのもよしです。

どのやり方がいいかは、一人ひとりの置かれている環境で違ったりします。自分に合ったやり方を探しましょう。


言いたいこと


投資家ひとりひとりの置かれている環境が違うのだから、取りうる最適解も人によって違いますね。

だからある人にとっては、いまの局面はひたすら買い下がるのがよく、別の人にとっては全部売っちゃうのがいいこともあります。

で、重要なのは過去ではなく、いまと将来。

日経平均20,000円の時に売っていれば・・・って、後ろを振り向かない方がいいですね。あ、あと、いまさら遅い・・・とかもそうです。

いったん頭をまっさらにして、この先の経済や企業業績の方向性と、いまの株価水準を考えて、あと、自分の持っている資産の状況を考えて、それで判断するのがいいと思うんです。

後ろを振り向いてとやかく言っても、いまさら遅いと言ってみても・・・

まあ、それはそれとして、

投資なんだから、いまと将来に生きましょうよ。(^^)/

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投資の目線をどのくらいの期間に置くか

デイトレーダーから数十年のバイアンドホールドまで、投資期間はさまざまです。

どれがいいとか悪いとか、優れているとか劣っているとか、そういう問題ではないですよね。自分に合ったやり方を試行錯誤でやればいいんですから。

今回は、どのくらいの目線で相場を見るかについて


日々の動き


今年に入ってからの日々の動きです。

投資期間 小黒とら

今日は大きく上がりました。

日々のボラティリティが高まっています。こういうときは市場参加者の見通しがちょっとしたことでブレやすくなってるんでしょうね。

たとえば欧州でのドラギ発言。欧州で追加緩和があるかも・・・ということで、今日のところは買われた感じです。

でも、欧州も日本も十分な緩和はやってるんですよね。


長めの動き


2010年からの5年の動きです。

投資期間 小黒とら

2015年9月に、1日で1,300円を超える上昇だった日があります。今日は940円の上昇。

上の図ではオレンジで示した部分です。

大きなピクチャーで見ると、9月9日の1,300円も、今日の940円も全体の中に溶け込んでますね。1日に大きく動いたとしても、重要なのは、その後の動きも含めた全体的な方向性だと思います。


経済の減速と日経平均


以前、「日経平均はどこまで下がるか」という記事を書きました 。

株価を動かす要因はたくさんあるのですが、わりと大きな要因は企業業績とリスクの見積もりだと思います。企業業績は企業側の要因、リスクの見積もりは投資家側の要因ですね。

投資家がリスクの見積もりを変えると、ファンダメンタルズが悪くない(企業業績が悪くない)のに株価が下がることはあります。

で、この先、企業業績は慎重に見る人が増えそうですし、これだけ市場がバタバタすると投資家はリスクを取ることに慎重になるでしょう。

そうすると、やはりしばらくの間は上値は重たそうですね。


投資のタイムホライズン


投資の期間に話を戻します。

短期的に大きく動くと、目線はどうしても近視眼的になりがちです。

で、こういう時期だから、少し長めの目線で市場と経済を考えてもいいでしょうね。

良い週末を!

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下落局面で頑張らない投資法

今日も弱かったですね。

株式市場は本格的な下落局面入りかもしれません。急ピッチで下げたときの反発上昇はあるにしても、数か月から数年の期間を見通すと、もう少し下がる気がします。

今回は、相場下落時にどうするかについて


下落時の心構え


下落時にどうしたらいいか。

私は中長期的なトレンドが上向きを維持していると思うなら様子見、下向きに変わったと思うならある程度を売却するのがいいという考えです。で、売却した分は下がったら購入に回せばいいんですから。

数年続いた強気相場が終わって、1~2年は続きそうな下落局面に入ったときは、リスクを積み増さない方がいいと思ってます。局面判断は難しいし、外すことはありますけどね。

ただ、下落時の心構えに絶対的な正解があるわけではないので、いろんな情報から自分に合ったやり方を模索するのがいいと思います。


下落時に頑張らない投資法


で、今回は一つの考え方として、「下落時に頑張らない投資法」を紹介します。

前回記事「強いものが生き残るのではなく、環境に適応したものが生き残る」の概念を使って、下落時に頑張らない投資法を「適者の戦略」、一般的なドルコスト平均法を「強者の戦略」として見ていきます。

下落時に頑張らない投資法=適者の戦略(f:fit)
一般的なドルコスト平均法=強者の戦略(s:strong)

相場環境の前提は、この先、2007年以降の相場を繰り返すとしたら・・・です。過去記事「積立投資は、肉を切らせて骨を断つ戦略だと思います」と同じ前提です。

一般的なドルコスト平均法(s戦略)は、2015年12月末から投資します。
下落時に頑張らない投資法(f戦略)は、下落の3年間をやり過ごして、2018年12月末から投資します。

試算図は以下のようになります。

下落相場の心得 小黒とら


下落時に頑張らない投資法


下落時に頑張らない投資法(f戦略)は、一番のボトムを見て、そこから上昇してきた局面を見て、

そんじゃ、そろそろやるか。

という感じです。

一番おいしい時期(最安値)をあえてやり過ごしたとしての試算です。

で、ここが大事なんですけど、

3年間やり過ごしている間に、3年分の投資額はちゃんと預金に積んでいたってことにします。それを原資にしての参戦です。

つまり、先ほどの単価を試算したときの前提は

一般的なドルコスト平均法(s戦略)
=毎月5万円をコンスタントに投資。
=5万円×96か月=480万円。

下落時に頑張らない投資法(f戦略)
=2015年12月末からの3年間は、毎月ゼロ。
=2018年12月末からの3年間は、毎月10万円。
=その後の投資は、毎月5万円。
=10万円×36か月+5万円×24か月=480万円。

投資期間は違いますが、最終的な投資額は同じになります。

下落時に頑張らない投資法(f戦略)のポイントは、投資を休んでいた3年間に貯めた預金を、2018年からの3年間に「上乗せして」投資する点です。


さて結果


まずは損益の実額で見てみましょう。

下落相場の心得 小黒とら

次に、投資元本に対する損益率です。

下落相場の心得 小黒とら

結果としては、下落時に頑張らない投資法(f戦略)の方がいいです。含み損の出方も小さいです。

2023年末時点の損益額とリターンは、

一般的なドルコスト平均法(s戦略):260万円(+53.6%)
下落時に頑張らない投資法(f戦略):334万円(+68.2%)


自分に合ったやりかた


一般的なドルコスト平均法(s戦略)でも、下落時に頑張らない投資法(f戦略)でも、自分に合ったやり方でやるのがいいですよね。

ドルコスト平均法は一般的な手法です。悪くない方法だと思いますが、意外とタフな方法です。そのやり方が合っている人もいればそうでない人もいるはずです。

下落時に頑張らない投資法はひと手間、ふた手間かかりますが、下落の不安が高いときに気分的に楽な方法です。そのやり方が合っている人もいればそうでない人もいるはずです。

どういうやり方が自分に合っているのか。

そういう視点で投資法を考えてみてはいかがでしょう。

何が正解かではなく、何が自分に合っているか、ですね。

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