トルコの憲法改正案の賛成多数に思うこと

トルコでエルドアン大統領の権限を強化する憲法改正案が、賛成多数で可決されました。
[外部記事]

賛成票は51.5%です。まさに僅差での勝利です。

今回は、トルコのニュースについて


トルコとシリア


トルコの隣国はシリアです。

シリアの難民はトルコ経由で欧州に向かうことが多いです。トルコはシリアの政情不安の影響を受けています。その裏にはロシアやイスラム国の存在もあります。

トルコは自国にはクルド人問題もありますし、クーデター未遂事件を起こしたとされるギュレン教団との緊張もあります。

けっこう複雑な問題を抱えていますね。


トルコ国内での分断


賛成票は51.5%。

イスタンブールやアンカラの都市部では反対票が多数でした。都市部は反対、地方部は賛成という構図ですね。しかも賛否は拮抗しました。

国内で分断が起こるのではないかなと思います。


治安重視にシフト


トルコの政治形態の変化は大統領の独裁制を強めるものですが、世界や日本に与える影響はそれほど大きくないかもしれません。

ただ、アジアとヨーロッパの架け橋で、イスラム国でありながら世俗的で、民主主義的でもある、ある意味ではハイブリッドな国だと思うんです。

そんなトルコが強権的で独裁的な方向に舵を切りました。

世界の動きがキナ臭くなって、内向きで治安重視になっていることの表れかなと思います。


ニュースバリュー


トルコのニュースは扱いがそれほど大きくありません。

朝鮮半島のキナ臭さの方が切迫してますしね。

北朝鮮の核実験は、やるかやらないかの問題ではなく、いつやるかの問題だという識者もいます。中国の影響力が低下しているのは、裏を返せばそれだけ北朝鮮が暴走気味ということでもありますね。

日本政府は本格的に半島有事に備えているようですし。

日米や中国の動きが慌ただしくなる一方で、韓国は当事者能力を低下させてます。連日、メディアが北朝鮮を取り上げるのは当然ですね。

北朝鮮問題はトップでいいと思うのですが、トルコの政治体制の変化も、それなりに掘り下げて取り上げるべきニュースだと思うのです。


思うこと


トルコの政治体制の変化は、EUとの関係にも影響しそうです。

なんとなくですが、世界的な動きが変化しつつあって、それは統合、グローバリズムというこれまでの流れとは逆向きの、分断や自国優先主義への動きなんでしょうね。

振り子が振れながら、落ち着きどころを探っているところなんでしょうか。

世界の動きは複雑さを増しそうです。

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3234:

こんにちは

個人的には権力集中は避けた方が良いと思いますが、
テロが頻発の恐怖感により僅差ながら可決しましたね。
少し嫌な流れだと思います。

2017.04.18 12:46 yazirobe777 #- URL[EDIT]
3235:

※3234:yazirobe777さん
そうですね。投資も権力も、適度に分散されている方がいいですね。
テロ対策、治安維持と民主的な政治は両立しにくいのかなと思ったりします。

2017.04.18 23:22 小黒とら #j72wRO66 URL[EDIT]

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